大阪工業大学

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大学紹介 教育理念・方針

目次

  1. 建学の精神
  2. 教育の理念と方針
  3. 大学・大学院の目的、教育研究上の目的
  4. 学部・大学院 アドミッション・ポリシー
  5. 工学部 アドミッション・ポリシー
  6. 都市デザイン工学科
  7. 建築学科
  8. 機械工学科
  9. 電気電子システム工学科
  10. 電子情報システム工学科
    (旧:電子情報通信工学科)
  11. 応用化学科
  12. 環境工学科
  13. 生命工学科
  14. ロボティクス&デザイン工学部 アドミッション・ポリシー
  15. ロボット工学科
  16. システムデザイン工学科
  17. 空間デザイン学科
  18. 情報科学部 アドミッション・ポリシー
  19. データサイエンス学科 ★2021年4月開設
  20. 実世界情報学科 ★2025年4月開設
  21. 情報知能学科
  22. 情報システム学科
  23. 情報メディア学科
  24. 知的財産学部 アドミッション・ポリシー
  25. 入試区分別 アドミッション・ポリシー
  26. 大学院 アドミッション・ポリシー
  27. (博士前期課程) 工学研究科
  28. (博士前期課程) 建築・都市デザイン工学専攻
  29. (博士前期課程) 建築・都市デザイン工学専攻【建築学コース】
  30. (博士前期課程) 建築・都市デザイン工学専攻【都市デザイン工学コース】
  31. (博士前期課程) 電気電子・機械工学専攻
  32. (博士前期課程) 電気電子・機械工学専攻【機械工学コース】
  33. (博士前期課程) 化学・環境・生命工学専攻
  34. (博士前期課程) 化学・環境・生命工学専攻【応用化学コース】
  35. (博士前期課程) 化学・環境・生命工学専攻【環境工学コース】
  36. (博士前期課程) 化学・環境・生命工学専攻【生命工学コース】
  37. (博士前期課程) ロボティクス&デザイン工学研究科 ロボティクス&デザイン工学専攻
  38. (博士前期課程) ロボティクス&デザイン工学研究科【ロボティクスコース】
  39. (博士前期課程) ロボティクス&デザイン工学研究科【システムデザインコース】
  40. (博士前期課程) ロボティクス&デザイン工学研究科【空間デザインコース(旧:建築デザインコース・プロダクトデザインコース)】
  41. (博士前期課程) 情報科学研究科 情報科学専攻
  42. (専門職学位課程) 専門職大学院 知的財産研究科 知的財産専攻
  43. (博士後期課程) 工学研究科
  44. (博士後期課程) 建築・都市デザイン工学専攻
  45. (博士後期課程) 建築・都市デザイン工学専攻【建築学コース】
  46. (博士後期課程) 建築・都市デザイン工学専攻【都市デザイン工学コース】
  47. (博士後期課程) 電気電子・機械工学専攻
  48. (博士後期課程) 電気電子・機械工学専攻【電気電子工学コース】
  49. (博士後期課程) 電気電子・機械工学専攻【機械工学コース】
  50. (博士後期課程) 化学・環境・生命工学専攻
  51. (博士後期課程) 化学・環境・生命工学専攻【応用化学コース】
  52. (博士後期課程) 化学・環境・生命工学専攻【環境工学コース】
  53. (博士後期課程) 化学・環境・生命工学専攻【生命工学コース】
  54. (博士後期課程) ロボティクス&デザイン工学研究科 ロボティクス&デザイン工学専攻
  55. (博士後期課程) 情報科学研究科 情報科学専攻
  56. 学部 カリキュラム・ポリシー
  57. 工学部 カリキュラム・ポリシー
  58. 都市デザイン工学科
  59. 建築学科
  60. 機械工学科
  61. 電気電子システム工学科
  62. 電子情報システム工学科
    (旧:電子情報通信工学科)
  63. 応用化学科
  64. 環境工学科
  65. 生命工学科
  66. ロボティクス&デザイン工学部 カリキュラム・ポリシー
  67. ロボット工学科
  68. システムデザイン工学科
  69. 空間デザイン学科
  70. 情報科学部 カリキュラム・ポリシー
  71. データサイエンス学科 ★2021年4月開設
  72. 情報知能学科
    (旧:コンピュータ科学科)
  73. 情報システム学科
  74. 情報メディア学科
  75. ネットワークデザイン学科
    (旧:情報ネットワーク学科)
  76. 知的財産学部 知的財産学科 カリキュラム・ポリシー
  77. 大学院 カリキュラム・ポリシー
  78. 大学院 工学研究科
  79. 建築・都市デザイン工学専攻
  80. 建築学コース
  81. 都市デザイン工学コース
  82. 電気電子・機械工学専攻
  83. 電気電子工学コース
  84. 機械工学コース
  85. 化学・環境・生命工学専攻
  86. 応用化学コース
  87. 環境工学コース
  88. 生命工学コース
  89. 大学院 ロボティクス&デザイン工学研究科
  90. 大学院 情報科学研究科
  91. 専門職大学院 知的財産研究科
  92. 学部 ディプロマ・ポリシー
  93. 工学部 ディプロマ・ポリシー
  94. 都市デザイン工学科
  95. 建築学科
  96. 機械工学科
  97. 電気電子システム工学科
  98. 電子情報システム工学科
    (旧:電子情報通信工学科)
  99. 応用化学科
  100. 環境工学科
  101. 生命工学科
  102. ロボティクス&デザイン工学部 ディプロマ・ポリシー
  103. ロボット工学科
  104. システムデザイン工学科
  105. 空間デザイン学科
  106. 情報科学部 ディプロマ・ポリシー
  107. データサイエンス学科 ★2021年4月開設
  108. 情報知能学科
    (旧:コンピュータ科学科)
  109. 情報システム学科
  110. 情報メディア学科
  111. ネットワークデザイン学科
    (旧:情報ネットワーク学科)
  112. 知的財産学部 知的財産学科 ディプロマ・ポリシー
  113. 大学院 ディプロマ・ポリシー
  114. 大学院 工学研究科
  115. 建築・都市デザイン工学専攻
  116. 建築学コース
  117. 都市デザイン工学コース
  118. 電気電子・機械工学専攻
  119. 電気電子工学コース
  120. 機械工学コース
  121. 化学・環境・生命工学専攻
  122. 応用化学コース
  123. 環境工学コース
  124. 生命工学コース
  125. 大学院 ロボティクス&デザイン工学研究科
  126. 大学院 情報科学研究科
  127. 専門職大学院 知的財産研究科

建学の精神

世のため、人のため、地域のため、

理論に裏付けられた実践的技術をもち、現場で活躍できる専門職業人を育成する。
初代設立者・校主 本庄 京三郎
初代校長・理事長 片岡 安
本学園は、1922(大正11)年に創設した関西工学専修学校が始まりです。
 
当時大阪は、商都から全国屈指の大工業地帯へと変貌(へんぼう)していました。
水運から陸運への転換という工業都市化を実現するための技術者、そして工業発展するための技術者は圧倒的に不足していました。時代と地域は、まさに「理論に裏付けられた現場で即戦力となる技術専門職業人」を求めていたのです。
関西工学専修学校創設にかかわったうちの一人である初代校長 片岡 安(やすし)の情熱は、「工業化する大阪の現場に即戦力として活躍できる人材、都市改造の現場ですぐに役立つ人材を輩出すること」でした。

現場で活躍するために

「現場で活躍している教員が、現場の最先端の理論・技術をまるで現場にいるかのように教授する」 本学園が今も誇りとしている精神です。 創立当初の学科は、建築と土木。「御堂筋」をはじめとする大阪の都市改造に本学園の卒業生がかかわり、時代と地域のために貢献していたのです。
 
このように、時代と地域のニーズに対応して、即戦力たるフィールド・スペシャリストを現場に供給することで、徹底した時代・地域貢献型の教育機関としての実績は、本学園の「建学の精神」を体現し続けた成果です。
 
その後本学園は、社会・地域・時代の要請に応えるべく発展し、現在では、大阪工業大学・同大学院、摂南大学・同大学院、広島国際大学・同大学院、常翔学園中学校・高等学校、常翔啓光学園中学校・高等学校を設置する学園へと成長を遂げ、多くの卒業生が社会の各分野で活躍しています。
 
私たちは、今後もこの「建学の精神」に基づく教育・研究を展開し、進化し続けることで、時代と地域が必要とする「現場に強い専門職業人」の育成を行い、社会の発展に貢献していきたいと考えています。

教育の理念と方針

教育の理念

社会・時代の要請に応え、専門学術の基礎と実践的応用力を身に付けるとともに、広い視野と豊かな人間性を涵養し、新しい知的・技術的創造を目指す開拓者精神にあふれた、専門職業人を育成する。

教育の方針

  1. 広い視野を持った確かな人間力の涵養
  2. 個性・自主自律性の発揮と協調性の修得
  3. 準備教育・導入基礎教育などの実施
  4. 論理的思考能力と情報表現・伝達能力の養成
  5. チームワークの重視とリーダーシップの発揮
  6. 学生と教員との協働による授業の改善・改質
  7. 国際交流の重視と国際性の涵養
  8. 進路指導(キャリアデザイン支援)体制の充実
  9. 課外活動やボランティア活動の奨励
  10. 教育・研究・社会交流(貢献)の有機的連携

大阪工業大学における教育の理念と方針<全文>

  • 2014年度教育の理念を改定
  • 2004年12月15日学校法人大阪工大摂南大学〔当時〕理事会承認

1.教育と学修の理念

大阪工業大学は、1922年に創設された関西工学専修学校を前身とし、1949年に工学部のみからなる単科大学として設立された。その後、社会の要請に応じて1996年には情報科学部が、そして2003年にはわが国で初めての知的財産学部が設置された。
関西工学専修学校の創設に当たっては、「世のため、人のため、地域のために、『理論に裏づけられた実践的技術を持ち、現場で活躍できる専門職業人の育成』を行う」が教育の基本方針として示された。
大阪工業大学は、基本的には上記の基本方針を継承しつつ、時代の変遷と大学自体の発展に照らして、教育と学修に関する基本理念を次のように定めている。
 
  1. 本学における教育は、学修者各人に潜在する能力を社会的にも有為な形に顕在化させ、練磨させることを根幹とする。すなわち、勉学に対する関心と意欲を活性化し、自主・自律の心構えを養い、かつ目的・目標を明確にしつつ、情熱をもって学修する態度を確立するよう、指導・支援を行うことを主眼とする
  2. 人間存在への深い理解に基づき、環境と共生しつつ、また国際的相互理解と協調の精神をもって、地球社会の平和・福祉と持続的発展、ならびに地域社会の振興に貢献する自覚を持ち、心身ともに健全で教養、品性と気概にあふれた人間力豊かな人材を育成する
  3. 専門とする分野の基礎知識と技術を確実に身につけ、また実社会に生起する多様な課題に的確に対応できる実践力を養う。加えて、他分野の学術にも広く関心を持って素養を身につけ、さらに新規の知識・技術の創出を図り、もって知的創造サイクルの発展に資する開拓者精神を涵養する。
以上の3項目に表される教育と学修の理念は、さらに次のように要約することができる。
「社会・時代の要請に応え、専門学術の基礎と実践的応用力を身に付けるとともに、広い視野と豊かな人間性を涵養し、新しい知的・技術的創造を目指す開拓者精神にあふれた専門職業人を育成する。」
 
上記の理念に示されているように、学修の出発点は自主性と自律性であり、受け身でない能動性と積極性の発揮である。次いで、常に目的と目標を明確にして、その実現と達成のためにいかなる手段が最も有効かと自問自答する姿勢である。そして、目標と手段が定まったら、情熱を傾けて集中力を発揮し、また執念と持続力をもって、目標達成に至るまで力を尽くさねばならない。
学修によって、各自の専門分野の知識と技術をマスターすることはもちろんであるが、その前に確かな人間性と品性をそなえた社会人・国際人となる自覚を高め、将来多くの人々と協調しながら、いかなる形で社会に役立つことができるかを考えつつ、自らの判断に基づいて行動し得る人間、そしてその結果に対しては自ら責任を負い得る人間として、成長していくことが求められる。
そのような学修の計画と実行に際して、教職員は一致協力して常に温かく、また時に厳しく学修者を見守り、必要に応じてアドバイスを与え、その意志と努力の発露を支援し、また学修者に迷いや疑念が生じた時には適宜指導・助言する立場にある。そして、学ぶ者それぞれの個性と希望に対応してきめ細かく指導・助言を与えるために、可能な限り、個人ないし少人数を対象とした懇切な教育・指導体制の確立を図る。
さらに、近年の学術の進歩・発展は誠に著しく、また急速なものがあることを考える時、教育に当たる者自身、常に新たな研鑽を怠らず、さらなる人格的陶冶を重ねつつ、新知識・技術の修得と創造的研究・開発の展開を図る努力を欠かしてはならない。
 
※2017年、ロボティクス&デザイン工学部を開設

2.教育と学修に関する基本方針

上記の理念に基づいて、本学ではまず「人間理解・人権重視と人間の相互尊重に基づく民主主義の原則の体得」「個性・自主性の発揮と協調性の修得」「自己実現と自己責任の意識の確立」「的確なプレゼンテーションとコミュニケーション能力の獲得」「組織活動におけるリーダーシップの涵養」などを重視する。さらにまた、21世紀の学術のキーポイントとも言うべき「環境・生態系との共生」「国際社会への貢献」の視点についても、十分な教育上の配慮を施すことを基本方針としている。以下、その方針に則った具体的な方策について、要点を述べる。

  1. 広い視野を持った確かな人間力の涵養

    人間存在への深い理解に基づいて、人間としての教養・見識を高め、確かな人権意識・倫理観を養い、それらを通じて民主主義の原則である人間の相互尊重、人間同士の共存、人間と自然との共生などについて学ぶことは、今後の学術の共通基盤の確立にとって不可欠であるのみならず、国際社会の平和と持続的発展ならびに地域社会の振興のために、極めて重要である。その目的に向けて、共通科目や基礎教育科目をしっかりと学習することを重視する。また、各自の専門分野と関連させて学際的分野を学修することも、今後ますます重要性を増すと考えており、実際に学修を可能とする柔軟な教育課程を提供する。特に本学にはわが国で初めて設立された知的財産学部が存在するので、理工系学部と知的財産学部との相互交流・連携、そしてその結果もたらされる科学技術イノベーションと知的創造サイクルの推進を担う人材の育成については、本学の特長を活かした体制を確立する。

  2. 個性・自主自律性の発揮と協調性の修得

    ただ漫然と学ぶのではなく、常に自らの目的と目標を明確にして、それを実現する手段を探索しながら学ぶことが重要である。言い換えれば、自らの目標と能力に適合した個性のある学修法を自主的に見出し、目標を達成するために自律的な努力を重ねることが大切なのである。そのようにして、それぞれの自律性と個性的能力を確立した人々が相互に尊重し合い、かつ協調し合うことによって、さらには優れた個性が適切なリーダーシップを発揮することによって、健全で発展性に富む社会が築かれるのであり、その点を教育の基本方針として重視する。

  3. 準備教育・導入基礎教育などの実施

    入学時の基礎学力の差異をできるだけ解消して、入学後の各種授業の受講における支障を低減させるために、入学前後にいくつかの基礎科目の補習・補講、個人別相談・指導(チューター制度)、学力別クラス編成などを実施する。これによって初期の学力不足に起因する勉学意欲の低下を解消するとともに、その後の勉学について目的意識を涵養することをねらいとするものである。

  4. 論理的思考能力と情報表現・伝達能力の養成

    急速にグローバル化と情報化が進む時代状況の中、国内外の社会・産業界で広く活躍できる人材を育成する目的に照らして、ものごとを論理的に把握・分析し、その結果を対人情報として的確に表現できる能力、及び国際的にもそれを伝え得る能力の養成に重点を置く。言い換えれば、価値ある内容を伴ったプレゼンテーション及びコミュニケーションの基本的な力を修得することを重視し、その上で外国語、特に実践的な英語力及び基礎的な情報技術力を着実に身につけさせる。そのために、多様な英語教育及び情報技術の科目を適切に提供するとともに、演習設備やランゲージ・ラボ(LL)などの整備には十分に配慮する。また、それらを効率的に利用した正課の講義・演習以外に、学生の自習も積極的に奨励し、その便を図ることに留意する。

  5. チームワークの重視とリーダーシップの発揮

    学生が自己の存在を確立し、責任をもって自己主張することができるようにする教育は、今後の国際社会で活躍できる人材の育成にとって、不可欠の要件である。さらに各種の社会的作業は殆どの場合、多様な専門家の集団(チーム)で実施されることを勘案すれば、他者との円滑な協調・協力は最も重要なポイントの一つであり、またチームワークの中で時に応じて的確なリーダーシップを発揮する能力を養うことも、教育における重要な留意点である。

  6. 学生と教員との協働による授業の改善・改質

    理念に示されたように、大学における授業は学生の潜在的な能力の顕在化と活性化を図ることが本来の姿である。それを有効に実現するためには、教員が一方的に授業の内容や方法を決めるのでなく、学生の志向や理解度に即して適応的かつ対話的に授業を実施することが必要である。言い換えれば、学生と教員との協働によって適切な学修の場を創り出していくことが求められるのである。そのために、学生による授業評価アンケートを定期的に実施し、その結果に教員が真摯に対応するという作業を継続的に行う。また、教職員同士が授業の内容や方法について率直に意見を交換し、相互に啓発し合ってより効果的な授業の場を創出する努力(ファカルティ・デベロップメント、FD)も継続的に実施する。FDにおいては、学外の第三者の意見も積極的に取り入れる。

  7. 国際交流の重視と国際性の涵養

    本学学生の海外研修や海外留学、及び諸外国からの留学生の受け入れについて、可能な限り十分な配慮を施す。その具体策として、相互交流協定を締結している外国の大学における海外研修(主に夏期に実施)や海外留学を奨励する。一方、海外からの留学生の受入れについては、今後さらに拡充を図る。また、留学生の便宜をはかるために、入試特別枠を設け、宿舎(国際会館)の整備、日本語教育科目の整備、奨学金・補助金制度の拡充などにもできるだけ留意する。

  8. 進路指導(キャリアデザイン支援)体制の充実

    各人が自らの将来の進路・人生設計(キャリアデザイン)を考えながら、それに見合った学習を重ねることが大切である。本学では、学生各人が自らの個性・適性や能力について発見し分析する機会を設け、早い時期から進路設計に関する意識を高めることを支援する。また、社会的に広く認知された各種資格の獲得を支援するために、日常の授業のほか、課外のエクステンション・コースを豊富に提供する。

  9. 課外活動やボランティア活動の奨励

    人格を陶冶し、豊かな人間性を養うための教育の一環として、学生の課外活動、さらには社会的にも意義のあるボランティア活動を積極的に奨励し、物心両面から援助する。すなわち、それらの活動を通じて、学生が特定の知識・技能の向上を図るのみならず、積極性・自主性・協調性と責任感・行動力を身につけること、社会性とリーダーシップを体得すること等を奨励し、具体的な成果を挙げるよう支援する。課外活動組織としては文化会及び体育会を設けて、それぞれに教員も参加するリーダーズ・キャンプを実施し、また各クラブに対する補助金の交付のほか、優秀な成績を収めた団体・個人に対する表彰・激励の制度もより充実させる。

  10. 教育・研究・社会交流(貢献)の有機的連携

    本学では、学術の基礎的事項の体系的学習を最も重視しながら、新しい知識や技術を自ら創り出していくことを体験させ、それに伴う苦心・労苦とともに、成果を得た時の深い喜びや感動を実感させるために、教員と一緒になって未知・未解明の課題に挑戦すること、すなわち大学の研究室における基礎研究・開発への参加を必須の要件とする。さらにまた、社会や産業界の現場における諸活動のダイナミズムに触れさせるために、企業や外部研究機関でのインターンシップ(体験学修)、あるいは研究支援推進センター等の組織を通じて、産学公共同研究開発の現場での実体験学修を重視する。

3.学修者に求められる基本姿勢

教育のことを英語ではeducationと言うが、educe とはもともと人間の中に潜在している能力を外に引き出し、社会的にも有用な形に顕在化させることを意味する。言い換えれば、教育あるいは学習とは、外から何かを与える、あるいは与えられるものではなく、各人に内在する能力を形にし、外の世界に向かって十分な働きを発揮するように、磨きをかけて活性化することなのである。
「1.教育と学修の理念」及び「2.教育と学修に関する基本方針」の項にも示されているように、本学における教育あるいは学修は、こういう考え方に基盤を置くものであることを、改めて銘記してもらいたい。既に述べたように、その考え方から導かれるのは、学習に当たっての自主性と自律性、さらには受身でない能動性と積極性の原則であり、また常に目的と目標を明確にして、その達成と実現のためにどのような手段が最も有効かと、自問自答する姿勢である。そして、目標と手段が定まったら、情熱を傾けて集中力を発揮し、また執念と持続力をもって、目標達成に至るまで力を尽くすことである。
以上のことを踏まえた上で、学生諸君の参考までに、本学で学ぶに当たって心がけるべき基本的事項を、以下にまとめておく。
  1. 大学での学修を始めるに当たって、将来、自分はどのような職業につき、どのような仕事をしたいのか、どのように自分の人生を作っていくのか、そういったこと、つまり自らの人生行路設計について、改めて考えてみよう。そして行路設計に応じて、大学での学修の目的・目標を明確にし、それを達成するための手段と筋道を考え、具体的な計画・スケジュールを立てよう。筋道と方法が決まったら、情熱、積極性と執着心をもって、また受動的でなく能動的に学修を続けよう。目標は最初からあまり高くする必要はないが、達成度をチェックしながら徐々に高くしていく。低い目標で満足する癖をつけてはならない。
  2. 自分の性格・特質や能力について、長所と短所あるいは得手と不得手を把握しておくこと、つまり自分自身を知り、客観的に分析しておくことは、勉学の目標設定や人生設計にとって、極めて有用である。大学では、そのための支援システムを提供している。
  3. 各自の専門分野の知識と実力の涵養はもちろん重要であるが、それだけでなく、専門外の学術・文化などについてもなるべく広く関心を持ち、若い時代に素養と見識を高めておくことは、社会に出てからの仕事の上で有用であるばかりでなく、人生を豊かにするという意味で、大切なことである。
    特に本学では、理工系の学生が知財の基礎知識を身につけ、知財の学生が理工系の基礎知識や先端科学技術の概要を理解することを強く勧めている。
  4. 知識を蓄えるだけでなく、自分で考える力を養うようにする。また、自分で問題を発見したり設定したりする能力、そしてそれを解決する力を養うように心がけよう。
  5. ものごとを論理的に整理して考えをまとめ、それを的確に表現し他人に伝える能力(プレゼンテーションとコミュニケーションの力)を養うように心がけよう。また、論理的に明確で分かりやすく整理された文章を書く力を養おう。外国語、特に英語で表現し、伝える力をつけることも大切である。
  6. 勉学中に遭遇した疑問、不明な点や理解しにくい事項については、自分で調べたり先生に尋ねたりして、疑問などを放置しないようにしよう。
  7. 何でも率直に話しができる、相談できる、殊に困った時に真剣に相談に乗ってくれ力になってくれる、そのような友達を一人でも多く作ろう。大学時代に得た友人は、一生の財産になる。
  8. 健康はすべての活動の源泉である。自分の健康管理には絶えず留意し、無駄な遊びや過度のアルバイトなどは慎もう。

4.教育者に求められる基本姿勢

  1. 授業を始めるに当たっては、その授業が学生達の将来の勉学や仕事に何故必要なのか、どのように役立つのか、さらに進んだ知識や技術とどのようにつながるのか、といった説明を加え、それによって授業に向き合う動機付けを与えることが必要である。
  2. 授業では、できるだけ学生らと向き合い(黒板の方を向いたままでなく)、彼らの顔や眼を見つめながら話をする。これは、聞き手に親密感を与えるとともに、学生が興味を持って聞いているか否か、どの程度理解しているか、などを知るのに役立つ。
  3. 講義では、なるべく大きな、はっきりした声を出し、教室の後方でも明瞭に聞き取れることを確かめながら話をする。板書は丁寧に、分かり易い字、式や図を書くことを心がけ、書く位置などが乱雑にならないように注意する。また、書いた字などをすぐに消すのも、学生には嫌がられる。
  4. 授業では、教員が一方的に話すという雰囲気を避け、学生に対する質問などを適宜挟みながら、対話的に話を進める。これは勿論、学生の理解度などを確かめるのにも役立つ。
  5. スライド、OHP、PPTなどの教材を適宜利用するのは有効であるが、あまり手際よくスマートに話を進めると、その場では分かったつもりになっても、実は深い理解が得られていないこともあるので、要注意。
  6. 毎週、あるいは数週間に一度といったペースで、小テスト(クイズ)を実施して理解度や成績を評価するのを原則とする。これを徹底すれば、期末試験は不要になるだろう。普段の出欠状況を確認するのにも役立つ。
  7. 学生からの質問や授業に対する注文などには、真摯に対応する。授業の仕方について疑問や注文が提起された時、必ずしも授業の仕方を変える必要は無い。ただ、何故こういう仕方で授業するのか、その狙いは何なのか、などについて十分説明し、納得させることは必要である(説明責任)。

