情報技術の高度なスキルと、グループワークで
培った協調性を発揮して、社会をもっと豊かに
高校1年生の頃にプログラミングを体験。情報学の奥深さに魅了された私は、プログラミングはもちろん、関心の強かった画像処理技術も学べる情報メディア学科に進学しました。
特に技術向上につながったのが、C演習やJava演習などのプログラミング関連の授業です。初めて学ぶことばかりでしたが、エラーが発生すればインターネットで事例を探して原因を追究するなど、課題解決力や粘り強さを得られました。自分の書いたプログラムが初めて動いたときの達成感は、今でも忘れられません。また、「情報メディア演習Ⅲ」も印象に残っています。この授業では、グループで画像認識の技術を用いたシステム開発に挑戦。リーダーとして作業分担や議論の活性化に努めるなかで、協調性の大切さを実感できました。
現在は卒業研究として、最近話題の対話型AIによる「前提知識を考慮した数学の確率問題自動解答の精度向上」に取り組んでいます。数学の問題を自動解答させて、AIの理解できている範囲を分析し、足りない知識(=前提知識)を補いAI の解答の精度を高めることが目的です。結果を出すのは大変ですが、毎週先生にフィードバックをいただいたり、研究室の仲間からアドバイスをもらいながら調整を続けています。
課外活動では、就職活動に向けて経験を積むために、「ソーシャル・オープンイノベーションチャレンジ(ソイチャレ)」に挑戦しました。チームで取り組むアイデアコンテストで、「大阪の水辺の活性化」を実現する解決策を検討。「水の回路を体験できるイマーシブ映像システム」を提案し、アイデア賞をいただきました。情報系の知識が地域課題の解決に役立つこと、また、1つのひらめきがさらに多くのアイデアに広がっていくことを実感する、良い機会になったと思います。
内定先では、自動運転システムを扱う部署へ配属される予定です。大学で得た画像処理技術やAI技術、また、グループワークで培った協調性を活かしながら、社会をもっと豊かにしていけるように仕事に取り組んでいきます。