卒業研究テーマ
『個人の性格によって変化するパーソナルスペースの形状比較』研究概要
パーソナルスペース(PS)とは,個人の身体を取り巻く目に見えない空間領域であり,人はこの空間を持ち運びながら現実空間での社会生活を営んでいる.現実空間でのPSは人が他人との様々な相互作用を持つ時に重要な役割を果たしており,対人場面において無意識のうちにこの空間を変化させることで円滑な対人関係を営んでいる.現実空間でのPSに関しては,「外向的性格の人は内向的性格の人よりPSの距離が短い(@)」という性格差など多くの研究がなされてきた.また,昨今では,セカンドライフやPLAYSTATION Homeなどのメタバースと呼ばれるインターネット上の3D仮想空間が普及し始めており,メタバースにおける対人行動に対する理解を深めることが重要である.しかし,メタバースにおけるPSの研究は少なく,メタバースにおいてユーザの分身となるアバタがもつPSについての存在の有無に関する研究はまだ初期段階である.
そこで本研究では,メタバースにおける身体性の重要性を示すことを目的とし,@で示された現実空間におけるPSの特性がメタバースにおいても同様に見られること,すなわち,『現実空間同様にメタバースでも外向的性格の人は内向的性格の人よりPSの距離が短い』という仮説を立て評価実験を行った.


関連資料
☆梗概(pdf)☆卒業研究発表スライド(pdf)
プロフィール

名前 村田 誠弥
趣味
映画鑑賞好きな映画
リアル・スティール, グラン・トリノ,マジックアワー などなど一言
寂しがりやの孤独好きです。この1年で精神的に強い男を目指します!