大学・大学院の目的、教育研究上の目的

大学

大学の目的

本大学は、専門学術を教育研究し、深い教養と実践的応用力を身につけ、時代の要請に対応して国際的視野から知的・技術的創造を実現でき、確かな人間力を備え常に向上を心がける専門職業人を養成して、社会の発展に貢献するとともに、学術と文化の向上をはかることを目的とする。
(大阪工業大学学則第1条)

教育研究上の目的

  1. 工学部は、地球環境に配慮しながら、専門技術の基礎ならびに人間力を基盤として幅広い協働によるものづくりを実践でき、常に向上を目指す技術者を育成することを目的とする。
  2. ロボティクス&デザイン工学部は、工学的な知識・技術を人間中心の視点から活用し、持続可能で豊かな社会の形成や発展に貢献できる専門職業人を育成することを目的とする。
  3. 情報科学部は、情報通信に関する知識や技術を学び、広い視野と倫理観を持って社会や産業活動の情報化とその発展に貢献する健全な技術者あるいは専門職業人を育成することを目的とする。
  4. 知的財産学部は、健全な人間性、知的能力および国際感覚を有することにより、21世紀の産業社会において活躍する者にして、知的財産の保護と活用を推進することに貢献できる職業人を養成することを目的とする。
(大阪工業大学大学院学則第3条の2)

大学院

大学院の目的

  1. 本大学院(専門職大学院を除く)は、学部の教育の基礎の上に学術の理論およびその応用を教授研究し、その深奥を究めて文化の進展に寄与することを目的とする。
  2. 本大学院のうち、専門職大学院は、学術の理論およびその応用を教授研究し、高度の専門性が求められる職業を担うための深い学識および卓越した能力を培うことを目的とする。
(大阪工業大学大学院学則第1条)

研究科および教育研究上の目的

  1. 本大学院に工学研究科、ロボティクス&デザイン工学研究科、情報科学研究科および知的財産研究科を置く。
  2. 工学研究科は、広い専門分野において21世紀社会が求める先端科学技術を駆使し、地球環境に配慮しつつ、人間生活を豊かにするために貢献しうる、広い視野を持った高度技術者あるいは高度な専門職業人を養成しようとするものである。
  3. ロボティクス&デザイン工学研究科は、工学的な知識・技術を人間中心の視点から活用し、持続可能で豊かな社会の形成や発展に貢献できる高度な専門職業人を養成しようとするものである。
  4. 情報科学研究科は、時代の要請を的確に把握しつつ、情報通信技術を用いて情報化社会に貢献しうる、また国際的に活躍できる高度技術者あるいは高度な専門職業人を養成しようとするものである。
  5. 知的財産研究科は、専門職課程として、イノベーションを支援するために必要な知的財産に関する知識・技能を備えるとともに、法律的素養、国際的な視野およびビジネス感覚をもった高度な専門職業人を養成しようとするものである。
(大阪工業大学大学院学則第3条)

学部・大学院 アドミッション・ポリシー

大阪工業大学は、優れた人間性と高い見識をそなえ、かつ工学、情報科学及び知的財産学の各分野において、社会に貢献できる確かな専門的実力を身につけた人材を養成します。
すなわち、社会・産業界が求める実践的能力をそなえるとともに、新しい知と技の開拓に挑戦するプロフェッショナルを養成する場を提供します。
それにふさわしい人として、身につけた知識・技術を活かして将来社会で活躍したいと願う夢を持ち、それを実現する意欲と情熱を燃やし続けることができる若人の入学を求めています。

求める人物像

  1. 理工系の分野や知的財産の分野に興味を持っている人
  2. 「ものづくり」や新しい「仕組みづくり」が好きな人
  3. 得意とする分野において能力を高め、社会に活かしたいと思っている人
  4. 自分の中に潜む可能性を探求し、情熱と意欲をもってことに当たれる人
  5. 地域や社会の特徴を理解し、その発展に貢献できる人

工学部 アドミッション・ポリシー

工学部は、高等学校卒業程度の基礎的な学習内容を踏まえて、工学の各分野で社会に貢献できる確かな専門的実力を身に付けるとともに、優れた人間性と高い見識をそなえた人材を養成します。新しい技術を自ら開拓しようとする意欲を持ち、専門職業人として、持続可能な社会の形成や発展に貢献できる人材を育成します。

求める人物像

  1. 専門知識や技術ならびに深い教養を自主的かつ積極的に身に付けることをめざしている人
  2. 実践的な技術者へと成長するために必要な基礎学力をそなえている人
  3. 持続可能な社会の実現を目標とし、それに向けてエンジニアとして貢献することをめざしている人

入学前に学習しておくことが期待される内容

本学は、時代と地域社会が要請する「現場で活躍できる専門職業人の育成」を建学の精神に掲げています。そのため、工学部の教育では、専門知識や技術の獲得だけでなく、それらを実践で活かすための他者とのコミュニケーション能力や協働できる能力、広い視野を養成する教育課程を提供しています。したがって工学部の入学生には、その教育課程のエッセンスを存分に探究するための旺盛な知的好奇心や主体的・積極的な学びの姿勢を求めます。特に、あらゆる工学分野の基礎となる数学・物理や他の自然科学関連の教科では、高等学校などでの教育課程における基礎的な概念・一般的法則・自然現象などの体系的な理解が必要となります。外国語(英語)においては、グローバル化する世界での将来的な情報収集や発信・議論が可能になるための基礎的な英語力を身に付けておくことが求められます。また、人文・社会科学関連の教科は、複雑化する社会で活躍するための幅広い素養を身に付け、関心を広げるために重要です。

都市デザイン工学科

都市デザイン工学科は、都市および地域を対象に、自然環境と調和し共生できる安全・便利・快適な人間活動環境の創造に必要な社会基盤の整備や維持管理にかかわる学理と技術、およびこれに関係するシステムを学び、かつ考究することに情熱を有し、持続可能な地域の発展に貢献することをめざす人物の入学を求めています。

求める人物像

  1. 都市デザイン工学の高度な専門知識と技術を修得し、考究するのに必要な基礎的知識を有している人
  2. 都市デザイン工学に関する研究や開発を主導する高度な技術者や研究者をめざし、新たな知識や技術の創造に向けての思考力、洞察力、行動力を有している人
  3. 専門性を基礎とし、倫理観と責任感のある高度技術者、研究者として持続可能な社会の形成に生涯を通じて貢献する意欲ある人
  4. 人間的な成長および自己実現をめざす向上心を持ち、共同作業の重要性を認識し実行できる人

入学前に学習しておくことが期待される内容

都市デザイン工学科に入学するまでに、以下に記した能力を身に付けておくことを求めます。

  1. 都市デザイン工学における専門知識と技術を習得するため、高等学校数学の基本的な知識の体系的な理解、および数学的な概念をもとにした考え方の修得
  2. 都市デザイン工学の専門知識と技術に直接関係する物理学、化学、地学、生物等の自然科学および情報の基礎知識と、自然現象や法則に対する探求心、および実験や観察における基礎的な技術の修得
  3. グローバル化に対応した高度技術者や研究者をめざすため、論理的な考え方とプレゼンテーション能力、さらには英語などの言語を用いた基礎的なコミュニケーション能力の修得と異文化を理解しようとする姿勢

建築学科

建築学科は、人間が生活し、様々な活動を行うための「たてもの・まち」や環境を社会のニーズに応えるように創造し、デザインする人材、すなわち、建築家、建築技術者、プランナー、デザイナーなどの建築のプロフェッショナルを養成します。

求める人物像

  1. 自分の能力の向上に情熱と意欲を持って努力できる人
  2. 人間の健康と幸福をめざして、幅広い分野の人々と協働して努力できる人
  3. 技術分野に加えて、文化や芸術分野にも興味を持っている人
  4. 快適・安全で美しい「たてもの・まち」づくりに関する能力を高め、社会や地域に貢献したいと思う人

入学前に学習しておくことが期待される内容

 建築学科に入学するまでに、以下に記した能力を身に付けておくこと、理科および数学については以下に示す単元の内容を理解していることを求めます。また、該当の授業などにおいて立体把握能力を身に付ける努力が望まれます。
  1. 理科は物理および化学を学習しておくことが望ましい。物理の単元では特に、物理量、剛体のつり合い、運動とエネルギー(力のつりあい、運動の三法則、気体分子の運動)、力学的エネルギー、物理現象(熱・波)の基礎
  2. 数学の単元では、数と式、図形と計量、二次関数、データの分析、いろいろな式、図形と方程式、指数関数・対数関数、三角関数、微分・積分の考え、極限、微分法、積分法、図形の性質、場合の数と確率、数列、ベクトルの基礎
  3. 国語は、基本的な文章読解力、論理的な作文能力
  4. 英語で記された文章を的確に理解する能力、基本的な英作文・英会話能力
  5. 授業や課外活動などを通じて、プレゼンテーションや十分なコミュニケーションができる能力の基礎

機械工学科

機械工学は、自動車、航空、宇宙、ロボット、環境などあらゆる分野の産業を支える根幹の学問です。機械工学科は、グローバルで多面的な視野に立ち、高い倫理観と責任感を持って、機械工学に関する問題に取り組める実践的なプロフェッショナルを養成します。

求める人物像

  1. 機械工学に興味を持っている人
  2. 学んだ知識を実際の問題に適用し、最新の工学的ツールを駆使しながら解決する能力を身に付けようとする意欲のある人
  3. 与えられた制約の下で解決手法を導き、それを計画的に実現してまとめる創造的なデザイン能力を身に付けようとする意欲のある人
  4. 自主的かつ継続的に学習しようとする向上心の強い人

入学前に学習しておくことが期待される内容

機械工学科に入学するまでに、以下に記した能力を身に付けておくことを求めます。

  1. 機械工学を学習する上で根幹をなす材料力学、機械力学、流体力学、熱力学の理解に必要となる物理学(特に力学)や数学(特に微積分、複素数)の基礎知識
  2. 学んだ知識や修得した技術を共有するために必要となる文章の理解力や作文能力
  3. 機械工学に関するグローバルな諸問題に取り組むために必要となる英語を用いた基礎的なコミュニケーション能力

電気電子システム工学科

電気電子システム工学科は、今日の電気・電子工学の進歩に対応でき、明日の電気・電子工学を開拓できる知識と実践力を持つエンジニアを世に送り出すことを目的としています。電気・電子工学は目覚ましい発展を遂げてその領域も多岐にわたり、単なる一分野の専門知識だけでは不十分で、今後は幅広い専門分野の知識がますます重要となります。さらには、人や環境に調和した技術の開発が求められています。

求める人物像

  1. 広く電気・電子工学に興味を有する人で、行動力のある実践的なエンジニアをめざす人
  2. これまでに学んできた知識を進化させて「ものづくり」に応用する意識のある人
  3. 人や地球環境に配慮した工学技術に興味を持ち、持続可能な社会の発展に貢献する技術者をめざす向上心のある人

入学前に学習しておくことが期待される内容

電気電子システム工学科に入学するまでに、以下に記した能力を身に付けておくことを求めます。

  1. 数学は、「数学Ⅲ」と「数学C」までを履修していることが望ましい。人間の目では見ることができない電気・電子の振る舞いの多くは数式で表現するため数学は重要である。特に三角関数や指数関数の微積分、複素数、ベクトルは修得していることが望ましい
  2. 理科は、「物理」を履修していることが望ましい。特に電気と磁気が重要である。また電気を使ってモノを動かすときには剛体の力学も重要となる。さらに「化学」も履修していることが望ましい。例えば電気抵抗の小さいあるいは大きい特殊な材料を考える上で重要となる。この他に「生物基礎」の学習も分野によっては望まれる
  3. 英語は、基本的な読解能力とコミュニケーション能力を有していること。特に今後のグローバル社会において、英語によるコミュニケーション能力は重要となる。一般入試問題に出題されているような英文の読解力とコミュニケーション能力、平易な英作文能力を有していることが望まれる
  4. 国語は、基本的な読解力、論理的な作文・会話能力を有していること。複数名で行う実験実習では、コミュニケーションが必要となり、基本的な口頭表現力が求められる。さらに報告書作成の際には文章にまとめることも必要となるため重要である

電子情報システム工学科
(旧:電子情報通信工学科)

電子情報システム工学科は、電子工学、情報、通信、システムの分野において、国際水準の基礎学力と社会人基礎力を身に付け、社会・産業界が求める実践的な専門知識やスキルを持った人材を養成します。このことから、身に付けた能力を活かして社会で活躍したいという強い意志を持ち、それを実現するための努力を惜しまない学生の入学を求めています。

求める人物像

  1. コンピュータを中核とした電子工学に興味を有する人
  2. 電子工学のハードウェア開発技術、ソフトウェア開発技術、インターネット構築技術を学ぶことによって、将来これらの知識や技術を社会に役立てたいと考えている人
  3. 自ら進んで学ぼうという意欲のある人

入学前に学習しておくことが期待される内容

電子情報システム工学科に入学するまでに、以下に記した能力を身に付けておくことを求めます。

  1. 数学は、「数学Ⅲ」「数学C」まで履修しておくことが望ましく、基本的な概念や原理・公式を理解し、事象を論理的に考察して数学的に処理する能力を有していること。特に、微分・積分法、複素数平面、ベクトル、三角関数、指数・対数関数の計算に習熟していることが望ましい
  2. 理科は、「物理」を履修しておくことが望ましく、正しい自然観が育まれており、工学的応用に興味を有していること。特に、運動、電気と磁気、熱、波などに関連する現象を論理的に理解し数式を用いて表現する能力を有していることが望ましい
  3. 英語は、基本的な読解能力とコミュニケーション能力を有していること。英語で書かれた平易な長文を辞書なしで読むことができる語彙力、平易な日本語で書かれた短文を英文に翻訳することができる文法力、日常的な話題を会話できる積極的なコミュニケーション力を有していることが望ましい

応用化学科

応用化学科は、「化学」をはじめとする自然科学の基礎知識や実験技術を修得することにより、化学系技術あるいは研究能力を身に付けることを目標としています。特に、豊かな社会を築くために、「化学」にかかわる課題を主体的に発見、解決することができ、グローバルに活躍できる能力と倫理観を持つ人材を養成します。

求める人物像

  1. 「化学」をはじめとする自然科学に対して幅広い興味や好奇心を持っている人
  2. 「実験や観察」が好きで、新しい「もの」や「材料」さらには「物質」をつくり出すことに熱中できる人
  3. 自ら学ぶ意欲を持ち、チャレンジ精神旺盛でバイタリティーに溢れる人
  4. 化学の知識をはじめとし、コミュニケーション能力およびプレゼンテーション能力を身に付け、将来、工学の分野で国際的に活躍できる技術者や研究者をめざそうとする人

入学前に学習しておくことが期待される内容

応用化学科に入学するまでに、理科および数学については特に以下に挙げた科目の単元の内容を理解していること、情報・国語・英語については以下に記した能力を身に付けておくことを求めます。

  1. 化学は、「化学基礎」および「化学」の全範囲、具体的には、物質の分離・精製、熱運動と物質の三態、原子の構造、電子配置と周期律の関係、化学結合、物質量、化学反応と化学平衡(反応速度、酸・塩基中和反応、酸化・還元反応)、無機物質・有機化合物が人間生活の中で果たす役割
  2. 物理は、物理量、運動とエネルギー(力のつりあい、運動の三法則、気体分子の運動)、力学的エネルギー、物理現象(熱・波・電磁気)の基礎
  3. 数学は、「数学Ⅰ」(図形と計量、二次関数、データの分析)および「数学Ⅱ」(特に複素数と二次方程式、図形と方程式、指数関数・対数関数、三角関数、微積分の基礎)
  4. 情報は、基本的なコンピュータ利活用、情報ネットワークを利用する際のモラル
  5. 国語は、基本的な読解力、論理的な作文・会話能力
  6. 英語は、英語で記された情報や考えを的確に理解する能力、基本的な英作文・英会話能力、積極的に英語でコミュニケーションを図ろうとする姿勢

環境工学科

環境工学科は、身近な環境から地球環境に至るあらゆる環境問題を解決するための、工学技術的あるいは政策的手法を身に付けた人材を養成します。工学分野のみならず、生態学や社会科学など幅広い分野での素養をそなえ、環境共生を図りながら資源循環型社会をめざす技術者を育成します。そのために、世界各地で生じている多様な環境問題に常に関心を持ち、身に付けた能力を活かして献身的に問題解決に貢献する意欲を持つ人を求めています。

求める人物像

  1. 環境問題に関心があり、技術や政策を通じて解決に貢献したいという情熱を持っている人
  2. 身の回りの地域とともに、地球的規模の環境問題解決についてもかかわっていきたい人
  3. 理科や数学が好きで、その能力を発展させて実際の問題解決に応用したいと思っている人
  4. 実験や野外調査に興味があり、それらを通じて現象を解明する能力を身に付けたい人

入学前に学習しておくことが期待される内容

環境工学科に入学するまでに、以下に記した能力を身に付けておくことを求めます。

  1. 理科は、「科学と人間生活」「化学基礎」「物理基礎」「生物基礎」を中心として、幅広い理系教科の基礎を学ぶとともに、実験と観察の力を養っておくこと
  2. 数学は、「数学Ⅰ」、「数学A」、「数学Ⅱ」、「数学B」を中心として、図形と方程式、数列、指数関数、対数関数、三角関数、微分・積分の考え、確率と統計的な推測を学習しておくこと。加えて「数学C」で扱うベクトルの基本的な概念を学習しておくことが望ましい
  3. 英語は、グローバル人材の共通言語として、コミュニケーションに必要な素養、特に文章の読解力と基本的な英作文・英会話能力を身に付けておくこと

生命工学科

生命工学科は、「バイオ・健康・医療・食品」分野で活躍できる技術者・研究者を育成するため、生命科学履修モデルと医工学履修モデル、および臨床工学技士養成コースを用意しています。そこで、

  1. 遺伝子・細胞・臓器などのライフサイエンスの知識を身に付け、生命を探究することで医療や生活の向上に役立ちたい人
  2. 生物・材料・機械・電子などの理工学の知識を身に付け、診断機器やヘルスケア機器、人工臓器、再生医療などの分野で活動したい人
  3. 医学・臨床工学などの知識と技術を身につけ、臨床工学技士として医療分野で貢献したい人など、医療・健康産業やバイオ産業、医療現場で活躍したい人の入学を歓迎します。

求める人物像

  1. 生命の仕組みを探究したい人、それらをものづくりに応用したい人、あるいは病気の治療に活かしたい人
  2. 実験およびその結果について考えることが好きな人
  3. 情熱と倫理観を持って自分自身を向上できる人

生命工学科に入学するまでに、以下に記した能力を身に付けておくことを求めます。

入学前に学習しておくことが期待される内容

  1. 数学は、工学の基礎や生命工学に関する専門分野を学ぶための基盤となる「数学Ⅰ」「数学A」に加え、「数学Ⅱ」「数学B」を学習しておくことが望ましい。また、問題解答過程を通して、定理・公式の体系的理解、数学的思考、論理的説明を養っておくこと
  2. 理科は、生命科学や医工学に関する専門分野を学ぶために、「化学基礎」「物理基礎」「生物基礎」に加え、「化学」「物理」「生物」を学習しておくことが望ましい。また、生命現象や科学技術に興味をもち、科学的に理解を深め、探求する姿勢を養っておくこと
  3. 英語は、読解力・基本的な英作文・英会話能力を身に付けておくこと
  4. 国語は、自らの考えや意見を相手に伝える論理的な文章力や表現力を身に付けておくこと

ロボティクス&デザイン工学部 アドミッション・ポリシー

ロボティクス&デザイン工学部は、工学的な知識・技術を、ユーザ視点から活用し、持続可能で豊かな社会の実現に寄与する人材を育成することを目的にしています。そのために、本学への入学者には、大阪工業大学のアドミッションポリシー「求める人物像」に加えて、以下のような諸要素の素地を持ち、入学後には学業・課外活動などを通して自らを高める努力を継続できる人物を求めます。

求める人物像

  1. 共感をもって他者を理解しようとする姿勢を持つ人
  2. チームの一員として、周囲の人々と協力し創造的な活動を行うことに意欲がある人
  3. 自らの専門分野だけでなく、関連する工学分野や人や社会に関する広い好奇心を持ち、前向きに学ぶ姿勢を持つ人
  4. 日本だけでなく、世界に活躍の場を広げてみたいというチャレンジ精神を持つ人

入学前に学習しておくことが期待される内容

本学は、時代と地域社会が要請する「現場で活躍できる専門職業人の育成」を建学の精神に掲げています。ロボティクス&デザイン工学部では、工学の基礎とデザイン思考という手法を身に付けることで、ユーザのニーズに基づいた製品やサービスを提案・開発のできる人材を育成します。ロボティクス&デザイン工学部の入学生には、あらゆる学びの基礎となる理科、数学、国語、英語に関する基本的な能力を身に付けていることを求めます。これに加え、自ら積極的に学ぶ意欲と好奇心、持続的に力を発揮し困難を乗り越える心の強さが必要です。また、デザイン思考の学びには、他者の気持ちを理解し共感をもって接する姿勢、集団の中で議論しながら協調して活動を進める力が求められます。入学前の学業・生活の中でこれらの資質を高める努力をすることを求めます。

ロボット工学科

ロボット工学科は、機械工学・電気電子工学・情報工学・計測制御工学など幅広い工学分野の知識・技術を横断的に融合したロボティクス・メカトロニクスと呼ばれる技術分野を活用します。このような広い領域の理論を学び、ものづくりの実践を通して、将来、日本の産業界への貢献などにより、人々の豊かな暮らしの実現を担う人物を育成します。

求める人物像

  1. ロボティクス・メカトロニクス機器の仕組みなどに興味があり、それらを理解するために積極的に探究したいと思う人
  2. ロボティクス・メカトロニクスに関するものづくりが好きで、機械や電気などの知識によって、これまでにない新しいものをつくりたいという夢と情熱を持っている人
  3. ロボティクス・メカトロニクスに関するものづくりに必要な専門知識・専門技術を修得するために必要な物理・数学・語学などの基礎学問をおろそかにせず、粘り強く地道に勉学を積み重ねられる人

入学前に学習しておくことが期待される内容

ロボット工学科では、ロボティクス・メカトロニクスを核とした「ものづくり」教育を行います。入学後の学修を円滑に進めるために入学するまでに、以下に記した能力を身に付けておくことを求めます。

  1. 理科は、力学、電磁気を論理的に理解し、数式を用いて表現する能力、人にやさしいロボットを開発するうえで生物に関する基礎知識
  2. 数学は、実際の物理現象を数式で表現し、それを解くために必要な、ベクトル、複素数、図形、確率、指数・対数関数や三角関数などのさまざまな関数と微分・積分法などの知識
  3. 国語は、基本的な文章読解力、論理的な作文能力
  4. 英語は、英語で記された文章を的確に理解する能力、基本的な英作文・英会話能力
  5. 授業や課外活動などを通じて、プレゼンテーションやコミュニケーションの能力の基礎

システムデザイン工学科

システムデザイン工学科は、我々の身の回りにあるものすべてがインターネットに繋がり知能化していく技術革新に対応するために、機械工学・電気電子工学・情報工学を基礎とする学問体系の基礎を修得し、ユーザ視点から、人が人らしく豊かに暮らせる社会の実現を支える IoT を活用したものづくりやサービスの創出ができる人材を育成します。そのために、システムデザイン工学科は、以下のような人物を求めます。

求める人物像

  1. 人が人らしく豊かに暮らす社会・未来の実現に、工学の専門性から貢献したいという想いを持っている人
  2. ものづくりとシステムの構築を融合するために、柔軟な発想とチャレンジ精神を持っている人
  3. 人々の暮らしを広く視野に入れている学科の性質上、基礎から専門まで広い領域での知識と「経験」を積み重ねていくための、粘り強い学修姿勢を持っている人

入学前に学習しておくことが期待される内容

システムデザイン工学科では、全く新しい発想による革新的な「ものづくり」教育を行います。そのために、入学するまでに、以下に記した能力を身に付けておくことを求めます。

  1. 多くの人々と連携して課題に取り組み、様々なアイデアを議論するためには、他の人の文書を理解する、自分のアイデアを文書にして伝えるなど、基本的な読解力、表現力を総合的に修得しておくこと
  2. 基本的な数学の知識と技法を習得が重要である。特に、課題を数学的に表現、あるいは把握するために「場合の数と確率、図形の性質、数列、ベクトル」などを用いて定式化する力、人工知能など、様々な効果的手法を応用するためには三角関数、指数関数、微積分が重要である。また、アイデアを数学的に表現する力も大切である。そのために証明問題のように道筋を論理的かつ簡潔に表現する手法の学習が望まれる
  3. システムデザイン工学科では様々なセンサや通信デバイスを取り扱う。すなわち、音、光、電磁気、加速度、圧力、におい、などの理解と活用ができるために、物理や化学の総合的な学習が望まれる。特に、単元として、物理量、運動とエネルギー(力のつりあい、運動の三法則、気体分子の運動)、力学的エネルギー、熱・波、などの基礎が重要である。また、自然現象を科学的に分析し、深く掘り下げ、論理的に思考する能力の学習が望まれる
  4. システムデザイン工学科の目指す創造力の育成には、海外の多様な技術や文化を学ぶことが重要である。海外留学や海外の大学との交流による学びを行うために英作文、英文読解、英会話を総合的に修得していることが望まれる
  5. 集団活動について、多様な人々と議論し、新しいアイデアを創出する訓練を重視する。日常の授業やグループ活動を通じたプレゼンテーション力やコミュニケーション力の習得が望まれる

