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工学部 電気電子システム工学科Department of Electrical and Electronic Systems Engineering

学科長メッセージ

工学部 電気電子システム工学科長

見市 知昭 Miichi Tomoaki

電気電子の今を知り、明日を拓く先駆者に

電気・電子工学はめざましい発展を遂げており、専門分野は多岐にわたります。本学科では、低学年次に専門分野に必要な基礎学力を身に付け、さらに高学年次では、プラズマを用いて新技術を開発する・電力を変換し無駄なく利用する・ロボットを含めたシステムを思い通り動かす・半導体新材料とデバイスを研究する・集積回路を設計製作するといった最新の研究領域を選択して学びます。このように電気・電子の「今」を知り、「明日」を拓く学問を習得することで未来を支える人材を輩出していきます。

Feature特長

  1. ESクラス

    ESクラスは電気電子システム工学科の研究活動重視型教育プログラムです。1学年10人程度の編成で、1年次からのマンツーマン指導、独自実習プログラム、3年次前期からの研究室早期配属、4年次での大学院科目先取り履修など、ハイレベルな研究者育成を目指す特別クラスです。

  2. 環境に配慮した工学教育

    電気電子システム工学科は、幅広い電気電子工学の分野の中で『エネルギー・電機システム』、『システム科学』、『エレクトロニクスデバイス・通信デバイス』の3分野を得意としています。特に地球環境に配慮した工学教育(卒業研究+関連講義)が充実しています。

  3. 電気主任技術者の資格の認定学科

    電気主任技術者の資格に関して、経済産業大臣からの認定を受けています。これにより在学中に所定の単位を取得し卒業後に実務経験を積んだ人は、無試験で資格を得ることができます(無認可校を卒業した場合、資格取得のためには電気主任技術者試験を受験し合格する必要があります)。

  4. 導入教育の充実

    電気電子工学の専門知識の習得に必要な基礎学力の向上のため、またエンジニアとしての素養を身に付けさせるために、1年次に「電気電子システム入門」、「電気数学」、さらに3年次に「電気電子システムPBL」を開講して、「少人数教育」や「ものづくり教育」を実施しています。また、1年次前期開講科目の電気回路Ⅰ、電磁気学Ⅰ(必修科目)では、2017年度から後期に再履修クラスを実施し、専門の入口で戸惑わないように手厚く学生をサポートします。

就職に強い学科(本学トップクラスの求人件数)

電気電子システム工学科の卒業生は、14,000余名となり、産業界において技術者・研究者として、各業種分野の第一線で幅広く活躍しています。進路指導には、学科長と就職担当教員を主軸として、卒業研究の指導教員が全面的にバックアップして、就職および進学をサポートしています。

主な就職先(2024年度3月卒業生)

関西電力(株), 関電ファシリティーズ(株), 住友電設(株), 南海電気鉄道(株), 京阪電気鉄道(株), 近畿日本鉄道(株), 阪神高速道路(株), 西日本高速道路エンジニアリング(株), 三菱電機(株), 三菱電機エンジニアリング(株), 三菱自動車工業(株), 立花エレテック(株), 富士電機(株), ローム(株), ニデック(株), SEMITEC(株), フジテック(株), パナソニックインダストリー(株), セイコーエプソン(株), 新コスモス電機(株), (株)東光高岳, TDK(株), 寺崎電機産業(株), (株)SUBARU, 本田技研工業(株), 日本毛織(株), メタウォーター(株), 楽天モバイル(株), (株)竹中工務店, NTTアノードエナジー(株), 奈良市役所

素朴な疑問 なぜ似たような名前の学科が2つあるの?

幅広い電気電子工学の分野

電気電子工学の分野を表す木のイメージ画像
幅広い電気電子工学の分野を1学科でカバーするのではなく、2学科が得意分野で特徴的な教育と研究を行っています。2学科に分けることによって学科ごとの人数が少ない上、1年次の導入教育や必修科目の授業はさらに分割され少人数での教育を行うことができます。

限りなく広がる、電気電子エンジニアのフィールド

ロボット

ロボットのイメージ画像
産業用ロボットや医療用ロボット、身近なものではお掃除ロボットや受付ロボットなど、社会ではさまざまなロボットが実用化されています。ロボットは視覚・触覚などの感覚をつかさどる「センサー」、行動をつかさどる「知能・制御系」、モーターなど運動をつかさどる「駆動系」の3つの要素技術をもつ知能化した機械システムです。
各要素技術に関わる電気電子システム分野の技術には、例えばセンサーと半導体を組み合わせたセンシング(情報の数値化)技術やモーターの制御・信号処理技術、人工知能(AI)による自律学習技術、ロボットの状態を監視する通信技術、位置や姿勢を表現する運動解析技術などがあります。電気電子システム分野はロボットの技術開発の進化・深化に貢献しています。

