大阪工業大学

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大学紹介 学長からのメッセージ

学長からのメッセージ

学長井上晋の画像
学長
井上 晋 Inoue Susumu

次の100年に向けて新たな挑戦
~未来を築く人材の育成を~

大阪工業大学は、1922年にその前身である関西工学専修学校が、「世のため、人のため、地域のため、理論に裏付けられた実践的技術をもち、現場で活躍できる専門職業人を育成する」という建学の精神に基づき創設されて以来、社会・時代の要請に応え、新しい知的・技術的創造を目指す開拓者精神にあふれた専門職業人を育成することに努めてきました。
2022年度に学園創立100周年を迎え、2023年度から次の100年に向けた第一歩として、2037年度までを射程する新たな基本構想「J-Vision37」を策定し、教育・研究活動の更なる充実を目指しています。

本学では「卒業時の質保証」に力を入れています。文部科学省の大学教育再生加速プログラム(AP)に採択され、社会的要請への適合に向けた先駆的なモデル事例として大きく評価(S評価)されて以降、ミニマム・リクワイアメント(最低限修得すべき資質・知識・能力)の明示や学修成果の可視化(ディプロマ・サプリメントシステム)など、本学独自の自律学修支援制度の更なる充実を図っています。

また、英国の高等教育専門誌「Times Higher Education(THE)」が発表する「2021年世界大学ランキング」に初めてランクインし、今年度発表された2025年ランキングにおいても5年連続のランクインを果たしました。これは、教育・研究環境・研究の質・産業界・国際性という5分野での実績が高く評価されたことを意味しています。

さて、近年のデジタル技術の発展は目覚ましく、あらゆる分野でその技術が応用されています。社会全体がSociety5.0の実現に向けて動き出し、IoT、ロボット、AIやデータサイエンスなどの最先端の技術と知識を駆使して社会に貢献できる人材を育成することがこれまでにも増して重要となってきています。
本学は、工学部ロボティクス&デザイン工学部情報科学部知的財産学部を有していますが、2025年度に新たに開設された情報科学部実世界情報学科の教育リソースも活かして、既に全学展開している「数理・データサイエンス・AI教育」をさらに充実させています。
学部間の有機的繋がりをさらに深め、Society5.0の実現に必要な「技術革新や価値創造の源となる飛躍知を発見・創造する人材、それらの成果と社会課題をつなげ、プラットフォームをはじめとした新たなビジネスを創造する人材(文部科学省Society5.0に向けた人材育成に係る大臣懇談会資料より抜粋)」の育成に努めています。

教育研究環境の拡充も図っています。情報科学部では、国内最大規模の実証実験施設「DXフィールド」を2025年に開設しました。AIやソフトウェアで制御されたドローンやロボットによる物流、農業、防災分野などでの社会応用実験、大規模なXRシステムの研究開発が可能です。同じく2025年度にスタートした「実世界情報学科」では、情報技術で現実世界の課題解決をめざす人材を養成します。大宮キャンパスを拠点とする工学部生命工学科では、「臨床工学技士養成コース」を開設しました。医学と工学の両面を兼ね備えたいのちのエンジニア、医療機器のスペシャリストを輩出します。梅田キャンパスのロボティクス&デザイン工学部では、「OIT esports Digital Area」を開設し、esportsを通じた課外活動や企業との交流を実現しています。エヌビディア合同会社との連携協定を締結し、本学との合同による新たな教育プログラムもスタートしています。

異常気象を含む様々な自然災害など、人々を取り巻く環境にも日々変化が生じています。このような状況のもと、学生諸君には、自らが考えるとともに、他人の考えを聞き、協働できる力が要求されていると言えるでしょう。本学では授業や研究だけでなく、様々な活動を通じて自己研鑽を積むことができるような体制をさらに整備していく所存です。
関係各位のご理解とご支援をお願い申し上げます。
(2025年4月1日)

学長プロフィール

氏名 井上 晋(いのうえ すすむ) 学長歴 2期目〔任期:2023年11月1日~2025年10月31日(2年間)〕
学位・専攻 博士(工学)<京都大学>・コンクリート工学 出身 京都府
研究室 工学部 都市デザイン工学科 コンクリート構造学研究室 生年月日 1959年5月28日

略歴

項目 期間 内容
学歴 1982年3月 京都大学工学部交通土木工学科卒業
1984年3月 京都大学大学院工学研究科交通土木工学専攻修士課程修了
教育歴 1984年4月~1995年3月 京都大学工学部助手・講師
1995年4月~2002年3月 大阪工業大学工学部助教授
2002年4月~現在に至る 大阪工業大学工学部教授
学園内での主な役職経歴 2010年4月~2015年10月 大阪工業大学八幡工学実験場長・構造実験センター長
2015年11月~2019年3月 大阪工業大学工学部長・大学院工学研究科長
2019年4月~2021年10月 大阪工業大学教務部長
学外の主な活動 2007年4月~現在に至る 土木学会コンクリート委員会常任委員会委員
2013年5月~現在に至る プレストレストコンクリート工学会理事(2019年5月~2021年5月:会長)
2015年4月~現在に至る 阪神高速道路総合評価審査委員会委員
2016年5月~現在に至る 国土交通省近畿地方整備局新技術活用評価会議委員(2019年5月より副議長)
2018年11月~現在に至る 大阪市高速電気軌道土木技術委員会委員
2020年4月~現在に至る 西日本高速道路関西支社技術アドバイザー