プロジェクトとセンター

情報科学部では、所属研究室や所属学科の枠を超え、さまざまなな専門分野を持つ学生や教員が集まって組織したプロジェクトやセンター組織がたくさんあります。これらは正課の授業科目とは切り離されてそれぞれの到達目標に向かって活動を行いますが、これらの活動に参加することで卒業研究や修士論文の題材を発見したり、それらの遂行に必要な基礎能力を身につけることができます。

「プロジェクト」は比較的短期間で達成する目標に向かって、複数の研究室や研究室に所属しない低学年次学生などが参加し、実施しています。「センター」は活動のための外部資金獲得を視野に、しっかりとした教員組織を骨格に持って、関連する研究室などの学生が活動に参画します。

プロジェクト

MAGIOT(IT×リアル謎解きゲーム作成プロジェクト)

このプロジェクトではIT技術を駆使してリアル謎解きゲームの謎を作成し、今までにない新しい謎解きゲームのカタチをお届けすることを目指しています。学外のリアル謎解きゲーム制作団体と協力し、学内外で様々な謎解きゲームイベントを開催しています。名前の由来は大阪工業大学の略称である「OIT」とご協力いただいている淡路島ミステリーゲームの略称である「AMG」の6文字のアルファベットのアナグラムです。詳細は、ウェブサイトやXをご覧ください。
関連URL: ウェブサイトX

Oh! IT Channel

大阪工業大学枚方キャンパスの魅力を発信するための、SNS投稿や動画作りを行っている学生プロジェクトです。主に情報科学研究科の大学院生から構成されています。本プロジェクトで作成したコンテンツは、以下のウェブサイトやSNSで公開されています。
関連URL: ウェブサイトYouTubeInstagramX

AIスマートカー学生プロジェクト

公道での⾃律⾛⾏や視覚認識を⾏えるAI搭載ロボットを開発し、「中之島ロボットチャレンジ」や「つくばチャレンジ」といった自律走行ロボットの競技会に参加しています。これらの大会では歩行者や自転車等が往来する中でロボットが障害物を回避しながら所定のコースを自律移動する必要がありますが、「中之島ロボットチャレンジ」では中之島中央公会堂周辺の約500mのコースを完走しています。 開発されたロボットの技術はスマートモビリティの研究や、⼤学発ベンチャー企業「⼤阪インテリジェントロボティクス株式会社」の事業でも活⽤されています。
関連URL: https://www.nakanoshima-rc.jp/index.html

ドローンプロジェクト

国内外のドローンの大会への出場を目指しています。ドローンを屋外で飛行させるにはドローン資格、アマチュア無線などが必要となります。大会に向けてメンバー募集と競技用ドローンの練習を行っている段階であり、夏季休暇には民間のドローン資格を獲得する講習会実施し、3名の学生が民間のドローン資格を獲得しています。また、大阪工業大学における、超サマースクールやドローンプログラミング等もこのプロジェクトが主体となって実施しています。
関連URL: https://www.oit.ac.jp/japanese/juken/chotankyu/

paizaランクチャレンジ

学生のプログラミング能力向上のための大会を開催しています。オンライン学習サイトpaizaにご協力いただき実施しています。paizaのサイトでは、オンライン上でプログラミングを学習でき、またその能力に応じたランクを獲得できます。この大会ではその上位のランクの学生を表彰します。大会レベルは非常に高く、例えばSランクになると社会ですぐに活躍可能と言われています。昨年度、本学からは5名の学生がSランクを獲得しました。
関連URL: https://www.oit.ac.jp/japanese/topics/index.php?i=9804

セキュリティコンテスト

情報処理学会のコンピュータセキュリティ研究会が主催するマルウェア分析コンテストMWSCup(2024.10.23: 神戸国際会議場)に参加しました。MWSCupでは、ハッカソン、マルウェアの静的解析、表層解析、DFIR(デジタルフォレンジック・インシデントレスポンス)の4部門でセキュリティ技術を競います。今年は19チームが参戦し、チームSakanaCushionが総合準優勝に輝きました! またチームBirdStone(学部2,3年生)も初参加ながら7位に入り、全国レベルでの活躍に自信をつけました。コンテストへの参加を通じて、チームで力を合わせることの楽しさや、技術力の向上を実感しました。また、セキュリティ分野におけるさまざまな活動や動向、人の繋がりを知る貴重な機会となりました。今後の益々の成長が期待されます。

Edutainment Programming Project

「市販のゲームを利用した1年生でも参加できるようなプログラミングコンテ スト」(マインクラフトBOTコンテスト)で利用するボットの開発を行う学生プロジェクトです。マインクラフトBOTコンテストでは、大学教育のエデュテインメント(edutainment:娯楽と教育を融合)の試みとして、1年次に修得したC言語の技術を活用して、市販のMinecraft Education Editionで敵を探索して倒すボット(自動実行)プログラムを作成します。本プロジェクトでは、このプログラミングコンテストで利用するためのプログラミング初学者向けのライブラリを、画像処理や学習などを活用し協働して作成します。