空間デザイン学科

空間デザイン学科は、工学技術とデザインの基礎的能力をしっかりと身につけ、生活文化や環境を見据える広い視野に立って、PBL(Problem Based Learning:実践的な課題解決を通した学修)で養ったものづくりの実践力で社会に貢献できる建築デザイナー、プロダクトデザイナーを育成します。そのために空間デザイン学科は、以下のような人物を求めます。

求める人物像

  1. 自然科学の素養や文化・芸術、デザインに関する知識と、ものづくりに関心を持つ人
  2. 協働で問題解決に取り組むための、コミュニケーション力と持続力のある人
  3. 異文化への理解とグローバルな実践力を持ち、地域性を尊重しつつも幅広い活動領域を開拓できる人
  4. 人間、社会、自然に広く関心を持ち、豊かな社会を実現するために貢献する意志のある人

入学前に学習しておくことが期待される内容

空間デザイン学科に入学するまでに、特に立体的な物体や空間についての正確な把握力、描写力の基礎を身に付けておくことが望ましいです。また、入学後のカリキュラムに対応するために、入学するまでに、以下に記した能力を身に付けておくことを求めます。

  1. 芸術や歴史、地理など、文化全般に関する教養・知識
  2. 言語(日本語および外国語)による、基本的な文章読解力、論理的な作文能力
  3. 自分と他者の考えを互いにやりとりし、新しいアイデアを生み出すためのプレゼンテーションやコミュニケーション能力
  4. 数理的な分析・考察のための、幾何学や統計学などの数学的知識
  5. 物体にはたらく力の仕組み(運動の三法則)や光・音に関する物理的知識
  6. 物質の組成や材料特性を理解するための、化学的知識
  7. 動植物の生態やからだの構造に関する生物的知識
  8. 地球環境や人間社会など、身の回りの物事についての幅広い関心や観察力

情報科学部 アドミッション・ポリシー

情報科学部は、豊かで安心できる社会の実現をめざし、情報技術を自在に駆使して社会の発展に貢献できる「情報プロフェッショナルの育成」を教育理念としており、この理念に沿った学生を受け入れます。

求める人物像

  1. 情報分野に強い関心を持ち、専門知識や技術を身に付けることをめざす人
  2. 専門的能力を修得するのに必要な基礎学力と論理的思考力を有し、自主的・積極的に勉学に取り組める人
  3. 情報プロフェッショナルとして、情報分野の第一線で活躍し、豊かで安心できる社会の実現に貢献したい人

入学前に学習しておくことが期待される内容

情報科学部では、情報技術とその実践的な応用による問題解決手法を学び、情報技術で社会を発展させる情報プロフェッショナルを育成します。情報科学部の入学生には、これらの学びの基盤となる高校課程での数学、理科の基本的な能力を身につけておくことを求めます。また、実際の社会問題の解決には、情報技術の発達が社会や人の生活に与えた影響を理解するための基礎知識、ならびに政治、経済、国際情勢などの人文・社会科学に関する基礎知識を身につけておくことを求めます。英語や国語については情報の収集・発信、他者との議論や協働を可能とするための基本的な読解力と論理的な文章の作文力を身に付けておくことを求めます。

データサイエンス学科 ★2021年4月開設

これからの産業には現状の改善だけではなく、新しい価値を生み出すことが求められています。勘や経験をもとにするのではなく、科学的な分析に基づいたシステム設計が求められています。一方で情報技術の発展は、想像を超えるデータの収集とその分析を可能にしました。データサイエンス学科では、情報技術だけではなくデータ分析能力やマネジメント能力、問題解決能力を身につけることで、新たな価値を創造できるデータサイエンスのプロフェッショナルを育成します。

求める人物像

  1. 行動や現象に規則性を見出したり、新たな発見をしたりする能力を身につけたい人
  2. 情報技術だけではなく社会システムに関する知識を身につけたい人
  3. 産業における情報システムの企画・設計に興味のある人
  4. 組織運営や企業経営に興味がある人

入学前に学習しておくことが期待される内容

データサイエンス学科に入学するまでに、以下に記した能力を身に付けておくことを求めます。

  1. 現実の問題を抽象化して数学的に表現するとともに、基本概念や法則を活用して論理的に考察し数学的に処理する能力を有していること
  2. 物理、化学、あるいは生物に関し、各々に関する現象をその背後にある理論を理解したうえで筋道立てて論理的に説明できること。または、政治、経済、国際情勢等の社会問題に関する基礎的知識を有していること
  3. 基本的な英文の読解力・語彙力・文法力を有すること。また、平易な英文を用いて意思を伝え、相手の意図を理解できる基本的なコミュニケーション能力を有していること
  4. 国語は、基本的な読解力と論理的な文章の作文力を有すること

実世界情報学科 ★2025年4月開設

現実社会にある課題に取り組むためには、問題が発生している実世界の空間的状況や時間的変化を把握したうえで、人への情報提示や機器の制御によって問題の解決を図っていく必要があります。実世界情報学科は様々なセンサによる実世界情報の収集と伝送、認識と理解に基づく実世界情報の可視化や自動機器の制御を行う一連の技術を習得させ、現実的に課題を解決していける実世界情報のプロフェッショナルを育成します。

求める人物像

  1. 持続可能な社会を目指すうえで取り上げられている様々な課題に関心がある人
  2. 情報技術に関心を持ち、机上の知識ではなく実際に応用することに意欲のある人
  3. 技術者の社会的責任について理解し、それを誠実に遂行しようとする倫理観を持つ人
  4. 多様な人々と協働してプロジェクトを推進する力を身につけたい人

入学前に学習しておくことが期待される内容

実世界情報学科に入学するまでに、以下に記した能力を身につけておくことを求めます。

  1. 現実の問題を抽象化して数学的に表現するとともに、基本概念や法則を活用して論理的に考察し数学的に処理する能力を有していること
  2. 物理、化学、あるいは生物に関し、各々に関する現象をその背後にある理論を理解したうえで筋道立てて論理的に説明できること
  3. 実世界の情報や情報社会の特性、ならびに政治、経済、国際情勢等の社会問題に関する基礎的知識を有していること
  4. 基本的な英文の読解力・語彙力・文法力を有すること。また、平易な英文を用いて意思を伝え、相手の意図を理解できる基本的なコミュニケーション能力を有していること
  5. 国語は、基本的な読解力と論理的な文章の作文力を有すること

情報知能学科

情報知能学科では、機械学習、知能情報処理、各種の最適化技法など人工知能に関する深い知識・スキルを身につけ、知能システムの中核を創ることができる人材、ならびにソフトウェア/ハードウェアに加えて、センサや機器制御に関する知識・スキルを有し、実環境に則した知能システムを構築できる人材を育成します。

求める人物像

  1. 人工知能に興味があり、深く学びたい人
  2. 人工知能を機器やシステムに組み込んで動かしてみたい人
  3. ソフトウェアだけでなく、コンピュータや機器のハードウェアにも興味がある人
  4. 他者と協調してチームワークで課題を解決する力を身につけたい人

入学前に学習しておくことが期待される内容

情報知能学科に入学するまでに、以下に記した能力を身につけておくことを求めます。

  1. 現実の問題を抽象化して数学的に表現するとともに、基本概念や法則を活用して論理的に考察し数学的に処理する能力を有していること
  2. 物理、化学、あるいは生物に関し、各々に関する現象をその背後にある理論を理解したうえで筋道立てて論理的に説明できること
  3. 基本的な英文の読解力・語彙力・文法力を有すること。また、平易な英文を用いて意思を伝え、相手の意図を理解できる基本的なコミュニケーション能力を有していること
  4. 日本語の基本的な語彙力・読解力と論理的な文章力を有すること

情報システム学科

情報システムは、社会、産業のあらゆるところで重要な役割を果たし、無くてはならないものとなっています。情報システム学科は、情報技術を適用し、社会の要求・ニーズを満たす情報システムを設計、開発、運用できる能力を有するシステムエンジニアを育成します。

求める人物像

  1. 社会の問題に強く関心を持ち、その問題解決に向けて新しいシステムを提案・開発することに興味のある人
  2. いろいろな技術を統合して、新しい価値を生む「システムづくり」に興味のある人
  3. 人と人とのかかわりを大切にし、互いに協調して大きな仕事を達成したいという思いのある人
  4. 筋道立ててものごとを考え、話すことができる人

入学前に学習しておくことが期待される内容

情報システム学科に入学するまでに、以下に記した能力を身につけておくことを求めます。

  1. 現実の問題を抽象化して数学的に表現するとともに、基本概念や法則を活用して論理的に考察し数学的に処理する能力を有していること
  2. 物理、化学、あるいは生物に関し、各々に関する現象をその背後にある理論を理解したうえで筋道立てて論理的に説明できること
  3. 基本的な英文の読解力・語彙力・文法力を有すること。また、平易な英文を用いて意思を伝え、相手の意図を理解できる基本的なコミュニケーション能力を有していること
  4. 日本語の基本的な語彙力・読解力と論理的な文章力を有すること

情報メディア学科

情報メディア学科は、情報技術が社会・文化に与える影響について幅広い知識を身につけ、情報社会において活躍できる人材を輩出するため、情報学の視点から画像・音・言語・体感およびそれらの複合メディア情報技術を駆使して人間とシステムの自然なコミュニケーション環境を実現する情報メディアプロフェッショナルを育成します。

求める人物像

  1. 人にやさしく直感的な情報システムの開発に興味のある人
  2. 画像・音・言語・体感といった各種メディアの処理技術に興味のある人
  3. 人間と情報とのかかわりに興味のある人
  4. デジタルコンテンツによるコミュニケーション能力を身につけたい人

入学前に学習しておくことが期待される内容

情報メディア学科に入学するまでに、以下に記した能力を身につけておくことを求めます。

  1. 現実の問題を抽象化して数学的に表現するとともに、基本概念や法則を活用して論理的に考察し数学的に処理する能力を有していること
  2. 物理、化学、あるいは生物に関し、各々に関する現象をその背後にある理論を理解したうえで筋道立てて論理的に説明できること
  3. 基本的な英文の読解力・語彙力・文法力を有すること。また、平易な英文を用いて意思を伝え、相手の意図を理解できる基本的なコミュニケーション能力を有していること
  4. 日本語の基本的な語彙力・読解力と論理的な文章力を有すること

知的財産学部 アドミッション・ポリシー

知的財産学科

知的財産学部知的財産学科は、知的財産の創造・保護・活用という知的創造サイクルの各段階において、大きな役割を果たすことができる総合的・専門的人材を養成します。このために知的財産に関する関心と意欲を強く持って真摯に学修に励み、意欲的に自己を成長させる人材を広く求めます。

求める人物像

  1. 知的財産に関する専門能力を有する専門家として産業界での活躍をめざす人
  2. 知的財産に関する専門資格を有し、知的財産の創造・保護・活用への貢献ができる人材をめざす人
  3. 企業等において知的財産を理解する人材として幅広く活躍できることをめざす人

入学前に学習しておくことが期待される内容

知的財産学科に入学するまでに、以下に記した能力を身に付けておくことを求めます。

  1. 日本語の学問的な文献を読んで理解するとともに、それをもとに自分の考えを文章にまとめる能力
  2. 国際語ともいうべき英語について、読み、書き、話し、聞くことができる基礎的能力
  3. 政治、経済、国際情勢等の社会問題に関する基礎的知識
  4. 自然科学に関する積極的な関心(高等学校などで、数学、物理、化学などを学習しておくことが望ましい)

入試区分別 アドミッション・ポリシー

全体

大阪工業大学は、工学、情報科学、知的財産の各分野における専門的かつ実践的な教育を実施するために、各分野で必要となる論理的思考力や基礎学力を入学者に求めています。入試区分ごとに設定したポリシーは以下のとおりです。

総合型選抜-AO入試

高等学校等在籍時の多様な活動や経験を通して身に付けた能力や豊かな人間性などを積極的に評価する入試制度です。1次選考では面接および書類審査を課し、様々な活動や経験を通してどのような能力を身に付けてきたか、人間的な成長を遂げたかを評価します。2次選考では書類選考を課し、本学で学ぶ意思と入学後のビジョンなどを評価します。面接は各学科のアドミッション・ポリシーに則った方法で実施します。

学校推薦型選抜-普通科高校特別推薦入試

高等学校等在籍時に普通科教育を中心としたカリキュラムを受講した生徒を対象とします。素養を問う簡単なテストおよび小論文を課し、工学部、ロボティクス&デザイン工学部ならびに情報科学部は、数学および英語の素養や入学後の学びで必要となる基礎学力などを、知的財産学部は英語の素養や入学後の学びで必要となる基礎学力、知識に加え、思考力・判断力・表現力などを評価します。面接では、本学で学ぶ意思や入学後のビジョンなどを問います。英語、数学の出題は高校教科書の基本的な内容とし、小論文は高等学校等卒業見込み者が持ちうる学力や知識の範囲内で記述できる内容としています。また一定レベル以上の英語等の検定資格保持者に対し、資格・検定試験に取り組んだ主体性も評価します。

学校推薦型選抜-専門高校特別推薦入試

高等学校等在籍時に工業、商業、情報などに関する専門教育を受けた生徒を対象とします。素養を問う簡単なテストおよび小論文を課し、工学部、ロボティクス&デザイン工学部ならびに情報科学部は、数学および英語の素養や入学後の学びで必要となる基礎学力などを、知的財産学部は英語の素養や入学後の学びで必要となる基礎学力、知識に加え、思考力・判断力・表現力などを評価します。面接では、本学で学ぶ意思や入学後のビジョンなどを問います。英語、数学の出題は高校教科書の基本的な内容とし、小論文は高等学校等卒業見込み者が持ちうる学力や知識の範囲内で記述できる内容としています。また一定レベル以上の英語等の検定資格保持者に対し、資格・検定試験に取り組んだ主体性も評価します。

学校推薦型選抜-女子特別推薦入試

「専門職業人の育成」という建学の精神に基づき、社会の動向や時代の要請に応じた多様な人材の育成に努める中で、授業や課外活動で顕著な成績を残す女子学生や、卒業後も各界において卓越した実力を発揮している女性も少なくありません。女性人材の登用を求める日本や世界の声を引くまでもなく、組織や社会の活性化に向けて女性の能力や視点が不可欠であることは、本学の実体験であり、本学では女子学生人材の育成強化とその先にある社会全体の多様性向上を目的に本入試を実施します。工学部建築学科を除く学科では、高等学校等在籍時に普通科教育を中心としたカリキュラムを受講した女子生徒を対象とします。工学部建築学科は普通科に加え、工業科、総合学科等の高校に在籍する女子生徒を対象とします。工学部電子情報システム工学科は普通科に加え、工業に関する専門教育を受けた高等専門学校に在籍する女子生徒も対象とします。素養を問う簡単なテストを課し、数学および英語の素養や入学後の学びで必要となる基礎学力、知識に加え、思考力・判断力・表現力などを評価します。英語、数学の出題は高校教科書の基本的な内容とし、小論文は高等学校等卒業見込み者が持ちうる学力や知識の範囲内で記述できる内容としています。書類審査は各学科が指定する課題を課し、思考力・判断力・表現力などを評価します。面接では、本学で学ぶ意思や入学後のビジョンなどを問います。また一定レベル以上の英語等の検定資格保持者に対し、資格・検定試験に取り組んだ主体性も評価します。

学校推薦型選抜-公募制推薦入試

数学、外国語、国語のうち2教科を課しています。いずれの出題も素養を問う簡単なテストとし、高校教科書の内容の正確な理解を求めます。また、数学、国語の一部問題については記述式を採用し、単なる知識として問うだけではなく、思考力、表現力も評価します。また一定レベル以上の英語の検定資格保持者に対し、資格・検定試験に取り組んだ主体性も評価します。

一般選抜-一般入試

数学、外国語、国語、理科または地理歴史のうち3教科(または2教科)を課しています。いずれも高校教科書の内容の正確な理解に加え、それを応用できる能力を求めます。数学、物理、化学と国語の一部問題については記述式を採用し、単なる知識として問うだけではなく、思考力や表現力も評価します。大学入学共通テスト利用型においては、幅広い視野と知識を身につけた入学者を求める観点から、理系型では数学、文理型および文系型では外国語や国語に重きを置きつつ、理系・文系にかかわらず広く科目を設定しています。また、大学入学共通テスト利用型のうち後期C日程では、「外部英語検定試験」を活用したみなし得点制度を導入し、学力の3要素を踏まえた多面的・総合的な評価を実施します。

その他の選抜-社会人入試

一定期間以上の社会人経験を有する入学希望者を対象とした入試制度で、「多面的評価入試」の一環として行っています。書類審査および面接では、本学で学ぶ意思や入学後のビジョンなどを問うとともに、社会人経験で培った人間性、入学後の学びで必要となる基礎学力などを総合的に評価します。

その他の選抜-帰国生徒入試

帰国生徒の海外での経験を積極的に評価する「多面的評価入試」の一環として行っています。面接では、海外での経験を通じて身に付けた多様性や協働性、主体性のほか、本学で学ぶ意思や入学後のビジョン、入学後の学びで必要となる基礎学力などを総合的に評価します。

その他の選抜-外国人留学生入試

海外での異なる文化や環境で生まれ育った入学希望者を対象とした入試制度で、「多面的評価入試」の一環として行っています。工学部、ロボティクス&デザイン工学部ならびに情報科学部は英語、数学の素養を問う簡単なテスト、知的財産学部は英語の素養を問う簡単なテストおよび小論文を課し、入学後の学びで必要となる基礎学力などを評価します。面接では、本学で学ぶ意思や入学後のビジョンなどを問うとともに、日本語能力を評価します。

その他の選抜-編入学試験

本学が定める一定基準以上の学業を収めた編入学希望者および大学を卒業または学士の称号を有する(いずれも見込者を含む)編入学希望者を対象とした入試制度で、「多面的評価入試」の一環として行っています。工学部、ロボティクス&デザイン工学部ならびに情報科学部は英語、数学、理科の3教科、知的財産学部は英語および論文を課します。いずれの出題も大学2年次生程度の基礎学力や知識とそれらを応用できる能力を評価します。面接では、本学で学ぶ意思や編入学後のビジョンなどを問うとともに、編入学後の学びで必要となる基礎学力などを総合的に評価します。

大学院 アドミッション・ポリシー

(博士前期課程) 工学研究科

研究科・専攻ポリシー

学士課程教育の中で培った人間性豊かなエンジニアとしての能力をさらに高め、課題解決に対して基本的な工学技術を駆使し、さらに最先端技術を応用できる専門技術者・研究者を養成する。また、同時に地球環境に配慮しながら人類社会を豊かにするための課題に主体的に立ち向かい、かつ国内のみならず国際的にも活躍できる専門技術者・研究者へと成長を促す。

<求める人物像>

  • 工学研究科の教育目標を理解し、その実現に対して努力できる人

入学前に学修しておくことが期待される内容

課題発見につなげるための基礎となる専門知識と技術を学部教育において修得しておくことを求めている。また、大学院では地球環境に配慮しながら人類社会を豊かにするための課題解決に取り組むために、数学・物理や他の自然科学関連の工学的な基礎知識、グローバル化する社会で対応する英語力、情報収集・発信力および人文・社会科学関連の幅広い素養が必要となる。専門分野では、卒業する学部・学科のディプロマ・ポリシーに定める基礎知識と技術を十全に修得し、より高度な研究活動に取り組む関心や目的意識を持ち、科学的に探究する能力と主体的・能動的な態度を備えていることが必要である。また、複雑化とグローバル化が進む世界に研究者・技術者として効果的に貢献するため、専門分野において要請される英語でのコミュニケーション力や他者と協働する積極的姿勢を身に付けていることが求められる。
 
一般入試
専門分野では、卒業する学部・学科のディプロマ・ポリシーに定める基礎知識と技術を十全に修得し、より高度な研究活動に取り組む関心や目的意識を持ち、科学的に探究する能力と主体的・能動的な態度を備えていることが必要である。また、複雑化とグローバル化が進む世界に研究者・技術者として貢献するため、専門分野において要請される英語でのコミュニケーション力や他者と協働する積極的姿勢を身に付けていることが求められる。
 
社会人入試
専門分野では、卒業した学部・学科のディプロマ・ポリシーに定める基礎知識と技術を十全に修得し、社会人として実社会で培った深い洞察力と実践的専門技能を活かしながら、より高度な研究活動に取り組む関心や目的意識を持ち、科学的に探究する能力と主体的・能動的な態度を備えていることが必要である。また、複雑化とグローバル化が進む世界に研究者・技術者として貢献するため、専門分野において要請される英語でのコミュニケーション力や他者と協働する積極的姿勢を身に付けていることが求められる。
 
外国人留学生入試
専門分野では、卒業した学部・学科のディプロマ・ポリシーに定める基礎知識と技術を十全に修得し、国外での学修・経験を生かしながら、より高度な研究活動に取り組む関心や目的意識を持ち、科学的に探究する能力と主体的・能動的な態度を備えていることが必要である。大学院で深い専門知識・技術を修得するための、堪能な日本語能力の修得も必須である。また、複雑化とグローバル化が進む世界に研究者・技術者として効果的に貢献するため、専門分野において要請される英語でのコミュニケーション力や他者と協働する積極的姿勢を身に付けていることが求められる。

(博士前期課程) 建築・都市デザイン工学専攻

研究科・専攻ポリシー

学士課程教育の中で培った人間力豊かな技術者としての能力をさらに深化させ、建築学・都市デザイン工学の専門領域の知識・技術の向上を図る。また、研究活動における教育研究に留まることなく、建築・都市デザイン工学分野がもつリソースを融合的に活用して、多重的な「物の見方・考え方」や幅広い「知識・技術・技能」を積極的に習得し、産業社会で多面的に活躍できる技術者を養成する。

<求める人物像>

  • 建築・都市デザイン工学専攻の教育目標を理解し、その実現に対して努力できる人
  • 建築・都市デザイン工学専攻が包含する幅広い技術を融合的に活用し、人類が直面する多方面にわたる課題に立ち向かう意欲を持った人
  • 人間的な成長および自己実現をめざす向上心をもち、共同作業の重要性を認識し実行できる人

(博士前期課程) 建築・都市デザイン工学専攻【建築学コース】

研究科・専攻ポリシー

最新の建築技術や知識を駆使して、また、都市デザイン工学の知識を加味することで、地震、台風、火災、環境汚染などの災害から人間を守る安全・安心な社会、地球環境を保全する持続可能な社会、文化的で豊かな生活を送ることのできる成熟した社会の実現をめざす。その目的を達成するため、課題を主体的に発見・解決できる建築家、建築技術者、プランナー、デザイナーなどの高度なプロフェッショナルや研究者を養成する。


<求める人物像>

  • 建築学の高度な専門知識と技術を修得し、考究するのに必要な基礎的知識を有している人
  • 建築学に関する研究や開発を主導する高度な技術者や研究者をめざし、新たな知識や技術の創造に向けての思考力、洞察力、行動力を有している人
  • 技術者としての責任と自覚を持ち、高度な倫理観をそなえている人
  • 人間的な成長および自己実現をめざす向上心をもち、共同作業の重要性を認識し実行できる人

入学前に学修しておくことが期待される内容【建築学コース】

博士前期課程では、学部で学修した専門科目の知識や技能を基点として、さらに周辺学術領域にも学修の視野を広げながら専門分野の知識と思考を深める姿勢が求められる。また、指導教員の助言を受けながら主体的に研究課題に取組み、研究を遂行するとともに、専修する学術分野において研究成果を発信できる能力が求められる。そのためには、建築学科の学部基幹科目とともに、選択必修科目であるである4分野の知識を定着させておくことが必要である。次に、専修する当該分野における基本的な研究・設計遂行能力を身に付けておくことが必要である。また、学術情報を収集し理解するための英語読解能力、当該分野の研究者と意見交換できる英会話能力、研究成果を世界に向けて発信するための英語学術論文作成能力、などの基本的な英語力が必要である。さらに、工学倫理(研究者倫理)を修得しておくことが望ましい。
 
学内進学選考
学科試験は課さず、3年次終了時点での成績と面接試問の結果で総合的に評価する。
 
一般入試
学科試験として、構造系・生産系・環境系では、建築の基礎学力試験と専門試験(「建築史」「建築計画」「都市計画」「建築環境工学」「建築材料」「建築構造」「構造力学A」「構造力学B」の8科目のうち3科目)を課す。計画系では、建築設計、建築の基礎学力試験と専門試験(「建築史」「建築計画」「都市計画」「建築環境工学」「建築材料」「建築構造」「構造力学A」「構造力学B」の8科目のうち2科目)を課す。なお、専門試験の選択科目は自ら専修する分野や研究内容に近い科目を選ぶことが望ましい。英語に関してはこの学科試験以外に、TOEICテストあるいはTOEIC IPテストの得点も加える。ただし、オンライン受験による点数は受け付けない。さらに、書類(調査書、成績証明書、TOEIC成績)審査と面接試問の結果を合わせて総合的に評価する。
専門試験で選択しなかった分野については、大学院入学までに自修し、学部で学んだ広範な知識の定着を図る必要がある。

