next up previous
: ここまでのまとめ : 数は2進数だけあれば十分 : まずは一桁の足し算

そして、full adder

一桁の足し算ができたら、これを並べれば何桁の足し算でもできそう…と 思ってちょっと考えてみる(図4)。

図 4: 3桁の足し算の筆算
\includegraphics[width=.6\textwidth]{binadd3.eps}
今回は桁上がりが発生するので第1桁目(中央)と第2桁目(左)の部分は 3つの数の和を求める必要がある。下の桁からの桁上がりを c_in として 真理値表を書くと表2のようになる。


表 2: 2進数一桁の足し算(full adder)
x y c_in s c
0 0 0    
0 0 1    
0 1 0    
0 1 1    
1 0 0    
1 0 1    
1 1 0    
1 1 1    

これを回路にするには図5のようにすればよい。 本当にそうなっているかあとでゆっくり確認すること (たぶんエレクトロニクスIでもやるはずであるが)。
図 5: 全加算器(full adder)
\includegraphics[width=.9\textwidth]{fulladder.eps}



Hiroyuki Kobayashi 平成19年5月23日