科長メッセージ
Feature特長
「リベラルアーツ」とは、考え学び続ける知恵や指針を与える総合的な知です。
数学や物理学といったリベラルアーツの土台の上に築かれた工学の専門知をしっかり学ぶのはもちろんの事、並行して文理の枠を超えた多面的なリベラルアーツを身につけることで、“専門性に立った教養人”としてこれからの社会に貢献する人材を育成します。
工大のリベラルアーツの一端を担う一般教育科は、1年次から学んでいく5分野の科目群(工学の基礎)を中心にリベラルアーツ教育を展開し、皆さんに未来に向かって考え学び続ける知恵と指針を与えたいと考えています。
-
数学
数学研究室は、7名の教員で構成されています。
スタッフの専攻分野は、整数論、解析系、位相幾何学、可換環論、代数幾何です。工学全般の数学に関する基本的な分野について、論じることができる体制です。主に1、2年次の「工学の基礎」、「数理科学と教育」の科目を担当していますが、専門科目に関わる数学的な内容の質問にも対応しています。 -
物理
物理研究室は、物理の理論を研究する4名の教員で構成されています。スタッフの専攻分野は、素粒子物理学、原子核物理学、宇宙物理学です。工学全般の物理に関わる基本的な分野について、論じることができる体制です。主に1、2年次の工学の基礎・数理科学と教育の科目を担当していますが、専門科目に関わる内容の質問にも対応すべく準備しています。
-
応用物理
応用物理研究室は、実験系の物理研究室です。
3名のスタッフの専攻分野は物性物理で、光物性や半導体物理を専門としています。担当授業科目は物理学実験などです。物理学実験では、受講する学生が、コミュニケーション能力に長けた豊かな人間力を備え,自立したエンジニアとなるために、基本的な実験技術や物理の知識を身につけることを目標としています。実験レポートの作成方法を習得するとともに、自分の考えをまとめる能力を身に付けます。レーザー光による光の実験、複振り子の慣性モーメントの測定、ばねを用いた単振動の実験、水熱量計による熱の仕事当量の測定、地球磁場の測定などのテーマがあります。 -
生物科学
私達人間を含む生命は、地球上に現れてから約40億年経つと推定されています。その長い歴史の中で、様々な環境の変化が生じましたが、生命は絶えることなく続き、現在の多種多様な生物につながっています。どのようにして生命が始まったのかについては、まだはっきりとわかっていませんが、生物をかたち作る分子の研究が進み、作物や私達人間自身を、その設計図である遺伝子から作り変える技術が発達しています。
そのような技術を何のために、どのように使うかは私達の選択にかかっており、地球の生物の未来につながっています。 -
地球科学
これからの工学系技術者は「地球的な視野」を持ち「持続可能な発展」を考えられることが求められます。「地球的視野」の獲得にはまず地球自身の理解が大前提となります。地球科学では地球を地圏、気圏、水圏などからなるシステムとして包括的に理解します。また、「持続可能な発展」とは地球の未来について考えを及ばせることです。このためには地球が過去に遡ってどのような歴史を経て今日に至ったかを知る必要があります。
地球科学ではこれらを念頭にできるだけ興味深く「地球」について学んでいきます。
Contactお問い合わせ・アクセス

一般教育科事務室大宮キャンパス5号館2階
受付時間:平日9:00〜17:00
夏期・冬期休業期間中のお問い合わせには、回答にお時間を頂く場合があります。