社会人入試
選考に関しては、学科試験は課さず、書類 [成績証明書、業績書、出願理由書等] 審査と面接試問の結果で総合的に評価する。
 
外国人留学生入試
学科試験として「建築学の基礎」を課す。さらに、書類(成績証明書、推薦書、英語外部試験の成績証明書、歴史・意匠およびデザイン・計画分野を志望する場合はポートフォリオ)審査と面接試問の結果で総合的に評価する。大学院入学までには、学部時に学んだ知識の定着を図りつつ、当該専攻科の専修領域のシラバス記載内容を事前に学修しておくことが必要である。また、日本語文献の読解と日常会話が可能な日本語能力が必要である。

(博士前期課程) 建築・都市デザイン工学専攻【都市デザイン工学コース】

研究科・専攻ポリシー

都市および地域を対象に、自然環境と調和し共生できる安全・便利・快適な人間活動環境の創造に必要な社会基盤施設ならびにそのシステムの整備や維持管理にかかわる学理と技術を、建築学を含む柔軟で幅広い視野で学びかつ深く考え研究することに情熱を有し、持続可能な社会の発展に貢献するデザイナー、プランナー、エンジニアを養成する。

<求める人物像>

  • 都市デザイン工学の高度な専門知識と技術を習得し、深く考え研究するために必要な基礎的知識を有している人
  • 都市デザイン工学に関する研究や開発を主導する高度な技術者や研究者をめざし、新たな知識や技術の創造に向けての思考力、洞察力、行動力を有している人
  • 専門分野を基礎とし、倫理観と責任感のある高度技術者、研究者として持続可能な社会の形成に生涯を通じて貢献する意欲のある人

入学前に学修しておくことが期待される内容

都市デザイン工学における高度な専門知識と技術を発展させるための、都市デザイン工学の専門領域の体系的理解と技術、および広い視野にもとづいた判断力の修得を求めている。また、科学技術の社会的貢献と地球環境への影響を理解し、自己実現と自己責任を持った自立できる技術者としての素養と、社会の変化に対応して学び続けようとする姿勢も求めている。加えて、都市デザイン工学のグローバル化に対応し、専門的な知識や技術を用いた論理的な思考にもとづいたコミュニケーション能力、プレゼンテーション能力の修得も求めている。
 
学内進学選考
  • 面接試問では、これまで学んできた都市デザイン工学の専門分野に関する基礎的な内容についての理解と、入学後に学修を希望する専門分野に関する知識と姿勢について評価する。また、専門分野と合わせて広く多くの考え方を知り、大学院修了後について積極的で明確な目的を持つと同時に、これを実現しようとする姿勢が望まれる。
  • 幅広く学ぶ学理と研究におけるグローバル化に対応した英語力について、TOEIC 成績をもとに評価する。専門的な内容について学び、コミュニケーション力を学ぶ基礎力と、積極的な学びの姿勢が必要となる。また、選考後もこの姿勢を継続することが望ましい。
     
一般入試
  • 学科試験では、都市デザイン工学の基礎学力専門試験として、「景観工学」「計画学」「構造力学」「建設材料学・鉄筋コンクリート工学」「土質力学」「水理学」の6つの分野から3つの科目を選択(ただし、大学院研究指導教員が専門とする科目は必ず選択)して解答する。選択する科目は、自ら専修する分野や研究内容に近い科目を選ぶことが望ましい。なお、専門試験で選択しなかった分野についても、学士課程で学んだ広範な知識として、事前に再度復習を行い、知識の積極的な定着を図る必要がある。
  • 英語は、TOEIC テストで評価する(ただし、オンライン受験による点数は受け付けない)。グローバル化を見据え、専門的な内容についてコミュニケーションするための能力、またはこれを学ぶための基礎力と、積極的な学びの姿勢が求められる。選考後においてもこの姿勢を継続的に維持することが望ましい。
  • これまで学んできた基礎学力と専門に関する学力については、上記の試験とともに論理的な考え方、専門知識と幅広い見方を問う論述試験を行う。これらと調査書、成績証明書等に関する審査と面接試問の結果で総合的に評価する。専門分野の知識と合わせて、多くの考え方を知り、大学院における学びについて積極的な姿勢と明確な目的を持つことが望まれる。
     
社会人入試
  • 受験時までの成績証明書、業績書、出願書等による審査と面接試問の結果で総合的に評価する。社会人として、再び学ぶことに対する考え方、姿勢を明確に表現できると同時に、その根拠と自己の立場および置かれた環境などについて理解し説明できることが必要である。
  • グローバル化に対応して、専門知識の修得と研究に必要な英語力を継続的に学ぶための基礎力と、TOEIC テストを継続して受験するなど今後につながるための積極的な姿勢が必要となる。
  • 学科試験を課していないため、大学院入学までに専門に関する基礎的分野と専修予定分野について自修しておくことが必要である。

外国人留学生入試
  • 学科試験として専門分野に関する試験、加えて成績証明書等と面接試問の結果で総合的に評価する。これまで学んだ専門分野について、事前に学修しておくことが必要となる。また、日本語文献の読解と日常会話が可能な日本語能力が必要である。
  • 選考後においては、専門分野の学修に必要な日本語能力の修得について、継続的に学ぶ必要がある。

(博士前期課程) 電気電子・機械工学専攻

研究科・専攻ポリシー

学士課程教育の中で培った人間力豊かな技術者としての能力をさらに高め、電気電子工学、機械工学の専門領域の知識を深化させる。また、研究活動を中心とした教育に留まることなく、電気電子・機械工学分野がもつリソースを融合的に活用して、多重的な「物の見方・考え方」や幅広い「知識・技能」を積極的に修得させ、産業社会で多面的に活躍できる技術者を育成する。

<求める人物像>

  • 電気電子・機械工学専攻の教育目標を理解し、その実現に対して努力できる人
  • 電気電子・機械工学専攻が包含する幅広い技術を融合的に活用し、人類が直面する多方面にわたる課題に立ち向かう意欲を持った人
  • 人間的な成長および自己実現をめざす向上心をもち、共同作業の重要性を認識し実行できる人

(博士前期課程) 電気電子・機械工学専攻【電気電子工学コース】

研究科・専攻ポリシー

「エレクトロニクス・情報分野」「電機・制御分野」において、高度な専門知識やスキルを駆使し、また、機械工学の知識を加味することで、社会・産業界が求める最新の技術開発ができる高度な技術者を養成する。また、社会貢献するという強い意志と自身の考え方に基づいて解決能力を持って、それを実現するために努力を惜しむことなく邁進できる学生を求めている。

<求める人物像>

  • 「エレクトロニクス・情報分野」「電機・制御分野」の基礎と応用技術を修得し、新しい技術開発に携わり、積極的に社会貢献したいと考えている人
  • 自然環境との共生を伴った社会の発展のために、自ら努力して成長していく意欲のある人
  • 人間的な成長および自己実現をめざす向上心をもち、共同作業の重要性を認識し実行できる人

入学前に学修しておくことが期待される内容

学士課程で学ぶ電気・電子分野の知識はもちろんのこと、数学や物理などの自然科学分野において、基礎的な概念から一般的法則、さらに実際の現象に至るまでを体系的に理解していることが必要である。外国語(英語)においては、グローバル化する世界で情報収集し理解するための読解力、研究成果を発信するための論文作成能力、他の研究者との意見交換ができる英会話能力を身に付けておくことが望ましい。また、複雑化する社会で活躍するために幅広い視野を持ち、人文社会科学の知識及び研究者倫理も身に付けていることが望ましい。
 
学内進学選考
面接試問では、研究および勉学に対する意欲、意識を確認する。旺盛な知的好奇心と探究心、豊かで柔軟な発想力といった資質を備えているかを審査する。書類審査では、大学院で科目を履修し、研究活動をするために必要な知識を学んでいるかどうかを判断する。
 
一般入試
学科試験では、大学院教育を受けるに足りる基礎知識を有しているかを判定する。「電磁気学」「電気回路」「電子回路」では電気電子工学分野の基礎的専門知識が、「数学」では電気電子工学分野で必要な数学の計算能力が求められる。また国際的になっている最先端の研究を行うために英語力は不可欠となっており、特に読む力と聞く力が求められる。「英語」については、独自の試験は行わずTOEIC成績(ただし、オンライン受験による点数は受け付けない)により必要な英語力の有無を判定する。面接試問では、研究および勉学に対する意欲、意識を確認し、旺盛な知的好奇心と探究心、豊かで柔軟な発想力といった資質を備えているかを審査する。書類審査では、大学院の科目を履修し、研究活動するために必要な知識を学んでいるかどうかを判断する。
 
社会人入試
面接試問では、研究および勉学に対する意欲、意識を確認する。旺盛な知的好奇心と探究心、豊かで柔軟な発想力といった資質を備えているかを審査する。書類審査では、大学院で科目を履修し、研究活動をするために必要な知識を学んでいるかどうかを判断する。
 
外国人留学生入試
学科試験では、大学院教育を受けるに足りる知識を有しているかを審査する。「電磁気学」「電気回路」では電気電子工学分野の基礎的専門知識を有しているか、英語では国際的になっている最先端の研究を行うために必要な英語力、特に読む力があるかどうかについて判定する。面接試問では、研究および勉学に対する意欲、意識を確認する。旺盛な知的好奇心と探究心、豊かで柔軟な発想力といった資質を備えているかを審査する。書類審査では、大学院で科目を履修し、研究活動をするために必要な知識を学んでいるかどうかを判断する。

(博士前期課程) 電気電子・機械工学専攻【機械工学コース】

研究科・専攻ポリシー

機械工学の専門知識を基盤として、電気電子工学の知識を加味することで、グローバルで多面的な視野に立ち、高い倫理観と責任感を持って現実の問題に取り組める高度な専門知識を有した実践的技術者を養成する。

<求める人物像>

  • 機械工学の基礎知識を具体的な研究課題に応用して、実験や解析した結果を工学的に考察する能力を深化させようとする意欲のある人
  • 論理的な表現力、プレゼンテーション能力、国際的なコミュニケーション能力を磨こうとする意欲のある人
  • 与えられた制約の下で研究を実施してまとめる創造的なデザイン能力を深化させようとする意欲のある人
  • 人間的な成長および自己実現をめざす向上心をもち、共同作業の重要性を認識し実行できる人

入学前に学修しておくことが期待される内容

博士前期課程では専門分野の先人の知見を理解したうえで、自分の研究の目的を設定し、その新規性、有用性を説明し、研究を遂行し有意な成果をあげて論文化し、プレゼンテーションすることが求められる。そのためには機械工学の基本である熱、流体、材料、機械の4つの力学を活用すること、また実験やシミュレーションをするための機械設計、材料選択、加工、コンピュータ活用、英語などの知識、技能を学修しておくことが期待される。
 
学内進学選考
機械工学の基本である熱、流体、材料、機械の4つの力学を活用すること、また実験やシミュレーションをするための機械設計、材料選択、加工、コンピュータ活用、英語などの知識、技能を十分に学修しておくことが期待される。
 
一般入試 社会人入試
機械工学の基本である熱、流体、材料、機械の4つの力学と英語の読み書き能力を十分学修すること、また英語についてはTOEIC の成績(ただし、オンライン受験による点数は受け付けない)を評価するので必ず受験しておくこと。
 
外国人留学生入試
学科試験を行う英語、数学を十分学修すること。また機械工学を学ぶ基本である熱、流体、材料、機械の4つの力学を学修し、十分な日本語能力を習得すること。
 
学内進学入試 一般入試 社会人入試 外国人留学生入試 共通
博士前期課程では専門分野の先人の知見を理解したうえで、自分の研究の目的を設定し、その新規性、有用性を説明し、研究を遂行し有意な成果をあげて論文化し、プレゼンテーションすることが求められる。

(博士前期課程) 化学・環境・生命工学専攻

研究科・専攻ポリシー

学士課程教育の中で培った人間力豊かな技術者としての能力をさらに高め、基本技術と最新の工学的ツールを駆使しながら主体的に課題を発見し、それを分析・総合・評価して解決できるよう教育を行う。なかでも、化学、環境工学、生命工学に関わる基本ツールを基盤としながら、広汎な分野の要素技術を駆使した上でグローバルに活躍できる人材育成を目指す。

<求める人物像>

  • 化学・環境・生命工学専攻博士前期の教育目標を理解し、その実現に対して努力できる人
  • 化学・環境・生命工学専攻が包含する幅広い技術を融合的に活用し、人類が今後直面する多方面にわたる課題に立ち向かう意欲を持った人
  • 人間的な成長および自己実現をめざす向上心をもち、共同作業の重要性を認識し実行できる人

(博士前期課程) 化学・環境・生命工学専攻【応用化学コース】

研究科・専攻ポリシー

物質およびその変化に関わる基本的な技術を中心としながらも、環境工学・生命工学に属する技術についても理解し、それらを幅広い課題解決に活用できるよう教育を行う。その中では、学士課程教育の中で培った人間力豊かな技術者としての能力をさらに高めていく。

<求める人物像>

  • 専攻および応用化学コース博士前期の教育目標を理解し、その実現に対して努力できる人
  • 物質に関わる知識や技術をさらに高めようとする意欲をもつ人
  • 化学・環境・生命工学専攻が包含する幅広い技術を融合的に活用し、人類が今後直面する多方面にわたる課題に立ち向かう意欲を持った人
  • 人間的な成長および自己実現をめざす向上心をもち、共同作業の重要性を認識し実行できる人

入学前に学修しておくことが期待される内容

博士前期課程では、学士課程で学修した専門科目の知識を基点として、さらに周辺学術領域にも学修の視野を広げるとともに、専門分野の知識と思考を深める姿勢が求められる。また、指導教員の助言を受けながら主体的に研究課題に取組み、研究を遂行するとともに、当該する学術分野において研究成果を発信できる能力も求められる。そのためには、応用化学科の学部基幹科目である「無機化学」「物理化学」「有機化学」の知識を定着させておくことが必要である。次に、当該分野における基本的な実験(研究)遂行能力を身に付け、分析技術とデータ解析手法を学んでおくことが必要である。また、学術情報を収集し理解するための科学英語読解能力、当該分野の研究者と意見交換できる英会話能力、研究成果を世界に向けて発信するための英語学術論文作成能力、などの基本的な英語力が必要である。さらに、工学倫理(研究者倫理)を修得し、情報リテラシーを身に付けておくことが望ましい。
 
学内進学選考
学科試験は課さず、3年次終了時点での成績と面接試問の結果で総合的に評価する。
 
一般入試
学科試験として「化学英語」「基礎化学」(「無機化学」「物理化学」「有機化学」の3分野から2分野を選択)を課す。英語に関してはこの学科試験以外に、TOEIC 公開テストあるいはTOEIC IP テストの得点も加える(ただし、オンライン受験による点数は受け付けない。大学院試験実施日から遡って3年以内に取得した最高得点)。さらに、書類(調査書、成績証明書、TOEIC 成績)審査と面接試問の結果を合わせて総合的に評価する。
「基礎化学」の試験で選択しなかった分野については、大学院入学までに自修し、3分野とも一度学んだ知識の定着を図る必要がある。
 
社会人入試
学科試験は課さず、書類(成績証明書、業績書、出願理由書等)審査と面接試問の結果で総合的に評価する。 学科試験を課していないので、大学院入学までに基幹科目「無機化学」「物理化学」「有機化学」を自修し、当該科目群のシラバス記載の到達目標をクリアしておくことが必要である。また、英語力を持続・発展させるために、TOEIC 公開テストを受験することが望ましい。
 
外国人留学生入試
学科試験として「英語」「基礎化学」(「無機化学」「物理化学」「有機化学」の3分野から2分野を選択)を課す。さらに、書類(成績証明書、推薦書他)審査と面接試問の結果で総合的に評価する。「基礎化学」の試験で選択しなかった分野については、大学院入学までに自修し、3分野とも一度学んだ知識の定着を図る必要がある。また、日本語文献の読解と日常会話が可能な日本語能力が必要である。

(博士前期課程) 化学・環境・生命工学専攻【環境工学コース】

研究科・専攻ポリシー

人と自然との共生を基盤に、応用化学や生命工学の知識を加味しながら自然環境・地域環境・社会環境基盤に関する「環境ソリューション分野」の技術の実践に携わることができるよう教育を行う。その中では、学士課程教育の中で培った人間力豊かな技術者としての能力をさらに高めていくことになる。

<求める人物像>

  • 専攻および環境工学コースの教育目標を理解し、その実現に対して努力できる人
  • 環境に関わるさまざまな知識や技術に対する理解をさらに深めようとする意欲をもつ人
  • 化学・環境・生命工学専攻が包含する幅広い技術を融合的に活用し、人類が直面する多方面にわたる課題に立ち向かう意欲を持った人
  • 人間的な成長および自己実現をめざす向上心をもち、共同作業の重要性を認識し実行できる人

入学前に学修しておくことが期待される内容

博士前期課程では、学士課程で学修した専門科目の知識を基点として、さらに周辺学術領域にも学修の視野を広げるとともに、専門分野の知識と思考を深める姿勢が求められる。また、指導教員の助言を受けながら主体的に研究課題に取組み、研究を遂行するとともに、該当する学術分野において研究成果を発信できる能力も求められる。そのためには、以下に記した能力を身に付けておくことが望まれる。環境工学の基礎:専門分野の横断的基礎として「環境解析」「環境技術」「環境共生」に係る広い視野に立って、環境工学を理解していることが重要である。専門分野:研究テーマを推進するに当たり、研究テーマの背景・目的・実験手法・解析手法など研究推進に必要な基礎力、自ら研究を推進するために必要な目的意識、研究テーマと環境工学との関連を説明できる能力が重要である。英語:グローバル化が進む中、研究者・技術者として活躍するため、国際人として専門分野の海外文献の活用、コミュニケーションに必要な英語力を身に付けておくことが必要である。学科試験は課さず、3年次終了時点での成績と TOEIC 公開テストの得点、面接試問の結果で総合的に評価する。学科試験を課していないので、大学院入学までに環境工学の基幹分野の横断的基礎として「環境解析」「環境技術」「環境共生」に係る広い視野に立って環境技術を自修し、一度学んだ知識の定着を図る必要がある。また、英語力を持続・発展させるために、合格内定後も継続して TOEIC 公開テストあるいは TOEIC IP テストを受験することが望ましい。
 
一般入試
学科試験では「環境工学の基礎」および「環境解析」「環境技術」「環境共生」に係る3分野から2テーマの選択を課す。英語に関してはこの学科試験以外に、TOEIC 公開テストあるいはTOEIC IP テストの得点でも評価す
る。(ただし、オンライン受験による点数は受け付けない。大学院試験実施日から遡って3 年以内に取得した最高得点)。さらに、書類(調査書、成績証明書、TOEIC成績)審査と面接試問の結果で総合的に評価する。大学院入学までに環境工学の基幹分野の横断的基礎として「環境解析」「環境技術」「環境共生」に係る広い視野に立って、環境技術について自修し、知識の定着を図る必要がある。
 
社会人入試
選考に関しては、学科試験は課さず、書類(成績証明書、業績書、出願理由書等)審査と面接試問の結果を合わせて総合的に評価する。学科試験を課していないので、大学院入学までに環境工学の基幹分野の横断的基礎として「環境解析」「環境技術」「環境共生」に係る広い視野に立って、環境技術について自修し、当該科目群のシラバス記載の到達目標をクリアしておくことが必要である。また、英語力を持続・発展させるために、TOEIC 公開テストを受験することが望ましい。
 
外国人留学生入試
学科試験として「英語」、「環境工学の基礎」および「環境解析」「環境技術」「環境共生」に係る3分野から2テーマの選択を課す。さらに、書類(成績証明書、推薦書他)審査と面接試問で総合的に評価する。「環境工学の基礎」については、大学院入学までに自修し、一度学んだ知識の定着を図る必要がある。また、日本語文献の読解と日常会話が可能な日本語能力が必要である。

(博士前期課程) 化学・環境・生命工学専攻【生命工学コース】

研究科・専攻ポリシー

最新の生命科学・医工学の知見を基盤にし、応用化学や環境工学における要素技術を理解しながら、バイオ、健康、医療、食品などの分野で活躍できるよう教育を行う。その中では、学士課程教育の中で培った人間力豊かな技術者としての能力をさらに高めていくことになる。

<求める人物像>

  • 専攻および生命工学コースの教育目標を理解し、その実現に対して努力できる人
  • 生命科学や医工学にかかわる技術に対する理解をさらに深めようとする意欲をもつ人
  • 化学・環境・生命工学専攻が包含する幅広い技術を融合的に活用し、人類が直面する多方面にわたる課題に立ち向かう意欲を持った人
  • 人間的な成長および自己実現をめざす向上心をもち、共同作業の重要性を認識し実行できる人

入学前に学修しておくことが期待される内容

生命工学において必要とされる数学、自然科学に関する知識、専門分野の知識を身に付け、それらを応用し、多面的に物事をとらえることを養っておくことが重要となる。また、生命工学の学問的知識と技術を活用し、課題解決に向けて継続して取り組み、その内容を論理的に記述し、口頭発表や討議できることが必要である。
 
学内進学選考
学士課程のキャリア形成の基礎、工学の基礎、生命工学の専門科目の全てを総合して、特に優れた成績を修めたことが必要である。また、明確な生命工学コースへの志向、勉学意欲、研究内容に関する発表を面接試問で評価する。
 
一般入試
生命工学の基礎科目と専門科目の筆記試験、英語[TOEIC(オンライン受験による点数は受け付けない。)の得点]、研究内容に関する面接試問、の総合点で評価する。
 
社会人入試
面接試問では社会人としての経験と勉学意欲、生命工学分野の基礎学力、研究内容に関する発表について評価する。
 
外国人留学生入試
生命工学の基礎科目と英語の筆記試験、研究内容に関する面接試問、の総合点で評価する。

(博士前期課程) ロボティクス&デザイン工学研究科 ロボティクス&デザイン工学専攻

研究科・専攻ポリシー

ロボティクス&デザイン工学研究科は、実社会の課題解決を通した実践的な研究開発活動を柱の一つとし、本研究科博士前期課程は、工学的な知識・技術を、人間中心の視点から活用し、持続可能で豊かな社会の実現に寄与する高度専門職業人材を育成します。

<求める人物像>

  1. ロボティクス、インターネットを核としたネットワーク技術、建築学、インテリア・プロダクトデザイン学などの専門分野はもとより、人文・社会・自然科学その他幅広い知識・教養を基礎として、柔軟で粘り強い思考力の礎を築いている人
  2. 上述の専門知識を活用し、人間中心の視点で社会などの課題を自ら発見し、他者との協働のもと、具体的な課題解決のプロセスをデザインしようとする人
  3. 技術者としての倫理観、使命感を確立し、生涯に亘り学び続ける必要性を認識し、その姿勢を身に付けようとしている人
  4. 的確な表現方法・技術を用いたコミュニケーション(英語によるコミュニケーション、視覚効果を考慮したプレゼンテーションなどを含む)によって、自らの考えを伝え、他者の理解や共感を導き出そうとする人
  5. 上記を基礎とし、更に専門分野の知識・技術を高め、イノベーションリーダーとして、持続可能で豊かな社会の実現に寄与する意思を持てる人

入学前に学修しておくことが期待される内容

ロボティクス&デザイン工学部では、工学的な知識・技術を、ユーザ視点から活用し、持続可能で豊かな社会の実現に寄与する人材を育成します。ロボティクス&デザイン工学研究科では、さらに高度な工学的な知識・技術の修得をめざすとともに、企業・地域連携による社会実装の経験を積ませ、社会に出てからイノベーションを起こせる人材を育成します。従って、入学前に、それぞれの専門分野における基礎的な学力だけでなく、分野横断的な幅広い知識・技術の理解に必要な能力を修得していること、デザイン思考・人間中心的な考え方が身に付いていること、自主的・継続的に課題解決に取り組む姿勢を身に付けていることが望まれます。
 
学内進学者入試
本学及び同一法人の摂南大学・広島国際大学の学部生を対象に、「面接試問」及び「書類審査」により合否を判定する。出願に先立ち、必ず専攻(領域)の指導教員に対し事前相談を行い、研究分野に齟齬がないか確認する機会を設けている。
 
一般入試
「学科試験」「面接試問」「書類審査」により合否判定を行う。出願に先立ち、必ず専攻(領域)の指導教員に対し事前相談を行い、研究分野に齟齬がないか確認する機会を設けている。外国人留学生入試「学科試験」「面接試問」「書類審査」により合否判定を行う。出願に先立ち、必ず専攻(領域)の指導教員に対し事前相談を行い、研究分野に齟齬がないか確認する機会を設けている。
 
社会人入試
「面接試問」「書類審査」により合否判定を行う。必要により基礎学力に関する検査を行う場合がある。出願に先立ち、必ず専攻(領域)の指導教員に対し事前相談を行い、研究分野に齟齬がないか確認する機会を設けている。

(博士前期課程) ロボティクス&デザイン工学研究科【ロボティクスコース】

研究科・専攻ポリシー

機械・電気・電子・計測・制御・情報などの理論と実践を基盤とし、ロボティクスを通じてあるべき社会の実現にコミットする高度専門技術者を養成する。

<求める人物像>

  • ロボティクス&デザイン工学専攻および、ロボティクス分野の教育目標を理解し、その目標の達成に向けて努力できる人物
  • 豊かな人間性をそなえ、ロボティクス&デザイン工学専攻が包含する幅広い技術を融合的に活用し、人にやさしい新たな機器・サービスを創出する意欲を持った人物
  • コミュニケーションの重要性を認識し、向上心を持って実践的「ものづくり」を行う場で責任ある行動をとれる人物

