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学生相談室STUDENT COUNSELING

【学生相談室コラム】学生相談室だより(おおよど272号2020年10月掲載)

2021年4月26日

  • 「無理をせず、自分らしさを大切に」 「無理をせず、自分らしさを大切に」

「あなたはどっち派?」

 厳しい自粛期間を経て、現在は「新しい生活様式」を取り入れて、試行錯誤しながら皆さん過ごされているかと思います。このように、通常の生活を制限されていることを、皆さんはどう感じていますか?もちろん、現在のような普通ではない状況下においては、多かれ少なかれ誰もがストレスを感じますが、それでも人によって感じ方は随分異なります。
 人と会うのが大好き!外で思い切り活動したい、という人にとっては、制限付きの生活が続くことが非常に大きなストレスとなります。他方で、以前から引きこもりがちだったり、人と会うのがおっくうだった人は、「人間関係を持とう」「外出した方が良い」という(何となく感じる社会からの)プレッシャーがなくなり、かえって精神的に楽になった、という話も耳にします。
 刻々と状況の変化する現在では、どちらのタイプの人でも、それぞれに違ったストレスがかかります。その時々の自分に合ったストレス対処法や楽しみ方を見つけて、何とか乗り切って欲しいと思います。
 
学生相談室カウンセラー 大谷 真弓


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「空を見上げてみませんか」

 昨年公開された新海誠監督の映画『天気の子』を見てから、空が気になっています。映画のストーリー自体も心に残るものがあり、RADWIMPSの音楽も素敵でしたが、映画の中で描かれる様々な空模様は本当に美しく感動的でした。それまで、天気予報は毎日気にしていても、実際に空を見上げることは少なかったのですが、映画を見て以来、空に目を向けることが増えました。
 時に虹を見つけて嬉しくなったり、時に雲の間から差し込む神々しいほどの光に出会って心震えたり。刻一刻と移り変わる雲の動きや太陽の輝きを見ていると、空も大地も動き、生きているのだと実感します。それに、壮大な空を前にすると、自分が大自然の中のごく小さな存在であることに改めて気づいたりもします。
 日々を過ごしていると、疲れたなぁ、嫌だなぁと思うこともたくさんありますよね。疲労や不満がたまると心に余裕がなくなり、目の前の問題にとらわれてしまいがちです。そんな時は少し視線を上げて、空に目を向けてみませんか。自然を感じてリフレッシュできたり、素晴らしい光景に出会えたり、時には空を通して何か新しい発見があるかもしれません。

学生相談室カウンセラー 重田 智