コンピュータ設計プロジェクト

本プロジェクトは、学生グループが決められた期間で独自のプロセッサを設計し、コンテスト形式で性能を競い合うものです。各グループは4名程度のメンバーで構成され、提示された命令セットを有した上で、より効率良く命令実行できるプロセッサの設計を目指します。 本プロジェクトはPBLの形を採り、具体的な課題解決に意欲的に取り組むことで、高度な設計技術の修得と共に、グループによる実践的な課題解決能力を修得することを目的としています。

詳しくはWEB MOVIE

大阪工大情報科学部・競技プログラミングチーム

毎年7月に開催されるICPC国内予選に参加し、予選を突破してアジア地区予選出場をはたすことを目標としています。また、有志のメンバーによりプログラミングの技術を学ぶ勉強会を開催するなどし、継続的にプログラミングレベルを向上させる活動を行っています。
2024年7月5日に行われた国内予選には4チーム(1チーム3名)が参加し、結果は、参加363チーム中193位、196位、247位、324位でした。今年度は残念ながら国内予選を突破することはできませんでしたが、次年度以降も参加し、予選突破を目指します。

スマートフォン・アプリケーションデザインプロジェクト

スマートフォンのアプリ開発を通してシステム開発の実践スキルを獲得することを目的とします。学内で定期的に勉強会を実施し、アプリ開発を行っていきます。開発したアプリは学内で展示し、多くの人に評価してもらいます。同時に、対外コンテストへの応募も目指していきます。

つくばチャレンジプロジェクト

つくばロボット特区で、歩行者・自転車・自動車が共存する空間において、指定されたコースと課題をクリアする自律移動ロボットの製作をチームで行う。11月には本走行を迎えるが、それまで、2~3回の実験走行会に参加し、3次元センサの構成技術や地図作成技術などをチームで開発する。

ロボカップ@ホームリーグプロジェクト(オープンプラットフォーム)

生活支援型ロボットの開発を、走行系・把持系・視覚系・音声系・全体制御系に分担し、学生チームで開発を行い、5月の2017年度ロボカップジャパンでの3連覇および7月の世界大会ロボカップジャパンでの入賞を目指して取り組んでいます。

詳しくは【プロジェクトのページ】へ

ソリューションデザインプロジェクト

少子化、育児、独居対策、ゴミ処理など、身近な社会的課題を情報技術を用いてグループで解決を行っていきます。グループは、アプリケーション、デザイン、インタフェースなど異なる才能をもつメンバーで構成し、プロトタイプを構築し、そのプロトタイプをもとに、サービスのクリエイションを行い、ユーザに提案します。ユーザー評価をとおして、サービス開発にフィードバックさせ改善を行います。このようなサービスをプロデュースするスキルを短期間でかつ効果的に開発するために、現役のプロデューサから指南も受ける機会もあります。具体的には、マーケティングスキル、デザインスキル、短期開発スキル、チームビルディングスキルを鍛えようというものです。これらのスキルアップを確認するため、積極的に、アイデアソンやハッカソンへ参加します。

デジタル教材開発プロジェクト"Smart Learning Lab"(愛称:スマラボ)

今年度は、昨年度より始めたVR教材を用いた英語学習を行うイベントを強化していきます。iPod Touch、段ボール製ゴーグル「ハコスコ」を用いたアプリケーションをさらに開発する予定です。

詳しくはWEB MOVIE

ゲームクリエイトプロジェクト

ゲームクリエイトプロジェクト(GCP)は、個人やチームでゲーム制作を行います。ゲームを制作するために、PDCAサイクルを何度も繰り返し、「考える、やりきる、振り返る」力を身につけ、ゲームを完成させることで「ユーザに遊んでもらいフィードバックを得る」経験をすることができます。ユーザを楽しませるためのゲーム制作を通じて、「人を知ること」「わかりやすく魅力を伝えること」など、社会に出ても使える実践的なスキルを身につけることができます。

詳しくは【プロジェクトのページ】へ

センター組織

ヒューマンロボティクス研究開発センター

介護、リハビリ支援、高齢者や身体障害者の生活支援などの場面を想定し、人間と共生できる生活支援型ロボットの要素技術やサービスプロトタイプの研究開発を行っています。ロボット製作を通じてモノ造り実践教育の役割も果たしています。

可視化ソフトウェア開発センター

そのままでは直接見ることができない様々な事象や現象を、画像処理やコンピュータ・グラフィクス、数値解析の手法を使って解析、再構成することで、視覚や触覚を通じて「可視化」するソフトウェアの開発に取り組んでいます。