入学前に学修しておくことが期待される内容

博士前期課程においては専門分野の先人の知見を理解したうえで、自分の研究の目的を設定し、その新規性、有用性を説明し、研究を遂行し有意な成果をあげて論文化し、プレゼンテーションすることが求められる。そのためには機械工学、電気電子工学、計測制御工学、情報工学の領域を融合したロボティクスに関する知識とともに、実験やシミュレーション、英語などの知識、技能を学修しておくことが期待される。
 
学内進学者入試
面接試問では、大学院への進学に向けた研究および勉学に対する意欲、意識を確認する。旺盛な知的好奇心と探究心、豊かで柔軟な発想力といった資質を備えているかを審査する。また、英語力を持続・発展させるために、合格内定後も継続して TOEIC 公開テストあるいは TOEIC IP テストを受験することが望ましい。
 
一般入試
学科試験では数学、制御工学、材料力学、機械力学、電気回路の知識を問う試験を行う。また英語についてはTOEIC の成績を評価するので必ず受験しておくこと。社会人入試面接試問では、研究及び勉学に対する意欲、意識を確認する。旺盛な知的好奇心と探究心、豊かで柔軟な発想力といった資質を備えているかを審査する。書類審査では、大学院で科目を履修し、研究活動をするために必要な知識を学んでいるかを審査する。外国人留学生入試学科試験を行う英語を十分学修すること。またロボット工学の基礎を理解し論述できる、十分な日本語能力を修得すること。
 
社会人入試
面接試問では、研究及び勉学に対する意欲、意識を確認する。旺盛な知的好奇心と探究心、豊かで柔軟な発想力といった資質を備えているかを審査する。書類審査では、大学院で科目を履修し、研究活動をするために必要な知識を学んでいるかを審査する。
 
外国人留学生入試
英語を十分学修すること。またロボット工学の基礎を理解し論述できる、十分な日本語能力を修得すること。
 
学内進学者入試 一般入試 社会人入試  外国人留学生入試  共通
専門分野の先人の知見を理解したうえで、自分の研究の目的を設定し、その新規性、有用性を説明し、研究を遂行し有意な成果をあげて論文化し、プレゼンテーションすることが求められる。

(博士前期課程) ロボティクス&デザイン工学研究科【システムデザインコース】

研究科・専攻ポリシー

機械・電気・電子・情報・計測・制御・通信などの専門能力と、デザイン思考による課題解決手法を基盤とし、人が人らしく豊かに暮らせる社会の実現に寄与する高度専門技術者を養成する。

<求める人物像>

  • ロボティクス&デザイン工学専攻および、システムデザイン分野の教育目標を理解し、その目標の達成に向けて努力できる人物
  • 豊かな人間性をそなえ、ロボティクス&デザイン工学専攻が包含する幅広い技術を融合的に活用し、人間にとって価値ある新たな機器・サービスを創出する意欲を持った人物
  • コミュニケーションの重要性を認識し、向上心を持って実践的「ものづくり」を行う場で責任ある行動をとれる人物

入学前に学修しておくことが期待される内容

学部で学修した専門科目の知識や技能を確実に身に付けていること。知識をもとにして他者と共働しながら論理的な思考ができること。分野において研究成果をプレゼンテーションできる能力が求められる。また、広く情報を収集し理解するための英語読解能力、当該分野の研究者と意見交換できる英会話能力、研究成果を世界に向けて発信するための英語学術論文作成能力などの基本的な英語力が必要である。さらに、工学倫理(研究者倫理)を修得しておくことが望ましい。
 
学内進学者入試
面接試問では、大学院への進学に向けた研究および勉学に対する意欲、意識を確認する。旺盛な知的好奇心と探究心、豊かで柔軟な発想力といった資質を備えているかを審査する。また、英語力を持続・発展させるために、合格内定後も継続して TOEIC 公開テストあるいは TOEIC IP テスト受験することが望ましい。
 
一般入試
学科試験では数学、制御工学、材料力学、機械力学、電気回路の知識を問う試験を行う。また英語についてはTOEIC の成績を評価するので必ず受験しておくこと。
 
社会人入試
面接試問では、研究及び勉学に対する意欲、意識を確認する。旺盛な知的好奇心と探究心、豊かで柔軟な発想力といった資質を備えているかを審査する。書類審査では、大学院で科目を履修し、研究活動をするために必要な知識を学んでいるかを審査する。
 
外国人留学生入試
英語を十分学修すること。またロボット工学の基礎を理解し論述できる、十分な日本語能力を修得すること。
 
学内進学者入試 一般入試 社会人入試 外国人留学生入試 共通
専門分野の先人の知見を理解したうえで、自分の研究の目的を設定し、その新規性、有用性を説明し、研究を遂行し有意な成果をあげて論文化し、プレゼンテーションすることが求められる。

(博士前期課程) ロボティクス&デザイン工学研究科【空間デザインコース(旧:建築デザインコース・プロダクトデザインコース)】

研究科・専攻ポリシー

社会に貢献できるデザイナーとして活躍するために必要となる、豊かな人間性を支える総合的な教養をさらに深める。研究活動に留まることなく、集積した専門知識と、デザインの専門技術などを有効活用し、多角的な視点で捉え理解する。分析した結果を問題解決に活かすことで豊かな社会を実現する優れたデザインを創出できる工学的知識と思考を持ったデザイナーを育成する。

<求める人物像>

  • ロボティクス&デザイン工学専攻および、空間デザイン分野の教育目標を理解し、その目標の達成に向けて努力できる人物
  • 豊かな人間性をそなえ、ロボティクス&デザイン工学専攻が包含する幅広い技術を融合的に活用し、人間にとって価値ある新たなデザインを創出する意欲を持った人物
  • コミュニケーションの重要性を認識し、向上心を持って実践的「ものづくり」を行う場で責任ある行動をとれる人物

入学前に学修しておくことが期待される内容

学部で学修した専門科目の知識や技能を確実に身に付けていること。知識をもとにして他者と共働しながら論理的な思考ができること。分野において研究成果をプレゼンテーションできる能力が求められる。また、広く情報を収集し理解するための英語読解能力、当該分野の研究者と意見交換できる英会話能力、研究成果を世界に向けて発信するための英語学術論文作成能力などの基本的な英語力が必要である。さらに、工学倫理(研究者倫理)を修得しておくことが望ましい。
 
学内進学者入試
選考に関しては、学科試験は課さず、3 年次終了時点での成績と面接試問の結果を合わせて総合的に評価する。学科試験を課さないので、大学院入学までに一般入試で課せられる建築およびプロダクト分野の基礎学力試験と専門試験と同レベルの内容を身に付けておく必要がある。また、外国語によるコミュニケーション力を維持・向上させるために、進学後 TOEIC テスト等を継続して受験する他、会話のスキルを磨くことが必要である。
 
一般入試
学科試験として、空間デザインの基礎学力試験を有しているか判定する。建築系では、専門試験(建築史、建築計画、都市計画、建築環境工学、建築材料、建築構造、建築力学の7科目から2題)を課す。プロダクト系では、専門試験(材料、加工のうち2題)を課す。なお、専門試験の選択科目は自ら専修する分野や研究内容に近い科目を選ぶことが望ましい。英語に関してはTOEICテストの得点(ただし、TOEICIPテストについてオンラインで受験して得られた結果は受け付けない。)によって能力を判定する。これらの書類(調査書、成績証明書、TOEIC成績)審査と面接試問の結果を合わせて総合的に評価する。
専門試験で選択しなかった分野については、大学院入学までに自修し、学部で学んだ広範な知識の定着を図る必要がある。
 
社会人入試
選考に関しては、学科試験は課さず、書類 [成績証明書、業績書(設計系はポートフォリオ)、出願理由書等] 審査と面接試問の結果を合わせて総合的に評価する。学科試験を課していないので、大学院入学までに建築の基礎学力を自修し、専修予定分野の学部シラバス記載内容を自修しておくことが必要である。また、外国語によるコミュニケーション力を維持・向上させるために、進学後 TOEIC テスト等を継続して受験する他、会話のスキルを磨くことが必要である。
 
外国人留学生入試
学科試験として「空間デザインの基礎学力試験」を課す。「空間デザインの基礎学力試験」の内容は「一般入試」と同等レベルである。さらに、書類(成績証明書、推薦書他、設計系はポートフォリオ)審査と面接試問の結果を合わせて総合的に評価する。大学院入学までには、学部時に学んだ知識の定着を図りつつ、当該専攻科の専修領域のシラバス記載内容を事前に学修しておくことが必要である。また、日本語文献の読解と日常会話が可能な日本語能力、論理的な文章を作成可能な日本語作文能力が必要である。外国語によるコミュニケーション力を維持・向上させるために、進学後 TOEIC テスト等を継続して受験、会話のスキルを磨くことが必要である。

(博士前期課程) 情報科学研究科 情報科学専攻

研究科・専攻ポリシー

情報科学研究科では、情報分野において高い専門性を必要とする業務を遂行するために必要な能力、およびその基礎となる学識を養い、時代の要請を的確に把握し、国際的に活躍できる高度情報技術者ならびに高度専門職業人の養成を教育理念としており、この理念に沿った学生を受け入れます。

<求める人物像>

  • 情報分野における高度な専門的知識や実践的技術の修得をめざす人
  • 情報分野の第一線で活躍する研究・開発者をめざす人
  • 進取の気性に富み、国際的な活動や起業家精神を生かした活動をめざす人
  • 能動的に学修や研究、実践的活動を遂行できる人

入学前に学修しておくことが期待される内容

情報科学専攻に入学するまでに、以下に記した能力を身に付けておくことが望ましい。
 

  • 高度な専門的能力を修得するために必要な学力と思考力を有すること
  • 情報科学の体系的な専門知識とプログラミングを含む実践的技術を有し、課題解決に応用できること
  • 数学は微積分学、線形数学、統計学を修得し、情報分野で求められる問題解決に応用できること
  • 日本語に加えて英語による基本的なコミュニケーション能力を有していること

学内進学選考
学士課程の共通科目、専門科目の全てを総合して、特に優れた成績を修めることが必要である。また、明確な情報科学専攻への志向、勉学意欲、研究内容などに関して面接試問で評価する。
 
一般入試
情報科学の基礎科目(数学)、プログラミング(C言語)と専門科目の筆記試験、英語[TOEIC(オンライン受験による点数は受け付けない)の得点]、研究内容に関する面接試問の総合点で評価する。
 
社会人入試
面接試問では社会人としての経験と勉学意欲、基礎学力、研究内容に関して評価する。
 
外国人留学生入試
面接試問では情報科学に関する基礎学力、日本語と英語の基本的なコミュニケーション能力、研究内容に関して評価する。

(専門職学位課程) 専門職大学院 知的財産研究科 知的財産専攻

研究科・専攻ポリシー

知的財産研究科では、時代の要請に応えて、「イノベーションを支援するために必要な知的財産に関する知識・技能を備えるとともに、法律的素養、国際的な視野およびビジネス感覚をもった高度な専門職業人」を養成する。このために自らのキャリアと能力形成に意欲的であって、惜しみなく努力する人を広く求めます。

<求める人物像>

  • 研究成果、ノウハウ、デザイン、ブランドなどのイノベーションの種を知的財産として保護し活用することにより、企業等においてイノベーションを実現することをめざす人
  • 知的財産法に関する高度な法律的知識に基づいて弁理士等の高度の専門資格を取得し、知的財産の保護と活用の業務を行うことをめざす人
  • 知的財産の国際的な保護と活用に関する知識を身に付け、企業活動等のグローバル化を推進することをめざす人
  • 企業経営における知的財産の役割や活用方法等に関する知識を身に付け、知的財産のビジネス利用をめざす人

入学前に学修しておくことが期待される内容

知的財産は専門的である反面、きわめて学際的な学問領域であり、法律、科学技術、国際関係、経営、企業実務などさまざまな側面からアプローチすることができる。そのため、入学前に知的財産に関する専門知識を有していない場合は、これらのさまざまな側面のいずれか一つに関する知識や経験を有していることが望ましい。
 
学内進学選考 一般入試 社会人入試 外国人留学生入試 共通
入学者の選抜にあたっては、「学際的」という知的財産の特性を踏まえて、理工系・人文系・社会科学系といった大学での専攻を問わず、大学院での専門的な学びを遂行できる理解力と意欲を備えた者である限り、できるだけ多様な人材を受け入れられるようにしている。

(博士後期課程) 工学研究科

研究科・専攻ポリシー

博士前期課程で培った技術的基盤や研究遂行能力をさらに高め、科学技術体系の総合的な理解や情報の受発信能力を向上していき、課題解決に対してより体系的・多面的な取組を主導できる高度専門技術者・研究者を養成する。

<求める人物像>

  • 建築・都市デザイン工学専攻博士後期課程の教育目標を理解し、その実現に対して努力できる人
  • 建築・都市デザイン工学専攻についての幅広い知識と技術を基盤として、他の工学分野の課題を積極的に発見し、自ら解決できる人
  • グローバルで多重的な視野に立ち、高い倫理観をもって柔軟に諸問題に対処できる人
  • 自らの考えや研究の意義づけ、状況把握に対して、外国語も含めて的確に言語表現ができる人

入学前に学修しておくことが期待される内容

博士後期課程では、博士前期課程以上に主体的かつ積極的に研究課題に取組み、研究を遂行するとともに、当該する学術分野において研究成果を国際的に発信できる能力が求められる。そのためには、当該分野における高い実験(研究)遂行能力を身に付け、最新の分析技術とデータ解析手法を学んでおくことが必要である。また、学術情報を収集し理解するための科学英語読解能力、当該分野の研究者とハイレベルの意見交換できる英会話能力、研究成果を世界に向けて発信するための英語学術論文作成能力、などの実践的な英語力が必要である。さらに、博士前期課程と同様に、工学倫理(研究者倫理)を修得し、より高度な情報リテラシーを身に付けておくことが望ましい。
 
一般入試
学科試験は課さず、面接試問と書類(調査書、成績証明書)審査の結果で総合的に評価する。面接試問では、博士前期課程での研究内容と博士後期課程で行う予定の研究内容について、プレゼンテーション(20分程度)を課す。入学前に学修しておくことが期待される内容は、上記の通り。
 
外国人留学生入試
学科試験は課さず、面接試問と書類(成績証明書、推薦書他)審査の結果で総合的に評価する。面接試問では、博士前期課程での研究内容と博士後期課程で行う予定の研究内容について、プレゼンテーション(20分程度、日本語または英語)を課す。入学前に学修しておくことが期待される内容に加えて、日本語文献の読解と日常会話が可能な日本語能力が必要である。

(博士後期課程) 建築・都市デザイン工学専攻

研究科・専攻ポリシー

今般の技術革新やものづくりなどに必要な高度な専門知識や学術情報、先端技術の動向を幅広い知識と技能を基盤として、迅速かつ正確に分析し、独創的観点に立った研究課題の設定ができ、グローバルな視点・見識から社会倫理に沿った総合的な評価ができ、かつ指導できる研究者および高度専門技術者を育成する。

<求める人物像>

  • 建築・都市デザイン工学専攻博士後期課程の教育目標を理解し、その実現に対して努力できる人
  • 建築・都市デザイン工学専攻についての幅広い知識と技能を基盤として、他の工学分野の課題を積極的に発見し、自ら解決できる人
  • グローバルで多重的な視野に立ち、高い倫理観をもって柔軟に諸問題に対処できる人物
  • 自らの考えや研究の意義づけ、状況把握に対して、外国語も含めて的確に言語表現ができる人物

(博士後期課程) 建築・都市デザイン工学専攻【建築学コース】

研究科・専攻ポリシー

建築学の「学際的」、「先進性」の理解と、博士前期課程で行った研究を基盤として、将来の技術革新やものづくり研究に必要となる学術情報や先端技術の動向と正確な分析を行い、独創的観点に立った研究課題の設定および解決ができ、かつ指導できる研究者および高度専門技術者を育成する。また、他の分野の融合知識や技術も修得して、知識と技能に加えて創造性豊かな感性力を発揮し、新しい技術開発を探究する能力を高めていく。

<求める人物像>

  • 専攻および建築学コースが掲げる教育目標を理解し、その実現に対して努力できる人物
  • 建築学についての専門知識や技術を基盤とし、異分野の知識も併せ持ち、積極的に関わる意欲をもった人物
  • 自らの考えや研究の意義づけ、状況把握に対して、外国語も含めて的確に言語表現ができる人物

入学前に学修しておくことが期待される内容【建築学コース】

博士後期課程では、博士前期課程以上に主体的かつ積極的に研究課題に取組み、研究を遂行するとともに、当該する学術分野において研究成果を社会に発信できる能力が求められる。そのためには、専修する分野における高い研究遂行能力を身に付けておくことが必要である。また、学術情報を収集し理解するための英語読解能力、当該分野の研究者とハイレベルの意見交換できる英会話能力、研究成果を世界に向けて発信するための英語学術論文作成能力、などの実践的な英語力が必要である。さらに、工学倫理(研究者倫理)を身に付けておくことが必要である。
 
一般入試
学科試験は課さず、面接試問と書類(調査書、成績証明書)審査の結果で総合的に評価する。面接試問では、博士前期課程での研究内容と博士後期課程で行う予定の研究内容について、プレゼンテーションおよび試問を課す。入学前に学修しておくことが期待される内容は、上記の通り。
 
外国人留学生入試
学科試験は課さず、面接試問と書類(成績証明書、推薦書他)審査の結果で総合的に評価する。面接は、博士前期課程での研究内容と博士後期課程で実施予定の研究内容について試問を行う。入学前に学修しておくことが期待される内容に加えて、日本語文献の読解と日常会話が可能な日本語能力が必要である。

(博士後期課程) 建築・都市デザイン工学専攻【都市デザイン工学コース】

研究科・専攻ポリシー

都市デザイン工学の「学際的」、「先進性」の理解とこれまでの技術に対する充分な知識を研究基盤として、将来の技術革新やものづくり研究に必要となる学術情報や先端技術の動向と正確な分析を行い、独創的観点に立った研究課題の設定および解決ができ、かつ指導できる研究者および高度専門技術者を育成する。また、他の分野の融合知識や技術も修得して、知識と技能に加えて創造性豊かな感性力を発揮し、新しい技術開発を探究する能力を高めていく。

<求める人物像>

  • 専攻および都市デザイン工学コースが掲げる教育目標を理解し、その実現に対して努力できる人
  • 都市デザイン工学および建築学についての専門知識や技術を基盤とし、異分野の知識も併せ持ち、積極的に関わる意欲をもった人
  • 自らの考えや研究の意義づけ、状況把握に対して、外国語も含めて的確に言語表現ができる人物

入学前に学修しておくことが期待される内容

博士前期課程における内容に加えて、以下の点について入学前に学修しておくことが期待される。

<求める人物像>
  • 都市デザイン工学における研究課題に幅広い見地から取り組むことができる力と、専門分野における独自の研究課題を遂行するために必要な高度な能力、およびこれらを修得しようとする姿勢
  • 研究内容に関する広い視点からの柔軟な議論、および研究成果を社会に発信することができるグローバルな観点からの高度なコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力、およびこれらを修得しようとする姿勢


一般入試

面接試問と書類(調査書、成績証明書)審査の結果で総合的に評価する。面接試問では、博士前期課程での研究内容と博士後期課程で行う予定の研究内容について総合的に評価する。入学前に学修しておくことが期待される内容は、上記の通り。


外国人留学生入試

学科試験は課さず、面接試問と書類(成績証明書、推薦書他)審査の結果で総合的に評価する。面接は、博士前期課程での研究内容と博士後期課程で実施予定の研究内容について試問を行う。入学前に学修しておくことが期待される内容に加えて、日本語文献の読解と日常会話が可能な日本語能力が必要である。

(博士後期課程) 電気電子・機械工学専攻

研究科・専攻ポリシー

今後の技術革新やものづくりなどに必要な高度な専門知識や学術情報、先端技術の動向を幅広い知識と技能を基盤として、迅速かつ正確に分析し、独創的観点に立った研究課題の設定ができ、グローバルな視点・見識から社会倫理に沿った総合的な評価ができ、かつ指導できる研究者および高度専門技術者を育成する。

<求める人物像>

  • 電気電子・機械工学専攻博士後期課程の教育目標を理解し、その実現に対して努力できる人
  • 電気電子・機械工学専攻についての幅広い知識と技能を基盤として、他の工学分野の課題を積極的に発見し、自ら解決できる人
  • グローバルで多重的な視野に立ち、高い倫理観をもって柔軟に諸問題に対処できる人

(博士後期課程) 電気電子・機械工学専攻【電気電子工学コース】

研究科・専攻ポリシー

将来の技術革新やものづくり研究に必要となる学術情報や先端技術の動向と正確な分析を行い、独創的観点に立った研究課題の設定および解決ができ、かつ指導できる研究者および高度専門技術者を育成する。また、他の分野の融合知識や技術も修得して、知識と技能に加えて創造性豊かな感性力を発揮し、新しい技術開発を探究する能力を高めていく。

<求める人物像>

  • 専攻および電気電子工学コースが掲げる教育目標を理解し、その実現に対して努力できる人
  • 電気電子工学についての専門知識や技術を基盤とし、他分野の知識も併せ持ち、積極的に関わる意欲をもった人

入学前に学修しておくことが期待される内容

電気・電子分野における先端および周辺の研究を理解し、高い研究遂行能力を身に付けておくことが必要である。また、学術情報を収集し理解するための科学英語読解能力、当該分野の世界の研究者と意見交換できる英会話能力、研究成果を世界に向けて発信するための英語学術論文作成能力、などの実践的な英語力が必要である。さらに、研究者倫理を理解し、より高度な情報リテラシーを身に付けておくことが望ましい。
 
一般入試 外国人留学生入試 共通
面接試問ではこれまでの研究状況について発表、口頭試問により研究への取り組みや理解について審査し、博士後期課程において研究を遂行する能力が備わっているか判定する。書類審査では、専門分野の研究を進めるために必要な知識を学んでいるか確認し、これまでの研究への取り組み状況を基に博士後期課程において研究するにふさわしい人物であるかどうか審査する。

(博士後期課程) 電気電子・機械工学専攻【機械工学コース】

研究科・専攻ポリシー

複雑・多様化する機械工学分野において、機械工学を基盤とした先端機械工学の研究課題を積極的に見出し、広範な機械工学の知識を応用し、持続可能な発展の実現に向けた諸課題の解決を探究できる高度専門技術者・研究者の育成を行う。また、電気電子工学などの他の分野の融合知識や技術も修得して、問題解決に向けてリーダーシップを発揮し、機械工学分野の諸問題を探究する能力を高めていく。

<求める人物像>

  • 機械工学の専門知識・技術を具体的な研究課題に応用して、実験や解析した結果を工学的に考察する能力を深化させようとする意欲のある人
  • 広範な機械工学の技術課題に対して、その解決策を自身の考えに基づいて探究する能力をもった人
  • 広範な機械工学の知識を応用し、新しい機械工学の技術革新に貢献する意欲を持っている人

入学前に学修しておくことが期待される内容

博士後期課程では専門分野における先端および周辺の研究を理解し、その研究分野の進歩に寄与する研究方針を議論したうえで、自分の研究の目的を設定する。またその研究が技術の革新に寄与するか、社会の要請に応えられるかを説明したうえで、研究を遂行し、多くの画期的な成果をあげて論文化し、プレゼンテーションすることが求められる。
 
一般入試
前述の内容を遂行するために独自の研究課題の設定、高度な実験、シミュレーションの手法を調査研究し、研究課題に関する見通しを得ておくことが期待される。
 
外国人留学生入試
英語、数学を十分学修すること。また機械工学を学ぶ基本である熱、流体、材料、機械の4つの力学と日本語を十分学修すること。さらに独自の研究課題の設定、高度な実験、シミュレーションの手法を調査研究し、研究課題に関する見通しを得ておくことが期待される。

(博士後期課程) 化学・環境・生命工学専攻

研究科・専攻ポリシー

化学・環境・生命工学に関わる技術的基盤や研究遂行能力をさらに高め、さらに幅広い工学的見地から自立的に課題解決を遂行できる高度専門技術者・研究者の育成を行う。また、これらの活動に対して、情報の受発信を円滑に行い、リーダーシップをとりながら課題発見から解決に至る過程に携わることができる能力を高めていく。

<求める人物像>

  • 化学・環境・生命工学専攻博士後期課程の教育目標を理解し、その実現に対して努力できる人
  • 化学・環境・生命工学専攻についての技術基盤をもち、他分野との融合的な取組に柔軟に対応できる人
  • 自らの考えや研究の意義づけ、状況把握に対して的確に言語表現ができる人

(博士後期課程) 化学・環境・生命工学専攻【応用化学コース】

研究科・専攻ポリシー

化学・環境・生命工学に関わる技術的基盤や研究遂行能力をさらに高め、さらに幅広い工学的見地から自立的に課題解決を遂行できる高度専門技術者・研究者の育成を行う。また、これらの活動に対して、情報の受発信を円滑に行い、リーダーシップをとりながら課題発見から解決に至る過程に携わることができる能力を高め、グローバルに活躍できる人材を社会に輩出します。