スマート技術

スマートフォンのイメージ画像
スマート技術とは、機械・装置に情報処理技術を組み込むことで、スマート「smart」(賢い・高性能)に使いこなすことをいいます。センサーに通信機能を追加し、インターネット上で機器の状態が確認できたり、制御ができるIoT(モノのインターネット)もスマート技術の一つです。
スマートフォンを例に挙げると、さまざまな計算処理を行うマイクロプロセッサには集積回路/LSI技術、情報の表示には液晶/有機EL技術、カメラにはイメージセンサー技術、無線(ワイヤレス)通信には無線LAN技術や5G(第5世代移動通信システム)技術などが電気電子システム分野の技術です。電気電子システム分野はICT(情報通信技術)社会発展の基礎を支えています。

電気自動車・リニアモーターカー

自動車のイメージ画像
電気自動車(EV)の誕生はガソリン車より古いものの、航続距離が短く、充電時間が長いことが普及のネックとなっていました。近年、リチウムイオン電池などの二次電池技術、小型で高出力かつ低騒音を実現するモーター制御技術、走行中でも充電が可能にする非接触充電技術など、電気電子システム分野の研究開発がEVの普及を後押ししています。一方、リニアモーターカー(超電導リニア)は超伝導体を用いた電磁石で車体を浮かすことにより時速約500kmの高速走行を実現します。この超電導(特定の条件で電気抵抗がゼロになる現象)技術や、安全な高速運転のための交通システム制御技術、車内の照明をワイヤレスで給電する非接触給電技術などで電気電子システム分野の技術が活用されています。

発電・環境技術(エネルギー)

送電塔のイメージ画像
近年、太陽光発電や風力発電,バイオマスなど再生可能エネルギーへの期待が高まりつつあります。電気電子システム分野はこれらの再生可能エネルギーによる発電技術のほか、原子力や火力発電のような大規模発電技術や発電所から家庭・オフィスへ効率的に送電するための電力変換・電送技術(パワーエレクトロニクス)などで社会インフラを支えています。一方で、低炭素化社会の実現にはグリーン・イノベーション(エネルギー・環境分野の技術革新)の推進が重要ですが、電気電子システム分野ではスマートグリッド(情報通信技術で最適化した送電基盤)の実用化が進められています。また、プラズマの高い殺菌力を活かした水処理技術や排ガス処理技術などはSDGs(持続可能な開発目標)を達成へと導きます。

生活家電・医療システム

テレビのイメージ画像
テレビや洗濯機など生活家電の利便性は電気電子システム分野の技術の進化により向上します。テレビはブラウン管からフラットパネル(液晶・有機ELなど)、照明は白熱灯・蛍光灯からLED(発光ダイオード)へ進化しました。これらの生活家電や設備機器の電力消費量をICT(情報通信技術)で最適化するスマートハウスも普及しつつあります。
医療システム分野では介護・医療用ロボットやレーザーメスなどのレーザー医療技術、MRI(磁気共鳴イメージング)などの計測・画像化技術、プラズマを用いた滅菌技術など、電気電子システム分野の技術があらゆる場所で応用されています。

研究室

本学科では、4年次の卒業研究において5つの研究系を設定しています。研究系とは複数の研究室の集団であり、合同の発表会などを通じて関連する研究分野における理解を促進します。

エネルギー科学研究系

プラズマを活用して、新エネルギーを創造したり、有害な物質を分解する新技術を開発しています。

電機システム研究系

電気を「作る」・「送る」・「変換する」技術に関する研究を行います。例えば、太陽光発電、風力発電で発電された電気を家庭で使えるように変換します。また、リニアモータや電気自動車のモータなどを制御します。

通信デバイス研究系

環境にやさしい低消費LSI設計やシリコン高周波集積回路の開発を行います。

半導体エレクトロニクス研究系

フレキシブルな太陽電池、透明なディスプレイ、パワー半導体などの開発を行います。

システム科学研究系

生物の学習機能を科学したり、システムの最適化や「やわらかい」ロボットの開発を行います。

Facility施設紹介

  • 「大宮」にそびえ立つ
    インテリジェントキャンパス。

    最新のハイテク機器を備えたインテリジェントキャンパスでは、9学科の学生が学んでいます。最先端の研究に専念できる環境で、一人ひとりがゼロからひとつのものを作る技術と知識を身につけます。

    大宮キャンパスの画像
  • E LAB(イーラボ)

    E LAB(イーラボ)では、15万ボルト以上の高電圧を発生するインパルス発生装置を用いて電害に関する実験を行えます。学生実験にも活用されており、机や椅子を自由に配置できるフレキシブルな空間は、研究発表やPBLなどの多様な学習活動の場としても機能しています。

    Eラボの画像

Contactお問い合わせ・アクセス

大宮キャンパスの画像

工学部 電気電子システム工学科 事務室大宮キャンパス4号館4階

Tel:06-6954-4228
Fax:06-6957-2133

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