7月9日 | 日曜日 | | | |
| 9:55 開始 | 松浦 清 Kiyoshi Matsuura | ご挨拶 Greetings
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| 10:00--10:50 | 嘉数 次人 Tsuguto Kazu (大阪市立科学館) | 【45分+5分】近世日本の天文観測機器を考える / On instruments on astronomical observation in early modern Japan (会場)
概要:江戸時代には、多くの観測機器が作られ、実際に観測が行われていたことが知られている。先行研究も数多くあるが、現時点では天文観測史研究は十分進んでいるとは言えず、さまざまな視点からのさらなる考察が必要かと考える。そこで、筆者が現在進めている天文観測機器に関する調査の紹介のほか、いくつかの話題を提供し、今後の天文文化研究会で取り組みを考えてみたい。
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| 10:50--11:10 | 北井 礼三郎 Reizaburou Kitai (立命館大学) | 【15分+5分】幕末期の彗星の測量精度 / Accuracy of comet position measurements in the end of Edo period (会場)
概要:クリンカーフーズ彗星、ドナティ彗星、テバット彗星の位置測量が、土御門家・江戸天文方・間家において実施された。それらの位置測量の精度を比較した結果を紹介する。
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| 11:10--11:30 | 岩橋 清美 Kiyomi Iwahashi (國學院大學) | 【15分+5分】幕末期の彗星観測に見る土御門家の天文認識 / Astronomy of the Tsuchimikado family seen in comet observations at the end of the Edo period (会場)
概要:國學院大學所蔵土御門家記録をもとに、クリンカ-フーズ彗星やドナティ・ドナティ彗星が土御門家およびその周辺の人々にどのように認識されていたのかを分析します。本報告は北井報告をうけて、文系・理系双方の視点をもって研究することの有効性についても考えます。
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| 11:30--11:50 | 玉澤 春史 Harufumi Tamazawa (東京大学/京都市立芸術大学) | 【15分+5分】オープンデータとOCRで天文記録をどこまで補完できるか / To what extent can open data and OCR supplement astronomical records? (会場)
概要:現代のオープンデータと崩し字OCRを使用すると、既知の天文現象記録も再度検討することが可能である。テストケースとして「加茂社記録」のOCRデータを利用報告を行う。
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| 11:50--12:10 | 澤田 幸輝・尾久土 正己 Koki Sawada, Masami Okyudo (和歌山大学) | 【15分+5分】奄美与論島の月にまつわる民間習俗―マックマと二十三夜待から / A study on astronomical knowledge of the Chinese calendar in Yoron Island, Kagoshima prefecture (会場)
概要:与論島を含む奄美地域には、広く旧暦文化が残っている。その中でも本報では、与論島に特異な習俗と思われる「マックマ」の俚諺と二十三夜待に関する祭礼について報告する。
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| Lunch Break | | | |
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| 13:00--13:35 | 竹迫 忍 Shinobu Takesako (日本数学史学会) | 【30分+5分】宣教師による中国星座の同定について /
Identification of the Chinese constellations by Christian missionaries (オンライン)
概要:明末から清初にかけて中国で活動した宣教師たちは、精密な観測を行い中国の星座を同定し、星の数で西洋をしのぐ星表や星図を作成したとされているが、同定の精度は、渋川春海が小型の渾天儀を用い行った同定より遥かに劣るとの評価がある。今回、宣教師による同定方法を解明再現し、その劣った原因が、西洋の星表を統合した星図をもとに同定したためであることを明らかにした。彼らが残した星図や星表は、彼らの観測によるものではなかった。
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| 13:35--14:10 | 真貝 寿明 Hisaaki Shinkai (大阪工業大学) | 【30分+5分】古世界地図と星図に関する未解決問題 / Research topics in the early world maps and the early star charts (会場)
概要:江戸時代に日本に伝えられた世界地図の系譜について,前回の本研究会にて発表した内容についての追加と,日本の星図に関する話題を提供する.Hipparcos衛星のデータを用いて過去の星図と比較することにより,渋川春海は5等星まで,江戸後期には6等星までの星図が存在していたことも報告する.
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| 14:10--14:45 | 井村 誠 Makoto Imura (大阪工業大学) | 【30分+5分】熊楠のミクロコスモスとマクロコスモス / Minakata Kumagusu's Micro-cosmos and Macro-cosmos (会場)
概要:南方熊楠は粘菌の研究で知られているが、その著作活動は広く民俗学・博物学の分野に及び、また当時高野山官長であった土宜法龍との交流を通して、大乗仏教についても深く理解していたようである。本発表では、粘菌の研究や仏教への接近を通して熊楠が見ていた世界(生命観・宇宙観)の一端を垣間見たい。
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| Coffee Break | | | |
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| 15:05--15:30 | 鳥居 隆 Takashi Torii (大阪工業大学) | 【20分+5分】銀河鉄道から見たアルビレオ(仮) / Albireo Observatory seen from the Milky Way Railway (会場)
概要:宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」に登場するアルビレオの観測所は何をモチーフにしているのかを考察します.
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| 15:30--15:55 | 米田 達郎 Tatsuro Yoneda (大阪工業大学) | 【20分+5分】直径の語史とその周辺 / History of the word "diameter" (会場)
概要:直径に関わる表現には、全径・圓径などがある。これらが、江戸時代末から現代に至るまでにどのように関係していたのかを探る。
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| 15:55--16:20 | 横山 恵理 Eri Yokoyama (大阪工業大学) | 【20分+5分】源氏絵における「月」の視覚化 / Visualization of "the Moon" the Genji-Emaki (会場)
概要:『源氏物語』には「月下の垣間見」(橋姫巻)のように、
『源氏物語』本文にも源氏絵(国宝源氏物語絵巻など)にも「月」があらわされる例がある。
これら「月」の視覚化は作品ごとに異なるため、
源氏絵制作者が『源氏物語』本文をどのように享受したのかを考える手がかりになる。
本発表では、特に近世期の源氏絵を取り上げ、「月」がいかに視覚化されたかを検討したい。
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| 16:20--17:00 | 松浦 清 Kiyoshi Matsuura (大阪工業大学) | To be announced (会場)
論考集第2巻の出版に関する話し合い,共同研究などの話し合い.
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| 17:00頃 | | 終了 | |
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| 17:30頃 | | 情報交換会 (会場参加で交換会参加とお申し込みされた方のみ.レストランから弁当を注文する予定です.) | |
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