<求める人物像>

  • 化学・環境・生命工学専攻博士後期課程の教育目標を理解し、その実現に対して努力できる人
  • 化学・環境・生命工学専攻についての技術基盤をもち、他分野との融合的な取組みに柔軟に対応できる人
  • 自らの考えや研究の意義づけ、状況把握に対して的確に言語表現ができる人

入学前に学修しておくことが期待される内容

博士後期課程では、博士前期課程以上に主体的かつ積極的に研究課題に取組み、研究を遂行するとともに、当該する学術分野において研究成果を国際的に発信できる能力が求められる。そのためには、当該分野における高い実験(研究)遂行能力を身に付け、最新の分析技術とデータ解析手法を学んでおくことが必要である。また、学術情報を収集し理解するための科学英語読解能力、当該分野の研究者とハイレベルの意見交換できる英会話能力、研究成果を世界に向けて発信するための英語学術論文作成能力、などの実践的な英語力が必要である。さらに、博士前期課程と同様に、工学倫理(研究者倫理)を修得し、より高度な情報リテラシーを身に付けておくことが望ましい。
 
一般入試
学科試験は課さず、面接試問と書類(調査書、成績証明書)審査の結果で総合的に評価する。面接試問では、博士前期課程での研究内容と博士後期課程で行う予定の研究内容について、プレゼンテーション(20分程度)を課す。
 
外国人留学生入試
学科試験は課さず、面接試問と書類(成績証明書、推薦書他)審査の結果を合わせて総合的に評価する。面接試問では、博士前期課程での研究内容と博士後期課程で行う予定の研究内容について、プレゼンテーション(20分程度、日本語または英語)を課す。入学前に学修しておくことが期待される内容に加えて、日本語文献の読解と日常会話が可能な日本語能力が必要である。

(博士後期課程) 化学・環境・生命工学専攻【環境工学コース】

研究科・専攻ポリシー

地域環境技術・自然共生技術・社会環境基盤技術など広範な要素技術を体系的に理解しながら、実験技術・環境システム設計技術を駆使し、持続可能な発展の実現に向けた諸課題の解決を主導できる高度専門技術者・研究者の育成を行う。また、これらの活動に対して、情報の受発信を円滑に行い、リーダーシップをとりながら課題発見から解決に至る過程に携わることができる能力を高めていく。

<求める人物像>

  • 専攻および環境工学コースが掲げる教育目標を理解し、その実現に対して努力できる人
  • 環境工学についての技術基盤をもち、他分野との融合的な取組にも積極的に関わる意欲をもった人
  • 自らの考えや研究の意義づけ、状況把握に対して化学の言葉を駆使しながら的確に言語表現ができる人

入学前に学修しておくことが期待される内容

博士後期課程では、博士前期課程以上に主体的かつ積極的に研究課題に取組み、研究を遂行するとともに、当該する学術分野において研究成果を国際的に発信できる能力が求められる。そのためには、当該分野における高い実験(研究)遂行能力を身に付け、最新の分析技術とデータ解析手法を学んでおくことが必要である。また、学術情報を収集し理解するための科学英語読解能力、当該分野の研究者とハイレベルの意見交換できる英会話能力、研究成果を世界に向けて発信するための英語学術論文作成能力、などの実践的な英語力が必要である。さらに、博士前期課程と同様に、工学倫理(研究者倫理)を修得し、より高度な情報リテラシーを身に付けておくことが望ましい。
 
一般入試
学科試験は課さず、面接試問と書類(調査書、成績証明書)審査の結果で総合的に評価する。面接試問では、博士前期課程での研究内容と博士後期課程で行う予定の研究内容について、プレゼンテーション(20分程度)を課す。入学前に学修しておくことが期待される内容は、上記の通り。
 
外国人留学生入試
学科試験は課さず、面接試問と書類(成績証明書、推薦書他)審査の結果で総合的に評価する。面接試問では、博士前期課程での研究内容と博士後期課程で行う予定の研究内容について、プレゼンテーション(20分程度、日本語または英語)を課す。

(博士後期課程) 化学・環境・生命工学専攻【生命工学コース】

研究科・専攻ポリシー

生命科学・医工学の体系的な知識および実験技術を駆使し、持続可能な発展の実現に向けた諸課題の解決を主導できる高度専門技術者・研究者の育成を行う。また、これらの活動に対して、情報の受発信を円滑に行い、リーダーシップをとりながら課題発見から解決に至る過程に携わることができる能力を高めていく。

<求める人物像>

  • 専攻および生命工学コースが掲げる教育目標を理解し、その実現に対して努力できる人
  • 生命工学についての技術基盤をもち、他分野との融合的な取組にも積極的に関わる意欲をもった人
  • 自らの考えや研究の意義づけ、状況把握に対して化学の言葉を駆使しながら的確に言語表現ができる人

入学前に学修しておくことが期待される内容

生命工学分野に関する幅広い専門的知識に加え、他分野の視点を含めて多面的に分析することで課題解決できることが必要である。また、研究の推進能力や研究成果の論理的説明能力も培っておくことが重要である。
 
一般入試 外国人留学生入試 共通
研究内容に関する面接試問で、専門的知識、研究推進能力、論理的説明能力を評価する。

(博士後期課程) ロボティクス&デザイン工学研究科 ロボティクス&デザイン工学専攻

研究科・専攻ポリシー

ロボティクス&デザイン工学研究科は、実社会の課題解決を通した実践的な研究開発活動を柱の一つとし、本研究科博士後期課程は、工学的な知識・技術を、人間中心の視点から活用し、持続可能で豊かな社会の実現に寄与する高度専門職業人材を育成します。

<求める人物像>

  1. ロボティクス、インターネットを核としたネットワーク技術、建築学、インテリア・プロダクトデザイン学などを中心とする高度な学問的基盤を有し、加えてイノベーションリーダーとしての素地を有する人
  2. さらにイノベーションリーダーとして、自らを確立する意思を持つ人

入学前に学修しておくことが期待される内容

ロボティクス&デザイン工学研究科後期課程では、博士前期課程修了と工学的な知識・技術を習得、自主的・持続的に研究開発に取り組む力を有することが望まれます。
 
一般入試
「面接試問」及び「書類審査」により合否を判定する(必要により筆記試験を行う場合あり)。出願に先立ち、必ず専攻(領域)の指導教員に対し事前相談を行い、研究分野に齟齬がないか確認する機会を設けている。入学前に学修しておくことが期待される内容は、上述の通り。
 
外国人留学生入試
選考に関しては、学科試験は課さず、面接試問と書類(成績証明書、推薦書他)審査の結果を合わせて総合的に評価する。面接は、博士前期課程での研究内容と博士後期課程で実施予定の研究内容について試問を行う。入学前に学修しておくことが期待される内容は、上述の通り。加えて、日本語文献の読解と日常会話が可能な日本語能力が必要である。

(博士後期課程) 情報科学研究科 情報科学専攻

研究科・専攻ポリシー

情報科学研究科博士後期課程では、博士前期課程で培った情報技術基盤や研究遂行能力をさらに高めて情報科学体系の総合的な理解を深め、課題解決に体系的・多面的な取り組みを主導できる高度情報技術者・研究者の養成を教育理念としており、この理念に沿った学生を受け入れます。

<求める人物像>

  • 高度な専門知識・技術を駆使して情報科学分野の先端的課題に取り組む高度情報技術者・研究者をめざす人
  • 情報科学分野の問題発見に長けた能力を有し、能動的に問題解決に取り組むことができる人
  • 高度情報技術者・研究者としての責任を自覚し、社会における問題解決のための計画・方策を立案して遂行する意思を有する人

入学前に学修しておくことが期待される内容

  • 高度な専門的知識・実践的技術を修得し、課題解決に取り組むために必要な学力と応用力を有すること
  • 情報技術者・研究者としての役割を自覚し、倫理観を持って地球的視点から判断・行動ができること
  • 自分の考えや研究成果を論理的に伝えるプレゼンテーション能力および英語によるコミュニケーション能力を身に付けていること
一般入試
面接試問では、情報科学に関する学力とコミュニケーション能力、これまでの研究実績および博士後期課程での研究内容に関して評価する。

学部 カリキュラム・ポリシー

工学部 カリキュラム・ポリシー

工学部ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下のような方針に基づいて必要な科目を開設し、学習者が主体的に学修できる科目運営を取り入れるとともに、科目間の連携を高めた体系的カリキュラムを編成する。

  1. 人文科学、自然科学、情報技術、数理・データサイエンス、経営、知的財産および環境共生などに関する科目によって、技術者に求められる幅広い教養を養う。
  2. 継続した英語教育によって、英語による基礎的なコミュニケーション能力を養う。
  3. 必修・選択(選択必修を含む)科目によって、専門分野の広範な知識を体系的に身につける。特に重要な科目については、履修機会を徹底して保証する。
  4. 実験・実習・探求演習(Project Based Learning、PBL)科目によって、自発的・継続的に学修する能力、理論的思考力ならびにコミュニケーション能力や協働への意識を養う。
  5. 技術者倫理に関する科目によって、技術者としての使命観ならびに倫理観を養う。
  6. 学士課程教育の集大成とする卒業研究によって、論文をまとめる理論的思考力、プレゼンテーション能力、コミュニケーション能力など、実践力のある専門的技術者として必要な能力を養う。

都市デザイン工学科

都市デザイン工学科ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下のような方針に基づいてカリキュラムを編成する。

  1. 都市デザイン工学の各領域に共通する教育プログラムを展開する。
  2. 社会や歴史、環境への理解と創造的な発想にもとづいた都市や地域の空間のデザインおよび社会基盤整備の計画に関する教育プログラムを展開する。
  3. 構造物の設計に必要な基礎から応用までの構造力学を修得し、橋梁などの構造物の設計、施工に関する教育プログラムを展開する。
  4. さまざまな建設材料の基本特性やコンクリート構造の設計に必要な基礎理論の理解と、コンクリート構造の施工、維持管理に関する教育プログラムを展開する。
  5. 社会基盤施設を支える地盤や土構造物の設計に必要な土質力学と、道路の設計、施工、維持管理ならびに地盤防災に関する教育プログラムを展開する。
  6. 河川・海岸にかかわる防災、利用、環境のための計画、調査分析、設計、維持管理に関する専門知識と技術を身につけるための教育プログラムを展開する。

建築学科

建築学科ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下のような方針に基づいてカリキュラムを編成する。

  1. 基幹科目は、演習を中心とした科目を配して関連する諸分野の知識を統合し、創造的な空間の提案を行なう能力を培う。
  2. 建築設計・計画分野では、高度な専門知識の基盤を備えるための講義を配し、機能的で美しい建築を計画・設計するための幅広い基礎知識を身につけるとともに、演習科目により自分のアイデアを表現する能力・技術を養う。
  3. 建築環境工学・設備分野では、高度な専門知識の基盤を備えるための講義・演習の複合型科目を配し、良好な建築環境を創造・維持するための幅広い基礎知識や技術を身につける。
  4. 構造力学・建築一般構造分野では、高度な専門知識の基盤を備えるための講義や講義・演習の複合型科目を配し、安全な建築構造物を計画・設計するための幅広い基礎知識や技術を身につける。
  5. 建築材料・生産分野では、高度な専門知識の基盤を備えるための講義や講義・演習の複合型科目を配し、建築の材料や施工法に関する幅広い基礎知識や技術を身につける。
  6. 共通科目では、高度な専門知識の基盤を備えるための講義を中心として、建築に携わる者が共通して備えるべき幅広い知識や倫理観を身につける。

機械工学科

機械工学科ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下のような方針に基づいてカリキュラムを編成する。なお、学修に際しては、日本技術者教育認定機構が定める国際基準に準拠したカリキュラムから構成される発展コースと、機械工学科の専門性を生かした実践コースのいずれかを選択する。

  1. コースごとの基本ポリシーに基づきそれぞれの学修を進める。
    1. 【発展コース】
      1. 専門共通科目では、社会における機械工学の位置付けと機械工学技術の役割を理解し、工学的倫理観を養う。
      2. 機械工学に関する実験・実習では、塑性、切削、鋳造、板金、溶接などの機械工作を体験学習するほか、材料、振動、流体、熱、制御、加工に関する実地課題に取りくみ、座学で学習した専門科目の理解を深める。
      3. コンピュータを用いた情報演習では、プログラミングを機械工学における主要な問題に適用し、工学上の課題を数値解析的に分析できる能力を育成する。
      4. デザイン能力を養うための開発プロセス発展演習では、グループで企画・設計・加工・組立て・分解から評価までの一連の機械ものづくりを体得し、豊富な発想力や想像力を養う。
      5. 工学コミュニケーション英語応用では、英語を用いて文化や言語が異なる人々と情報交換できる国際的なコミュニケーションの能力を養う。
    2. 【実践コース】
      1. 専門共通科目では、社会における機械工学の位置付けと機械工学技術の役割を理解し、工学的倫理観を養う。
      2. 機械工学に関する実験・実習では、塑性、切削、鋳造、板金、溶接などの機械工作を体験学習するほか、材料、振動、流体、熱、制御、加工に関する実地課題に取りくみ、座学で学習した専門科目の理解を深める。
      3. コンピュータを用いた情報演習では、プログラミングを機械工学における主要な問題に適用し、工学上の課題を数値解析的に分析できる能力を育成する。
      4. 機械工学の専門科目である材料力学、機械力学、流体力学、熱工学について、座学で学んだことを演習形式で復習することにより基礎・応用力を強化する。
  2. 設計・製作分野では、ものづくりに必要な図面を作成する能力を養い、機械要素の強度や機能、選定方法および設計方法にかかる能力を養う。また、機械をつくるための材料、加工、製作、生産技術に関する基礎知識も学習し、CADを体得しコンピュータを利用して効率的に設計する能力を養う。
  3. 材料力学・機械力学分野では、機械構造物の設計・開発に必要な専門知識として、部材に作用する力や変形を明らかにし、適切な形状や寸法を定める能力を養う。また、運動と力の関係を学び、機械の運転に伴う振動現象を解析する能力を養う。
  4. 熱・流体分野では、エンジン、ボイラ、ターボ機械などのエネルギー機器や、流体が性能に大きく関与する飛行機、自動車など輸送機械の設計・開発に必要な専門知識として熱・流体現象を定式化する能力を養う。熱と流れの基礎理論を学び、サイクルの熱効率、仕事量、伝熱量、管内流れのエネルギー損失や物体に作用する流体力などを計算する能力を養う。また、エンジン、ターボ機械の作動原理、設計方法、問題点とその対策について考える力を養う。
  5. 計測・制御分野では、機械の性能や完成度を決定づける「ものを測って動かす」ための分野横断的かつ基幹的な学問分野を学習し、計測、制御、メカトロニクス、電気回路、ロボットの諸概念や基礎的な考え方を理解した上で、様々な現象を把握して機械をシステムとして捉えて解析し、目的を達成する制御系を設計する能力を養う。

電気電子システム工学科

電気電子システム工学科ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下のような方針に基づいてカリキュラムを編成する。

  1. 電気電子システム工学が社会で果たす役割を認識し、サイエンスと関連づけながら電磁気学などの必要な基礎知識を身につける。
  2. 学んだ知識を実験・演習を通じて補完し、社会に出たときに活用できる、より実践的な能力を養う。
  3. 電気電子システム工学科の基礎として電気電子回路についての基礎知識を身につける。
  4. 電気を利用するために必要な材料やデバイスに関する知識を学び、他分野との関連性を意識できる応用力を獲得する。
  5. 電気をエネルギーとして活用するための発生から利用に関する知識を学び、他分野へ発展する応用力を獲得する。
  6. 電気電子分野に関わる制御や情報、通信の基本的な原理と応用に関する知識を学び、他分野と連携する応用力を獲得する。

電子情報システム工学科
(旧:電子情報通信工学科)

電子情報システム工学科ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下のような方針に基づいてカリキュラムを編成する。

  1. 電子、情報、通信の基礎となる物理量、数式、用語について習熟し、協働作業を通じて問題解決能力とコミュニケーション能力を高めるとともに、コンピュータの仕組みと電気信号の扱い方を学び、その活用法を身に付け、電子、情報、通信分野の基本的なシステムの構築ができる能力を養う。またチームワークで課題を解決し、その過程と結果をまとめることができる、論理的思考能力とプレゼンテーション能力ならびにコミュニケーション能力を養う。
  2. 技術者倫理と国際社会について考え、技術者の役割を自覚して社会に貢献できる意識や力を養う。
  3. 電子・光工学の基礎となる材料物性と電子・光デバイスに関する知識を身につけ、それらを組み合わせた電子回路の知識と設計手法を学ぶことで、実用のシステムへ応用するための知識と能力を身につける。
  4. 現代において、身の回りにあるさまざまな装置、機器、組織、制度、方式は多様な機能要素の有効な組み合わせで作られたシステムである。昨今の複雑で困難な数々の問題解決にはシステム化技術が必須であり、それはシステム思考、システム構築、システム運用からなる。システム分野ではシステムの分析、設計、評価に必要不可欠な理論と技術を学ぶ。
  5. 情報通信に不可欠な数学的知識や電子機器の機能を関連付け、ディジタルデータを効果的に扱うことができるハードウエアとソフトウエアが融合した情報システム、及び情報を伝達する通信システムに関する知識を学び、習得した知識を実用システムの利用と開発に応用する能力を養う。

応用化学科

応用化学科ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下のような方針に基づいてカリキュラムを編成する。

  1. 必修講義科目によって、化学技術に関する基礎知識と思考法および方法論を理解する能力を養う。
  2. 実験や演習(PBL)科目によって、化学技術者としての基礎学力と実践力を体系的に身につけ、様々な課題に対して積極的に挑戦し、他者と協働して解決できる能力を養う。
  3. 基幹および総合化学分野の選択科目によって、化学物質の取り扱いに関する知識や技術を身につけ、化学物質の有する機能・有用性を理解し、内包している危険性を認識できる能力を養う。
  4. 総合化学分野の選択科目によって、化学分野で必要となる信頼できる情報を収集する能力や一般社会に発信する能力を養う。
  5. 創成材料化学および環境生命化学分野の選択科目によって、持続的な社会を実現するために必要な地球環境に配慮した化学技術に関する教養ならびに化学技術者としての使命観や倫理観を養う。
  6. 創成材料化学分野の選択科目によって、新エネルギーを創出し生活を豊かにする新しい材料を設計・開発する基盤技術に関する教養ならびに思考能力を養う。
  7. 環境生命化学分野の選択科目によって、環境、生命、健康および食品が化学技術と深く関わっていることを理解し、新しい技術・製品を創出するために必要な応用展開力を養う。
  8. 卒業研究によって、学修した基礎学力を未知の課題解決に導く応用展開力を養うとともに、論文をまとめる論理的思考力、プレゼンテーション能力、およびコミュニケーション能力を養う。

環境工学科

環境工学科ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下のような方針に基づいてカリキュラムを編成する。

  1. 基幹科目では、低年次で環境問題を定量的に分析する力、環境とエネルギーの諸問題に関わる実践的な実験と解析の技能を身につける。高年次では環境とエネルギー分野の専門的技術者として実験、調査、計画、設計を実践し、問題解決に導く力を身につける。
  2. 資源・エネルギー分野では、低年次で資源エネルギーについての知識を幅広く養い、環境施設の設計と運転に必要なエネルギー制御や資源サイクルの新技術に対応できる力を身につける。高年次では習得した知識と技術を、資源循環やエネルギー変換、熱エネルギー制御に応用する工学手法を身につける。
  3. 自然共生分野では、低年次で自然環境を化学的に分析するための基礎知識を身につけたうえで、高年次では自然環境の分析技術、自然環境を形成する生物の働きについて生物学的な知識を身につける。また、当該分野全体を通して生態系における物質とエネルギーの流れを物理化学的に理解する力を身につける。
  4. 都市代謝分野では、低年次で物質およびエネルギー収支の概念、地域における水と資源の制御に対するマクロな視点を身につける。高年次では環境質制御に対する理解を深めることで当該分野の知識を総合的に理解し、社会で役立つ実践的な素養を身につける。
  5. 技術一般分野では、低年次で自然環境や人間活動を評価、改善、計画立案する基本的手法を身につける。高年次では高度な解析能力を修得し、生活や産業活動を通じた環境の保全と活用に適用可能な実践的手法、計画能力、規範的な考え方を身につける。

生命工学科

生命工学科ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下のような方針に基づいてカリキュラムを編成する。

  1. 生命工学の基礎的知識を修得し、ものづくり技術を実践的協働作業を通して身に付け、その歴史的・倫理的側面を理解し、さらにプレゼンテーションを通して国内外と情報交換する能力を身に付ける。
  2. 医工学の知識を修得し、医療・福祉分野における課題解決に応用する能力を身に付ける。
  3. 生命科学の知識を修得し、医薬品・食品・健康関連分野における課題解決に応用する能力を身に付ける。

ロボティクス&デザイン工学部 カリキュラム・ポリシー

ロボティクス&デザイン工学部ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下の方針に基づいて必要な科目を開設し、学習者が主体的に学修できる科目運営を取り入れるとともに、科目間連携を高めた体系的カリキュラムを編成する。

  1. 人文科学、自然科学、情報技術、数理・データサイエンス、経営、知的財産等に関する科目によって、技術者・デザイナーに求められる幅広い教養を養う。その前提として、日本語リテラシー(理解力・表現力)に関わる能力を高める。
  2. 継続的な英語教育によって、英語による基礎的コミュニケーション能力を養う。
  3. 必修・選択(選択必修を含む)科目によって、専門分野の広範な知識を体系的に身につける。
  4. 実験・実習・探求演習(Problem-Based Learning)の科目によって、自発的・継続的に学習する能力、論理的思考力ならびにコミュニケーション能力を養う。
  5. 技術者倫理に関する科目等によって、技術者としての使命感ならびに倫理観を養う。
  6. 学士課程教育の集大成となる卒業研究までの学修の積み重ねにより、自らの専門分野の特性を他分野の特性理解によって正しく把握し、協働によって課題を解決できる能力を養う。また、論文をまとめる論理的思考力、プレゼンテーション能力、コミュニケーション能力等と目的・目標を完遂する行動特性を養う。

ロボット工学科

ロボット工学科のディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下の方針に基づきカリキュラムを編成する。

  1. 「専門横断科目」および「専門科目」では、実践的なものづくり、コンピュータリテラシーの強化、ロボット工学の専門的な技術・知識を修得する。
  2. 「専門科目」では、ロボット工学の視点から機械・電気電子・情報・計測制御などの幅広い工学的知識を体系的に獲得する。さらに実験や演習を通じて、理論と現実の違いを実感し問題解決能力を養う。
  3. 「専門横断科目」では、ロボットシステムを実装するために必要な、プログラミングやデザイン思考などの基礎スキルを身につける。
  4. 「卒業研究」では、学修の集大成として個々の科目で学んだ技術や知識を融合し、ロボット工学分野における専門職業人としての実践的能力を養う。

システムデザイン工学科

システムデザイン工学科のディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下の方針に基づきカリキュラムを編成する。

  1. 「専門横断科目」および「専門科目」では、デザイン思考に基づく実践的なものづくり、コンピュータリテラシーの強化、システムデザイン工学の専門的な技術・知識を修得する。
  2. 「専門科目」では、システムデザイン工学の視点から機械・電気・電子・情報・計測・制御・通信など幅広い工学的知識と技術を体系的に習得する。さらに演習にて、それらの知識と技術を融合的に活用する能力を養う。
  3. 「専門横断科目」では、人とモノと情報とを結びつける包括的システムの創出を実現するために、利用者や利用環境などを踏まえ身につけた技術を適用できるデザイン思考などの実践力と問題解決力を養う。
  4. 「卒業研究」では、学修の集大成として個々の科目で学んだ技術や知識を融合し、システムデザイン工学分野における専門職業人として実践的能力を養う。

空間デザイン学科

空間デザイン学科のディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下の方針に基づきカリキュラムを編成する。

  1. 「専門横断科目」および「専門科目」では、デザイン思考に基づく実践的なものづくり、コンピュータリテラシーの強化に関する教育を基礎として、空間デザインまたはプロダクトデザインの専門的な技術・知識を修得する。
  2. 「専門科目」では、専門領域を以下に掲げる「空間デザイン系」と「プロダクトデザイン系」ならびに両者に共通する「デザイン共通」に区分する。
    1. 「デザイン共通科目」では、①様々なデザイン活動の基礎となる技術や知識、②デザインにおける条件や制約に対応するために必要となるデザインの各種方法論、③環境・資源問題や、ライフスタイルの変化に即応するものづくりに必要となる知識、技術等を修得する。さらに、デザインの横断的理解により文化とテクノロジーを融合させるデザインの本質的意義と価値を理解する基盤を養成する。
    2. 「空間デザイン系科目」では、建築の基幹となる科目で建築士を業わざとする上で求められる知識を体系的に修得し、加えて「デザイン共通科目」からの発展として、空間デザインに特化し、技術、知識、方法論を深める。
    3. 「プロダクトデザイン系科目」では、マーケティングなど実社会でデザインを創出するための方法やデザイン史等に関する知識を体系的に修得し、加えて「デザイン共通科目」からの発展として、プロダクトデザインに特化し、技術、知識、方法論を高める。
  3. 「専門横断科目」では、グローバル社会に対応した価値あるデザインを創出するために、利用者や利用環境などを踏まえた技術の適用を実現できるデザイン思考などを養う。
  4. 「卒業研究」では、学修の集大成として個々の科目で学んだ技術や知識を融合して、実践的な作品制作や論文に取り組み、専門職業人としての基礎と総合的な能力を養う。

