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: まずは一桁の足し算 : 数は2進数だけあれば十分 : 数は2進数だけあれば十分

すべての計算は足し算(と負の数の表現)でできる

加算と負の数の表現ができれば、

\begin{displaymath}
a-b=a+(-b)
\end{displaymath}

として、減算が計算できる。プログラムを組むことで

\begin{displaymath}
a\times b=\underbrace{a+ a+\cdots+a}_{b回}
\end{displaymath}

とすれば乗算ができるし、

\begin{displaymath}
a+(-b)+(-b)+\cdots
\end{displaymath}

を0になるまで繰り返して、回数を数えれば除算ができる。

その他複雑な関数も適当に級数展開すれば大抵除算乗除で計算できる。 したがって、あらゆる計算は足し算と適当なプログラムでできる と言える。1つ前のスライドの結論と合わせると、 コンピュータに必要な演算機能は

であると結論できる。だから何としても足し算回路だけは、欲しい。



Hiroyuki Kobayashi 平成19年5月23日