情報科学部 カリキュラム・ポリシー

情報科学部ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下のような方針に基づいて必要な科目を開設し、主体的に学修できる科目運営を取り入れるとともに、科目間の連携を高めた体系的カリキュラムを編成する。なお、学修に際しては、日本技術者教育認定機構が定める国際基準に準拠したカリキュラムから構成されるコンピュータ・サイエンスコースと、各学科の専門性を生かした総合コースのいずれかを選択する(データサイエンス学科を除く)。

  1. 豊かな人間性を養う共通教育
    総合人間学系と総合理学系に関する教育を通して幅広い教養を身につけ、社会の多様化や高度情報化に柔軟に対応できる能力を育成する。また、キャリアデザインに関する教育により、大学での学修の動機付けを促し、社会人基礎力を養う。
  2. 実践的な情報技術者を育成する専門教育
    a.情報科学の基礎となる「数理科学」では、情報数学、確率・統計などの数理科学的能力を養い、学科共通的な「専門基礎」では専門科目を体系的に学ぶ上で必要となる基礎的能力を育成する。
    b.「データサイエンス」「情報知能」、「情報システム」、「情報メディア」、「ネットワークデザイン」の各分野の「基幹科目」、「応用科目」により専門性を高め、さらに「演習科目」での学修を通して専門分野を統合してシステムを設計、実装する能力を養う。
  3. 4年次ではそれぞれの学科で学んだ内容の集大成として「卒業研究」を行い、論理的思考力、コミュニケーションやプレゼンテーションの総合的能力の育成を図るとともに、社会における情報技術の役割や情報技術者の責任などについても理解を深める。

データサイエンス学科 ★2021年4月開設

データサイエンス学科ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下のような方針に基づいてカリキュラムを編成する。

  1. 数理科学科目群では、専門科目を学ぶ上で必要となる数学の基礎を固める。
  2. 専門基礎科目群では、データサイエンスの意義やデータの収集、分析、活用に関する基本的な技法ならびに、ソフトウェアの仕組み、プログラミング言語、プログラミング技術、ネットワークの仕組み等の情報科学に関する基礎的知識を身に付ける。
  3. 基幹科目群では、大量のデータを収集し効果的に分析する技法ならびに情報システムを実際に構築するためのシステム技術を学び、システムの企画・計画を行うための技術を総合的に身に付ける。
  4. 応用科目群では、価値創造の対象となる企業や社会の仕組みと課題などについて理解し、かつ価値創造を提案するための幅広い素養を身に付ける。
  5. 演習科目群では、プログラミングの演習ならびにそれまでに学んできた知識を実際的な例題に適用する体験を通じて理解を深める。
  6. 卒業研究では、これまで学んだ専門知識を駆使し、協働しながら社会に新しい価値創造を企画・提案する実践的な能力を養う。

情報知能学科
(旧:コンピュータ科学科)

情報知能学科ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下のような方針に基づいてカリキュラムを編成する。

  1. 数理科学系科目群では、専門科目を学ぶ上で必要となる数学の基礎を固める。
  2. 専門基礎科目群では、コンピュータのソフトウェア、ハードウェアおよびプログラミング技術、ならびにネットワークや組込みシステムの原理・仕組みについて学ぶことで、高度情報技術者として必須となる基礎的知識・技術を身に付ける。
  3. 基幹科目群では、アルゴリズムやオペレーティングシステムなどのソフトウェア技術およびコンピュータのアーキテクチャ、周辺回路などのハードウェア技術に対する理解を深め、情報セキュリティや情報技術者の責任などについて幅広く学ぶことにより、高度な情報機器および情報システムを構築する上で必要となる知識・技術を総合的に身に付ける。
  4. 応用科目群では、高度な情報機器および情報システムへの応用に向けた知能情報技術や知能制御技術、画像処理、信号処理などの各種専門技術について学ぶ。
  5. 演習科目群では、プログラミングの演習や、機器を使用した実験などを通じて、それまでに学んだ知識・技術を実体験により習得する。
  6. 卒業研究では、課題に対して論理的かつ計画的に問題解決する能力、他者とのコミュニケーションによる協働的な業務遂行能力および成果を文書やプレゼンテーションで示す能力を総合的に習得する。

情報システム学科

情報システム学科ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下のような方針に基づいてカリキュラムを編成する。

  1. 数理科学に分類される数学系科目群では、専門科目を学ぶ上で必要となる数学の基礎を固める。
  2. 専門基礎科目群では、コンピュータのハードウェアとソフトウェアの仕組み、プログラミング言語、プログラミング技術、ネットワークの仕組み等について学び、情報システム構築に携わる上で必須となる基礎的知識を身につける。
  3. 基幹科目群では、情報システムを構成する要素技術、これらを統合して情報システムを実際に構築するためのシステム技術、さらには、情報システムの導入目的から解き起こしシステムの企画・計画を行うための技術を総合的に身につける。
  4. 応用科目群では、情報システムの多様な側面を理解し、かつ新しい技術を開拓していくため幅広い素養を身につける。
  5. 演習科目群では、各要素技術を実際的な例題に適用する体験を通じて理解を深めると共に、それらを統合して目的のシステムを構築するための設計・開発技術を身につける。
  6. 卒業研究では、これまで学んだ専門技術、知識を駆使し、協働しながら社会に役立つシステム、ソフトウェアを提案し、雛形のシステムの開発を行う実践的な能力を養う。

情報メディア学科

情報メディア学科ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下のような方針に基づいてカリキュラムを編成する。

  1. 数理科目群では、専門科目を学ぶ上で必要となる数学の基礎を固める。
  2. 専門基礎科目群では、コンピュータのハードウェア、ソフトウェアならびにネットワークの原理・仕組みを広く学ぶ。同時に、メディアシステムなどの情報システムを構築するために必要となる、データ構造やアルゴリズム、データベース、情報セキュリティ、ソフトウェア開発技法などの基礎的知識・技術を習得する。
  3. 基幹科目群では、メディアデータの特性を理解し、コンピュータグラフィックス、画像処理、音響処理といったメディア情報処理の基本技術とヒューマンインタフェースや感性情報処理などの人間中心の設計理論・実現技法を身につける。同時に、情報技術が社会に与える影響を理解したうえで、情報技術者としての倫理的・社会的責任について幅広く学ぶ。
  4. 応用科目群では、より実践的なメディア情報技術を習得するため、高度な画像情報処理、音声情報処理、コンピュータグラフィックス、メディアインタフェース、Web技術などの技術を学ぶ。
  5. 演習科目群では、プログラミングの演習や、種々のメディアを使用した実験を通して、学んできた知識・技術を実体験により習得する。
  6. 卒業研究では、与えられた課題に対し目標、制約条件を整理した上で、情報技術を駆使して課題解決の方法を提案し、それを具現化する計画の立案ならびに継続的活動により計画内容を達成する方法を学ぶ。また、その結果の文書化やプレゼンテーションをする能力を総合的に習得する。

ネットワークデザイン学科
(旧:情報ネットワーク学科)

ネットワークデザイン学科ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を備えた人材を育成するために、以下のような方針に基づいてカリキュラムを編成する。

  1. 数理科学系科目群では、専門科目を学ぶ上で必要となる数学の基礎を固める。また、キャリア教育科目や基幹科目の情報技術者論を通じて主体的に進路を選択する力を体系的に身につけ、情報技術者倫理や社会的貢献への意欲・態度を養う。
  2. 専門基礎科目群では、コンピュータのハードウェア、ソフトウェアの原理と仕組み、情報ネットワークの基礎となる通信理論、ネットワークプロトコルや情報セキュリティの基本、ならびに、コミュニケーションソフトウェアの基礎としてプログラミング技法を学び、情報ネットワークの構築と応用を実践するための基礎知識を身につける。
  3. 基幹科目群では、ネットワークシステム、情報セキュリティ、コミュニケーションソフトウェアに関する基礎技術を学び、これらを総合して現実の問題解決に応用するための実践的技術を身につける。情報ネットワークの社会に及ぼす影響と役割を総合的に理解し、情報技術者として社会的責任を認識でき、適切な発信ができる能力を身につける。
  4. 応用科目群では、ネットワークアプリケーション開発に必要となるシステムプログラムやヒューマンインターフェース技術、シミュレーション技術など、情報ネットワーク技術の応用技術を身につける。
  5. 演習科目では、専門基礎科目群、基幹科目群で学んだ要素技術に関連する演習を通じて、基本的な情報ネットワークシステム、セキュリティシステム、サーバシステム、コミュニケーションソフトウェアの開発技術を身につける。
  6. 情報ゼミナールや卒業研究では、学んだ専門知識や技術を生かして、社会のニーズに応えるネットワークシステム、セキュリティシステム、ネットワークアプリケーションの提案や試作を行い、問題解決能力や技術文書作成・発表能力などの総合的能力を身につける。

知的財産学部 知的財産学科 カリキュラム・ポリシー

知的財産学部ディプロマ・ポリシーに示した能力を備えた人材を育成するために、次の方針に基づきカリキュラムを編成する。

  1. 導入領域および教養領域、展開領域、連携領域における諸科目を通じて、知的財産に関わる専門職業人に求められる幅広い教養と社会人基礎力を身に付ける。
  2. 専門領域の基幹科目と知的財産法科目および技術&専門科目を通じて、知的財産法を体系的に理解し、その理解を知的財産の創造、保護、活用のために応用する能力を身に付ける。
  3. 専門領域の基幹科目、技術&専門科目、探求科目および研究科目を通じて、知的財産の創造、保護および活用のために必要な技術、意匠、ブランド、コンテンツまたはビジネスに関する知識、ならびに数理・データサイエンスをもとに経済社会の現状を捉える手法を修得することで知的財産を経済社会で活用するための実践的能力を身に付ける。
  4. 専門領域の探求科目と研究科目を通じて、知的財産関連実務において生起する諸課題を自ら発見し、その解決のための調査、検討を行う能力を身に付ける。
  5. 教養領域および展開領域の実践英語科目、専門領域の国際法・比較法関連科目を通じて、知的財産実務で活用できる英語力と国際性を身に付ける。

大学院 カリキュラム・ポリシー

大学院 工学研究科

(博士前期課程)

博士前期課程での学修は、学士課程教育での学習成果を踏まえて、より高度な専門性とともに、高い倫理性、他分野技術に対する幅広い理解を目指すものである。専門領域と隣接領域を相補的に捉え、分野融合的な教育研究を実現できるカリキュラムを編成する。
開講する科目を「専門」、「専門横断」および「共通横断」の3つに区分し、これらの科目群の単位修得によりディプロマ・ポリシーの達成を目指す。

  1. 「専門」は専攻ごとに複数の分野に分割し、各専攻に設置しているコースごとの目標達成に必要な科目群を置いている。これらの科目を履修することで、各コースが求める専門性を高め確かな知識と研究能力を修得する。
  2. 「専門横断」においては、工学研究科の各専攻における幅広い専門教育を進めるための科目群を置き、多面的視点から課題解決を行う技術やツールを身につける。
  3. 「共通横断」として、研究科全体にまたがる科目群として「数理科目」および「学際科目」を置き、専門職業人あるいは高度専門職業人としての共通基盤として、専門教育・研究活動に必要な幅広い工学分野の知識の獲得と英語力を醸成する。

(博士後期課程)

  1. 産官学の第一線で活躍できる優れた研究者および高度専門職業人を養成することを目的とした専門科目である特殊研究科目を各専攻内に複数配置し教育研究の指導体制を編成する。

建築・都市デザイン工学専攻

(博士前期課程)

建築・都市デザイン工学での技術革新を先導的立場で推進できる高い専門知識と技能を有した技術者を育成するために、「専門」、「専門横断」、「共通横断」の区分に基づいて教育課程を編成する。

  1. 「専門」では、講義、演習、およびゼミ形式の授業により高度で幅広い知識・技術を身につける。
  2. 「専門横断」では、研究の基礎となる文献調査(必修)ならびに特色のある実践的な演習を通して研究にかかる基礎力を養うとともにその他の科目で社会の要請に応える防災や職能に関する基礎知識を身につける。
  3. 「共通横断」では、数理科目と学際科目を置き、専門教育・研究活動に必要な工学分野の知識と語学力を身につける。また、企業などでのインターンシップ等を行う実習形式の科目により実践的・実務的な知識と技術を修得する。

(博士後期課程)

  1. 専攻が包含する幅広くかつ深い知識と見識とを持ち、総合的な視点から課題の発見・解決に取り組み、社会の持続可能な発展に貢献する能力を身につける。
  2. 建築学や都市デザイン工学における幅広い知識や高度な技術的能力を修得し、専門性のたいへん高い課題に自律的に取り組み、合理的かつ適正な解決策を導き出す能力を身につける。
  3. 科学技術の社会的貢献と地球環境への影響を自覚し、高い倫理観をもち、多言語的なコミュニケーションおよびプレゼンテーション能力を身につけ、さまざまな情報の受発信を円滑に行える能力を身につける。それをもとに他者と協働しながら、チームの中でも特にリーダーシップを発揮する能力を身につける。

建築学コース

(博士前期課程)

  1. 「専門」では、講義、演習、およびゼミ形式の授業によって高度で幅広い知識・技術を身につける。
  2. 「専門横断」では、研究の基礎となる文献調査(必修)ならびに特色のある実践的な演習を通して研究にかかる基礎力を養うとともに、社会の要請に応える職能に関する基礎知識を身につける。
  3. 「共通横断」では、数理科目および学際科目を置き、専門教育・研究活動に必要な工学分野の知識と語学力を身につける。また、企業などでのインターンシップ等を行う実習形式の科目により実践的・実務的な知識と技術を修得する。

(博士後期課程)

  1. 専攻が包含する幅広く、かつ深い知識と見識とを持ち、総合的な視点から諸課題の発見と解決に取り組み、社会の持続可能な発展に貢献する能力を身につける。
  2. 建築学における高度な技術的能力を修得し、専門性の高い課題に対して自立的に取り組み、合理的かつ適正な解決策を導き出す能力を身につける。
  3. 科学技術の社会的貢献と地球環境への影響を自覚し、高い倫理観をもち、多言語的なコミュニケーションおよびプレゼンテーション能力を身につけ、さまざまな情報の受発信を円滑に行える能力を身につける。それをもとに他者と協働しながら、チームの中でも特にリーダーシップを発揮する能力を身につける。

都市デザイン工学コース

(博士前期課程)

  1. 社会基盤のデザイン・計画、都市・地域空間の創造と保全に関する高度な専門知識と技術を身につける。
  2. 建設材料の特性を理解し、それらを利用した橋梁をはじめとする様々な構造物の計画、設計、施工、維持管理に関する高度な専門知識と技術を身につける。
  3. 社会基盤施設を支える地盤や土構造物の設計、施工、維持管理に関する高度な専門知識と技術を身につける。
  4. 河川・海岸にかかわる防災、利用、環境のための計画、調査分析、設計、維持管理に関する高度な専門知識と技術を身につける。

(博士後期課程)

  1. 社会基盤のデザイン・計画、都市・地域空間の創造と保全に関する高度な専門知識と技術にもとづいて、独自の視点から課題発見と解決に向けて自己実現することができる能力を身につける。
  2. 建設材料の特性を理解し、それらを利用した橋梁をはじめとする様々な構造物の計画、設計、施工、維持管理に関する高度な専門知識と技術にもとづいて、独自の視点から課題解決に向けて自己実現することができる能力を身につける。
  3. 研究者、技術者として社会基盤施設を支える地盤や土構造物の設計、施工、維持管理に関する高度な専門知識と技術にもとづいて、独自の視点から課題解決に向けて自己実現することのできる能力を身につける。
  4. 河川・海岸にかかわる防災、利用、環境のための計画、調査分析、設計、維持管理に関する高度な専門知識と技術にもとづいて、独自の視点から課題解決に向けて自己実現することができる能力を身につける。それをもとに他者との協働、その中で特にリーダーシップを発揮する能力を身につける。

電気電子・機械工学専攻

(博士前期課程)

電気電子工学・機械工学での技術革新を先導的立場で推進できる高い専門知識と技能を有した技術者を育成するために、「専門」、「専門横断」、「共通横断」の区分に基づいて教育課程を編成する。

  1. 「専門」として「エレクトロニクス・情報分野」、「電機・制御分野」、「機械工学分野」を置き、それぞれ電気電子工学コース、機械工学コースのディプロマ・ポリシーに掲げた目標を達成するための技術力を養う。
  2. 「専門横断」では研究分野の専門知識・技能を深めるとともに、他の工学分野と共通する工学知識を修得する。
  3. 「共通横断」では数理分野、語学から社会倫理におよぶ幅広い知識を修得することにより、ユニバーサルな観点にたった的確なものの見方と考え方を確立する。

(博士後期課程)

  1. 電気電子工学特殊研究、電子工学特殊研究、電気工学特殊研究および機械工学特殊研究を置き、電気電子・機械工学専攻が包含する幅広い技術基盤をもとにして、研究課題の発見ならびに問題解決するための能力を身に付ける。

電気電子工学コース

(博士前期課程)

  1. 「専門」に「エレクトロニクス・情報分野」、「電機・制御分野」を置き、学士課程教育で培ったエンジニアとしての能力をさらに高度化する。また、高度な基礎理論から最新の応用技術にわたる幅広い専門知識と先端技術のみならず、最新の専門的理論や最先端の応用技術を体系的に修得する。同時に国内外の関連する文献を調査・要約・整理してまとめた内容を的確に伝達する能力を養成するとともに、国内外での研究発表を通じて、自身の考えや研究成果を的確に伝達して議論できるコミュニケーション能力とプレゼンテーション能力を身に付ける。
  2. 「専門横断」では、研究分野の専門知識・技能を深めるとともに、他の工学分野と共通する工学知識や技術を修得する。
  3. 「共通横断」では数理分野、語学から社会倫理におよぶ幅広い知識を修得することにより、ユニバーサルな観点にたった的確なものの見方と考え方を確立する。

(博士後期課程)

  1. 電気電子工学における高度な専門知識および先端技術を習得し、自ら独創的な研究課題を設定し、自立して研究を遂行できる先進的能力を身に付ける。
  2. 電気電子工学の専門分野に留まらず自然科学の知識を身に付け、新たな知見を得るための能力および専門知識を応用できる能力を身に付ける。さらに、他の研究者と協働しながら課題解決を主導できる能力を身に付ける。
  3. 国際的な場における研究発表や議論を通して、グローバルに活躍できる研究者として不可欠なプレゼンテーション能力やコミュニケーション能力、リーダーシップの醸成を図るとともに、情報発信能力を身に付ける。

機械工学コース

(博士前期課程)

  1. 「専門」の「機械工学分野」に「材料・機械力学」、「熱・流体」、「設計・製作」を置き、学士課程教育で培ったエンジニアとしての能力をさらに高度化する。
  2. 複雑・多様化する機械工学の課題を解決する、行動力ある実践的な能力、現象の分析・理解、対策の考察、革新的な機械システム構築あるいは性能評価・機能創生することのできる能力を修得する。また、複雑・多様化する機械工学分野の研究課題を積極的に遂行する能力を醸成する。

(博士後期課程)

  1. 機械工学における各研究分野に関する倫理観と研究能力を高め、機械工学技術者として不可欠な、数学や物理などの自然科学と機械工学の概念設計・詳細設計・製作などに関する基礎的な知識と技術、問題解決能力を養成する。それらを実際に活用し、現象の分析・理解、対策の考察、革新的な機械システム構築あるいは性能評価・機能創生できる能力を身に付ける。
  2. 国内外の学会等における研究発表に必須となるプレゼンテーション能力、コミュニケーション能力を養う。

化学・環境・生命工学専攻

(博士前期課程)

化学・環境・生命工学での技術革新を先導的立場で推進できる高い専門知識と技能を有した技術者を育成するために、「専門」、「専門横断」、「共通横断」の区分に基づいて教育課程を編成する。

  1. 「専門」として「物質・材料分野」「環境ソリューション分野」「生命・医工学・食品分野」を置き、それぞれ応用化学コース、環境工学コース、生命工学コースのディプロマ・ポリシーに掲げた目標を達成するための能力を養う。
  2. 「専門横断」においては、化学・環境・生命工学専攻の幅広い技術を理解し、それらをもとに研究を進めるための科目群を置き、幅広い視点から課題解決を行う技術やツールとともに倫理観およびコンプライアンスに関する認識を身につける。
  3. 「共通横断」には数理科目および学際科目を置き、専門教育・研究活動に必要な工学分野の知識と英語力を身につける。

(博士後期課程)

  1. 応用化学特殊研究、環境工学特殊研究および生命工学特殊研究を置き、化学・環境・生命工学専攻が包含する幅広い技術基盤をもとにして、課題発見ならびにその解決に当たるための能力を身につける。

応用化学コース

(博士前期課程)

  1. 「専門」としての「物質・材料分野」では化学技術の基盤となる知識や方法論を確実に身につけ、化学物質が関わる諸課題の解決に携わるための技術を高度化する。特に、「物質・材料研究特論aおよびb」において、化学に関わる研究活動を実施するための基本的な考え方と成果を発信するための技術を獲得する。
  2. 「専門横断」においては、化学・環境・生命工学専攻の幅広い技術を理解し、それらをもとに研究活動を進めるための科目群を置き、幅広い視点から課題解決を行う技術やツールを身につける。特に、「基盤テクノロジーセミナーaおよびb」ならびに「研究倫理特論」においては研究活動を始めるに当たっての、さまざまな情報収集および評価法などを修得し、また技術者倫理をはじめとする専攻分野に関わる倫理観を醸成する。
  3. 「共通横断」には数理科目および学際科目を置き、専門教育・研究活動に必要な工学分野の知識と英語力を増進する。

(博士後期課程)

  1. 複数教員が担当する応用化学特殊研究によって化学および応用化学が包含する幅広い技術基盤をもとにして、課題発見ならびにその解決に当たるための能力を身につける。

環境工学コース

(博士前期課程)

  1. 「専門」としての「環境ソリューション分野」では環境工学の基盤となる知識や方法論を確実に身につけ、資源・エネルギー、都市代謝、自然共生に携わるための技術を高めていく。特に、「環境工学研究法aおよびb」において、環境工学に関わる研究活動を実施するための基本的な考え方と成果を発信するための技術を高度化する。
  2. 「専門横断」においては、化学・環境・生命工学専攻の幅広い技術を理解し、それらをもとに研究を進めるための科目群を置き、幅広い視点から課題解決を行う技術やツールを身につける。特に、「基盤テクノロジーセミナーaおよびb」ならびに「研究倫理特論」においては研究活動を始めるに当たっての、さまざまな情報収集および評価法などを修得し、また技術者倫理をはじめとする専攻分野に関わる倫理観を醸成する。
  3. 「共通横断」には数理科目および学際科目を置き、専門教育・研究活動に必要な工学分野の知識と英語力を増進する。

(博士後期課程)

  1. 複数教員が担当する環境工学特殊研究により環境技術が包括する幅広い技術基盤をもとにして、課題発見ならびにその解決に当たるための能力を身につける。

生命工学コース

(博士前期課程)

  1. 「専門」としての「生物・医工学・食品分野」では生命工学の基盤となる知識や方法論を確実に身につけ、生命工学に携わるための技術を高めていく。特に、「生命工学研究法aおよびb」において、生命工学に関わる研究活動を実施するための基本的な考え方と成果を発信するための技術を高度化する。
  2. 「専門横断」においては、化学・環境・生命工学専攻の幅広い技術を理解し、それらをもとに研究を進めるための科目群を置き、幅広い視点から課題解決を行う技術やツールを身につける。特に、「基盤テクノロジーセミナーaおよびb」ならびに「研究倫理特論」においては研究活動を始めるに当たっての、さまざまな情報収集および評価法などを修得し、また技術者倫理をはじめとする専攻分野に関わる倫理観を醸成する。
  3. 「共通横断」には数理科目および学際科目を置き、専門教育・研究活動に必要な工学分野の知識と英語力を増進する。

(博士後期課程)

  1. 複数教員が担当する生命工学特殊研究により生命工学分野が包括する幅広い技術基盤をもとにして、課題発見ならびにその解決に当たるための能力を身につける。

大学院 ロボティクス&デザイン工学研究科

(博士前期課程)

博士前期課程での学修は、学士課程教育での学習成果を踏まえて、より高度な専門性とともに高い倫理性、他分野技術に対する幅広い理解を目指すカリキュラムを編成する。開講する科目を「専門」、「専門共通分野」、「学際分野」の3分野に区分し、これらの科目群の単位修得によりディプロマ・ポリシーの達成を目指す。

  1. 「専門」では、以下に掲げる各専門分野の確かな知識を修得する。
    1. 「ロボティクス分野」では、メカニズム、センシング、アクチュエーション、コントロール、シミュレーションとそれらの統合などロボティクスに関する実践的な素養を身につける。
    2. 「システムデザイン分野」では、高機能社会に必要なユーザ中心設計、インタラクションデザイン、ヒューマンインタフェース技術、センシング技術、システムの知能化・多目的最適化などに関わる素養を身につける。
    3. 「プロダクトデザイン分野」では、工業デザインを中心に幅広くデザインに関わる学修を通して理論および実践で高度なデザイン方法論を身につける。
    4. 「建築デザイン分野」では、都市から建築、インテリアに至る幅広い視野に立ち、文化とテクノロジーの両面をつなぐ包括的な建築知識を習得するとともにプロジェクトの現場で活躍するための実践的な専門力を身につける。
  2. 「専門共通科目」では、修士の学位に相応しい研究遂行能力、ならびに高度な工学的課題解決に必要な理系基礎力とデザイン思考に関わる資質を向上する。
  3. 「学際分野」では、高度専門職業人の基礎的な素養である日本語・英語を中心とした語学応用能力を養う。

(博士後期課程)

博士後期課程では、人々の豊かな暮らしを実現する、革新性のある工学的な知識・技術の活用を創出するイノベーションリーダーを養成することを目的とした特殊研究科目を複数開設し教育研究の指導体制を編成する。

  1. 「ロボティクス特殊研究」では、ロボティクス技術に関する高度に専門的な技術を習得することを通して、プロジェクトリーダーなど研究・開発マネージャーとしてグローバルに活躍できるポテンシャルを養う。
  2. 「システムデザイン特殊研究」では、ユーザ中心のシステムデザインに関する高度な技術を駆使し、デザイン思考を基盤として、人の感性に適応し革新的な生活支援IoT機器やサービスを実現するための研究開発をグローバルにリードする資質を養う。
  3. 「プロダクトデザイン特殊研究」では、プロダクトデザインに関係する高度なテクノロジーを駆使し、高度なデザインを実現するためにグローバルに活躍できる資質素養を養う。
  4. 「建築デザイン特殊研究」では、社会を取り巻く空間に対するニーズの変化や構築技術の発展に対応しながら、研究者としてグローバルに活躍できる資質を養う。

大学院 情報科学研究科

(博士前期課程)

情報科学分野の社会的ニーズに応えるため、国際的に通用する高度な知識と創造的な能力に富み、また起業家精神をもった情報技術専門職業人を育成することを目標としてクォータ制のもと「情報基礎」、「情報専門」、「実習」、「研究」の各領域を設けてカリキュラムを編成する。

  1. 「研究」領域では、「情報科学研究」として特定のテーマについて研究し、修士論文として発表できる能力を養う。
  2. 研究科の特徴的な領域とし位置づけている「実習」では、「情報科学演習(学内)」や「情報科学演習(海外)」、「インターンシップ」などの科目を通じた実習を行い、広い視野と実践的技術力を養う。
  3. 社会的な課題に対してクラウド技術等を活用できる技術者育成を目指して、関西圏の他大学院とも連携したアクティブラーニング型教育により実践力と応用力を高める。

(博士後期課程)

情報科学分野の第一線で活躍できる優れた研究者を養成すること、および社会人を再教育して高度専門職業人を養成することを目的とした特殊研究科目を複数開設し教育研究の指導体制を編成する。

  1. 計算機工学・ソフトウェア領域
  2. 認識・情報メディア領域
  3. 情報システム・通信ネットワーク領域

専門職大学院 知的財産研究科

「イノベーションを支援するために必要な知的財産に関する知識・技能を備えるとともに、法律的素養、国際的な視野およびビジネス感覚をもった高度な専門的職業人を養成する」との教育目標を実現するために教育課程を体系的に編成する。具体的には、教育課程に次の領域を設定する。

  1. 主として知的財産に関する法律の教育に重点をおく領域(基幹法領域)
  2. イノベーションを支援するために必要な知的財産に関する知識や技能に関する教育に重点をおく領域(イノベーション支援領域)
  3. 国際的な知的財産の保護と活用に関する教育に重点をおく領域(グローバル領域)
  4. 主として知的財産のビジネスへの利用に関する教育に重点をおく領域(ビジネス領域)
  5. 上記1)~4)の複数の領域にわたる総合的な教育に重点をおく領域(分野横断領域)
  6. 知的財産に関する問題を調査・研究する領域(研究領域)
あわせて、それぞれの領域および科目の特性に応じた適切な教員配置と教授法を提供するとともに、専門職業人となることをめざす多様な背景を持つ学生とその修学目的に応じた柔軟な履修を可能とする時間割編成や、自主的学習環境の施設・設備の充実により、一層の教育効果をあげるものとする。

学部 ディプロマ・ポリシー

工学部 ディプロマ・ポリシー

4年以上在学して所定の単位を修得し、授業や卒業研究を通じて、下記に掲げる能力を備えていると判断できる学生に対して卒業を認定し、学士(工学)の学位を授与する。

  1. 実践力のある専門的技術者となるべく、在学中だけでなく生涯にわたって主体的に学修活動を積み重ねる関心と意欲を持続できる。〔主体的に生涯学習を継続する意欲と関心〕
  2. 人文社会科学や自然科学・情報技術など、技術者に求められる幅広い教養とスキルを身につけそれらを活用できる。〔技術者に求められる文・理・情報系の素養〕
  3. 専門分野の知識・技術を体系的に理解し、社会や時代の要請に応じてそれらを実践的に適用できる。〔専門分野の知識・技術(詳細は学科DP)〕
  4. 技術者および社会人としてふさわしいコミュニケーション能力を備え、他者の意見・意向を正確に把握するとともに、自らの意見・意向を的確に表現し、相互理解のもとで議論することができる。〔相互に理解し議論するコミュニケーション力〕
  5. 社会的な課題の解決に向けて、他者と積極的に協働して取り組むことができる。〔他者との協働による課題解決力〕
  6. 地球的な視野に立ち、持続的な社会の維持・発展に向けた技術者としての使命観や倫理観を備え、社会に能動的に貢献する行動ができる。〔社会に対し能動的に貢献する行動力〕

都市デザイン工学科

都市デザイン工学科では、工学部ディプロマ・ポリシーに基づき、専門学術の基礎と実践力を継承できるよう、学科として下記に掲げる能力を備えていると判断できる学生に対して卒業を認定する。
 
(A)総合的な視点からの基礎学力を修得し、広い視野と確かな判断力を身につける。〔基礎学力・判断力〕
(B)科学技術の社会的貢献と地球環境への影響を自覚し、自己実現と自己責任の意識を持った自律できる技術者としての素養を身につける。〔技術者倫理〕
(C)数学、物理学、化学、地学、生物学などの自然科学および情報の基礎的学問を身につける。〔自然科学・情報処理〕
(D)都市デザイン工学科の専門領域(共通系、デザイン・計画系、構造系、コンクリート・材料系、地盤系、河川・海岸系)の内容を修得し、社会基盤の整備や都市および地球環境の保全に関する専門知識と技術を身につける。〔専門知識・技術〕
(E)協調性、指導力、計画的に作業を実施する素養を養うとともに、観察力、理解力、考察力、説明能力を身につける。〔実践力〕
(F)専門的な知識や技術を多角的・総合的に用いて社会が要求する問題を把握・整理し、解決するデザイン能力ならびにプレゼンテーション能力を身につける。〔問題解決・プレゼンテーション能力〕
(G)社会人として基本的なコミュニケーション能力とマナーを身につける。〔コミュニケーション能力〕
(H)グローバル化時代に対応できる国際感覚・国際性を身につける。〔国際性〕
(I)社会要請の変化に対応して、生涯学び続ける姿勢・自己学習の習慣および問題を解決する能力を身につける。〔生涯自己学習〕

建築学科

建築学科では、工学部ディプロマ・ポリシーに基づき、専門学術の基礎と実践力を継承できるよう、学科として下記に掲げる能力を備えていると判断できる学生に対して卒業を認定する。
 
(A)人文社会科学や自然科学などの幅広い教養と英会話を含めたコミュニケーション能力を身につけ、それを建築のプロフェッショナルとして活かすことができる。〔幅広い教養に基づいたコミュニケーション能力〕
(B)建築学の各分野で修得した幅広い知識・技術をもとに、総合的な見地から、多様な建築を設計・施工・管理・維持する技術的能力を修得し、それを実務で活かすことができる。〔専門基礎知識・技術の実践・応用力〕
(C)建築学の各分野で修得した専門的な知識・技術をもとに、自発的に建築の学習を継続し、建築のプロフェッショナルとして自らを高めることができる。〔自己啓発に努める生涯学習能力〕
(D)自身のアイデアを文章や図面にまとめ、表現する能力を身につけ、他者に正確に伝えることができる。〔確かなデザイン力に基づいたプレゼンテーション能力〕
(E)社会が抱える諸課題の中から建築に関わる事項を抽出し、他者と協力して社会の持続可能な発展に寄与する合理的な解決策を見いだすことができる。〔協働的かつ主体的な課題発見・解決力〕
(F)建築のプロフェッショナルとして使命感や倫理観を身につけ、社会的責任について考え、説明することができる。〔技術者としての実践的倫理観〕

機械工学科

機械工学科では、工学部ディプロマ・ポリシーに基づき、専門学術の基礎と実践力を継承できるよう、学科として下記に掲げる能力を備えていると判断できる学生に対して卒業を認定する。
 
(A)技術者としてグローバルで多面的な視野に立ち、高い倫理観、責任感を持って課題に取り組み、技術が社会、自然環境におよぼす影響を自分なりに考慮して行動することができる。〔倫理観・責任感・技術の社会的影響の考慮〕
(B)数学、物理などの自然科学や情報処理と工学の基礎知識を修得し、それを基礎的な課題に対して適用し分析、考察することができる。〔自然科学・工学の基礎知識応用能力〕
(C)機械工学の基礎知識を修得し、実際に生じている現象を分析、理解することができるとともに、与えられた工学的な課題に対してそれらの知識を適用、応用して考察することができる。〔機械工学の基礎知識応用能力〕
(D)
【発展コース】機械工学の専門知識を自分のものとし、得られた情報や学んだ科学・工学の知識や技術をベースに、与えられた各種制約の中で課題に要求される解決手法を導き、創造的なデザイン能力を身につけることにより、それを計画的に実現したりまとめたりすることができる。〔デザイン能力〕
【実践コース】機械工学の専門知識を自らのものとし、学んだ知識や技術を実際の問題に適用できる。〔デザイン能力〕
(E)
【発展コース】実践に必要な設計・生産技術(ものづくりの技術)を学び、それを具体的な課題へ適用するとともに、最新の工学的ツールを駆使して問題を解決することができる。〔実践的な工学知識の遂行能力〕
【実践コース】実践に必要な設計・生産技術(ものづくりの技術)を学び、エンジニアとしてそれを具体的な課題に適用することができる。〔実践的な工学知識の遂行能力〕
(F)多様な価値観を持つ他者と協力してチームで作業を行うために必要な、自分の意見を明確に他者に伝える記述力およびプレゼンテーション能力を持ち、他者の意見を理解するとともに、自分の意見を他者に理解してもらうコミュニケーションや討議能力を持ち、また英語での基礎的なコミュニケーションをとることができる。〔コミュニケーション能力〕
(G)工学の発展に興味を持ち、常に最新の情報を収集するとともに、それが自分に与えられた課題にどう反映できるかを考え、自主的にかつ継続的に生涯学び続け進歩し続けることができる。〔情報収集・生涯学び続ける能力〕

電気電子システム工学科

電気電子システム工学科では、工学部ディプロマ・ポリシーに基づき、専門学術の基礎と実践力を継承できるよう、学科として下記に掲げる能力を備えていると判断できる学生に対して卒業を認定する。
 
(A)社会で必要とされるエンジニアとしての基礎力である数学・自然科学の基礎知識と電気電子工学分野の基礎知識に習熟しそれらを活用することができる。〔基礎学力〕
(B)電気電子システム工学の基礎知識を活かし、技術的な課題を抽出し解決に導くことができる。〔知識・理解・論理的思考力〕
(C)理論的な思考に基づき自分の意見を明確に発表でき、他者との討論を通じて互いの意見を理解しながらチームで課題解決の作業をすすめることができる。〔コミュニケーション能力〕
(D)持続可能な社会を実現するために、未知の課題に対応できるよう、幅広い学修経験に基づいて自主継続的に学修することができる。〔継続学修〕
(E)技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者が社会に対して負う使命と倫理的責任に基づいて行動することができる。〔技術者倫理〕

電子情報システム工学科
(旧:電子情報通信工学科)

電子情報システム工学科では、工学部ディプロマ・ポリシーに基づき、専門学術の基礎と実践力を継承できるよう、学科として下記に掲げる能力を備えていると判断できる学生に対して卒業を認定する。
 
(A)数学や自然科学ならびに情報技術の基礎的知識と技能に習熟している。
A-1)数学や自然科学等の基礎的知識を応用することができる。〔数学・自然科学の基礎知識と応用力〕
A-2)コンピュータによる文書・統計資料の作成ならびに情報検索ができる。〔文章・統計資料の作成と情報検索能力〕
(B)国際社会への貢献を自覚し、技術者倫理に基づいて判断できる。
B-1)人文科学や社会科学に関する幅広い知識を持ち、地球的な視野で持続可能な社会を構想することができる。〔人文社会・社会科学の知識と社会貢献の自覚〕
B-2)技術者として必要な社会倫理を理解し実践できる。〔技術者倫理の理解と実践力〕
(C)国内外で活躍する技術者に必要な自己表現力の基礎が身についている。
C-1)日本語による論理的な表現ができる。〔日本語での論理的な表現力〕
C-2)外国語によるコミュニケーションができる。〔外国語での対話能力〕
C-3)技術的内容を伝達するプレゼンテーションができる。〔技術的な内容の伝達能力〕
(D)電子・情報通信分野の課題に取り組むために必要な専門知識と技能を蓄積している。
D-1)電気回路などの専門的な知識を身につけ活用できる。〔電気回路等の専門的知識と活用能力〕
D-2)電子デバイスや情報通信、ハードウェアやソフトウェアに必要な知識や技能が自主的な学習計画に基づいて修得し活用できる。〔電子・情報通信分野での知識・技能と活用能力〕
D-3)電子・情報通信分野の専門知識を理解して課題解決に適用できる。〔電子・情報通信分野での課題解決能力〕
(E)自主的な学習による問題解決能力を継続的に向上させることができる。
E-1)チームワークで課題解決の計画を立案してそれを遂行できる。〔チームワークによる課題解決能力〕
E-2)さまざまな解決方法がある課題を独自の方法で考えることができる。〔独自の方法での課題解決能力〕
E-3)与えられた条件下で課題を解決できる。〔与えられた条件下での課題解決能力〕
E-4)自主的な学修を継続することができる。〔自主的な学習の継続能力〕
※2019年度~2022年度入学生は全員実務コースに配属されており、上記内容となっています。

応用化学科

応用化学科では、工学部ディプロマ・ポリシーに基づき、専門学術の基礎と実践力を継承できるよう、学科として下記に掲げる能力を備えていると判断できる学生に対して卒業を認定する。
 
(A)人文社会科学や自然科学などの幅広い教養を身につけ、広い視点で化学技術力を発揮できる。〔幅広い教養と応用力〕
(B)化学の基礎から応用までを体系的に理解し、多様な化学現象の本質を説明できる。〔化学の専門知識の修得力〕
(C)化学の実験や演習により修得した問題解決能力をもとに、社会の要求や課題に対して他者と協働して取り組むことができる。〔他者との協働性と課題解決能力〕
(D)持続的な社会の維持・発展に向けて、地球環境に配慮した化学技術について考え、化学技術者としての使命観や倫理観をもって行動できる。〔化学技術者としての使命感・倫理観と実践力〕
(E)化学技術の基礎を継続して学習し、化学物質や化学プロセスが潜在的にもつ危険性や環境への負荷を認識し、これらを予防するための手段を考え、適切に対処することができる。〔継続的な学修力とケミカルハザード・リスクへの対応力〕
(F)化学の専門知識と技術力をもとに、 自らの考えを論理的に表現し、他者との相互理解のもとで議論することができる。〔化学の専門知識を基盤としたコミュニケーション能力〕
(G)情報技術を活用して、自らの意見や成果を発信できる。〔情報技術を活用した発信力〕

環境工学科

環境工学科では、工学部ディプロマ・ポリシーに基づき、専門学術の基礎と実践力を継承できるよう、学科として下記に掲げる能力を備えていると判断できる学生に対して卒業を認定する。
 
(A)資源・エネルギー、都市代謝、自然共生に関する問題を、工学・理学・農学・社会科学的に捉え、改善策を立案できる。〔基礎知識・問題解決力〕
(B)資源・エネルギー、都市代謝、自然共生に関する問題に対し、集団内で意見交換をしながら課題を明確化し、知識を共有することを通して対策法を提案できる。〔コミュニケーション力〕
(C)地域および地球環境問題の現状と未来に技術者として関わる意思をもち、従前の英知・工夫を継承しつつ、技術的かつ政策的手法について自らの能力を継続的に高め、その手法について説明できる。〔倫理・継承・発展〕
(D)自然・社会現象の計測・測定と、物質収支やエネルギー収支の定量的な取り扱いができ、その内容を客観的に分析・評価し、他者と協議できる。〔データ処理・論理的解析〕
(E)世界各地で生じている環境問題に広く目を向ける国際感覚を持ち、習得した環境技術や自らの問題意識を、国際的に正しく情報発信できる。〔国際感覚〕

生命工学科

生命工学科では、工学部ディプロマ・ポリシーに基づき、専門学術の基礎と実践力を継承できるよう、学科として下記に掲げる能力を備えていると判断できる学生に対して卒業を認定する。
 
(A)生命工学で学んだ知識を活用し、地球的視点から多面的に物事を考えることができる。〔専門的な視野、思考力〕
(B)生命工学の技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者が社会に対して負っている責任に関して理解し行動できる。〔専門的な理解・責任力〕
(C)生命工学において必要とされる数学および自然科学に関する知識を身に付け、それらを応用することができる。〔数学・自然科学知識の実践力〕
(D)生命工学において必要とされる専門的知識を身に付け、それらを応用することができる。〔生命工学知識の実践力〕
(E)生命工学の学問的知識、技術および情報を活用して社会の課題解決のためのデザインができる。〔課題発見、解決力〕
(F)論理的な記述、口頭発表、討議等でのコミュニケーションをとることができる。〔論理構築・発表・討議力〕
(G)自主的、継続的に学習することができる。〔能動性、自己啓発力〕
(H)与えられた制約の下で計画的に仕事を進め、まとめることができる。〔計画・遂行力〕
(I)チームで仕事をすることができる。〔協働力〕

ロボティクス&デザイン工学部 ディプロマ・ポリシー

4年以上在学して所定の単位を修得し、授業や卒業研究を通して、下記に掲げる能力を備えていると判断できる学生に対して卒業を認定し、学士(工学)の学位を授与する。

  1. 専門分野はもとより、人文・社会・自然科学その他幅広い知識・教養を身につけ、生涯に亘って「考え続ける」ための柔軟で粘り強い思考力の礎を築き行動できる。〔幅広い知識・教養を修得し生涯学習を継続できる思考力〕
  2. 専門分野に関する体系的な学習内容を含む知識・技術を活用し、具体的な課題解決のプロセスをデザインできる。〔専門分野の知識・技術を活用する課題解決の過程デザイン〕
  3. ユーザの視点で社会などの課題に対して他者との協働により解決に取り組むことができる。〔他者との協働によるユーザ視点の課題解決力〕
  4. 技術者としての倫理観、使命感を確立し、生涯に亘り学び続ける必要性を認識し、その姿勢を身につけ行動できる。〔技術者としての倫理観・使命感に基づく行動力〕
  5. 的確な表現方法・技術を用いたコミュニケーション(英語によるコミュニケーション、視覚効果を考慮したプレゼンテーションなどを含む)によって、自らの考えを伝え、他者の理解や共感を導き出せる。〔相互に理解して共感を導くコミュニケーション力〕

ロボット工学科

ロボット工学科では、ロボティクス&デザイン工学部ディプロマ・ポリシーに基づき、専門学術の基礎と実践力を継承できるよう、学科として下記に掲げる能力を備えていると判断できる学生に対して卒業を認定する。
 
(A)現代社会を支える機械・電気電子・情報・計測制御などの工学的知識に加え、それらを融合した学際領域であるロボット工学関連の幅広い知識を身につけ活用できる。〔機電・情報・計測制御系を融合したロボット工学の知識と活用〕
(B)工学的基礎能力ならびに科学理論を基にして、自らの着想を現実の形とするために必要な特性を認識し、機構・機能を設計して、ものづくりを実践する方法を身につけ実行できる。〔工学・科学の理論に基づく設計とものづくり実践〕
(C)課題解決のために、数学・物理学を用いて現象を論理的に理解し、専門知識を用いた実験・研究を通じて工学的な解決能力を身につけ実行できる。〔数理系の論理的な現象理解と専門知識による問題解決能力〕

システムデザイン工学科

システムデザイン工学科では、ロボティクス&デザイン工学部ディプロマ・ポリシーに基づき、専門学術の基礎と実践力を継承できるよう、学科として下記に掲げる能力を備えていると判断できる学生に対して卒業を認定する。
 
(A)現代社会を支える機械・電気・電子・情報、計測・制御・通信などの工学的知識に加え、それらを融合したロボティクスおよびシステム設計の幅広い知識と技術を身につけそれらを活用できる。〔幅広い工学的知識に基づき技術を融合し活用する力〕
(B)めまぐるしく変化する社会ニーズと技術動向を敏感に捉え、時代に即した新しいものづくりのアイデアを自ら提案することができる。〔社会ニーズ・技術動向分析力とそれに基づくソリューション創出力〕
(C)提案したアイデアを自ら具現化する方法論を身につけ実践できる。〔アイデアを具現化し検証する力〕
(D)人が人らしく豊かに暮らす社会・未来の実現という視点でものづくりを捉え、新しい社会のしくみや生活スタイルを提案し実践できる。〔ユーザ視点に基づく革新的な課題解決法を創出する力〕

空間デザイン学科

空間デザイン学科では、ロボティクス&デザイン工学部ディプロマ・ポリシーに基づき、専門学術の基礎と実践力を継承できるよう、学科として下記に掲げる能力を備えていると判断できる学生に対して卒業を認定する。
 
(A)デザイナーとして自然科学の素養や文化・芸術に関する知識を身につけるとともに工学的知識と思考力を備え、それらを活用できる。〔身につけた教養を活用する思考力〕
(B)専門分野としての建築・インテリアデザイン分野またはプロダクトデザイン分野の基礎と実践力をベースに協働で問題解決に取り組み、優れたデザインを創出できる。〔具体的な提案へとまとめ上げるデザイン実践力〕
(C)自らの発想などを的確に表現できるプレゼンテーション能力と、コミュニケーション能力を身につけ実行できる。〔多様な情報をまとめ、端的に伝えるプレゼンテーション力〕
(D)広い視野に立ち、社会の中で、デザイナーとして責任ある行動をとることができる。〔デザインを社会的に位置づける社会的実行力〕
(E)専門分野の技術の内容を体系的に理解し、PBLで養った実践的ものづくり力で、グローバル社会に対応した価値あるデザインを創出し、豊かな社会の実現に貢献できる。〔デザインの広がりと未来を考える展開力〕

情報科学部 ディプロマ・ポリシー

4年以上在学して所定の単位を修得し、授業および卒業研究を通じて、下記に掲げる能力を備えていると判断できる学生に対して卒業を認定し、学士(情報学)の学位を授与する。

  1. 各種システムを開発することのできる専門能力
    • 数学・自然科学など理工系の専門基礎知識、およびハードウェア・ソフトウェア・システムに関する専門知識を持ち、高度情報化社会のためのシステム開発に活用できる。〔理工系の基礎知識と専門的知識を活用する能力〕
    • 豊かな感性・論理的な思考力と柔軟な発想力や正確かつ論理的に情報を伝えるコミュニケーション能力を持ち、他者と協働して活動できる。〔豊かな感性・論理的な思考力と柔軟な発想力およびコミュニケーション能力〕
  2. 自然と人間が共生する、豊かで安心できる社会の実現に必要な人間力
    • 自然、社会、文化に対する広い人間的素養を持ち、地球的視野で物事を考え行動できる。〔自然、社会、文化に対する広い人間的素養〕
    • 責任感、倫理観、実行力を持ち自律的に判断し行動できる。〔責任感、倫理観、実行力〕
    • 新しいものごとへの強い関心・興味を持ち、自主的・継続的に学習することができる。〔自主的・継続的に学習する能力〕

データサイエンス学科 ★2021年4月開設

データサイエンス学科では、情報科学部ディプロマ・ポリシーに基づき、専門学術の基礎と実践力を継承できるよう、学科として下記に掲げる能力を備えていると判断できる学生に対して卒業を認定する。
 
(A)情報処理技術およびデータの収集・分析から得られた成果の活用が人や社会および自然等に及ぼす影響を理解し、それらの改善に取り組むことができる。〔データサイエンスの活用が社会に与える影響を理解する能力〕
(B)社会システムの発展・改良に向け、広い視野および倫理的な視点から判断し、行動できる。〔広い視野および倫理的な視点からの判断力と行動力〕
(C)情報処理技術および統計分析に関連する基礎知識を有しており活用できる。〔知識の活用力〕
(D)課題の背景を理解する能力を有しており、データの収集・分析に基づいた問題解決ならびに価値創造を提案することができる。〔問題解決や価値創造を提案できる能力〕
(E)自分の考えを論理的かつ正確に伝え、かつ、相手を理解するために必要なコミュニケーション能力を有し、他者と協働して活動することができる。〔他者と協働して活動できる能力〕

情報知能学科
(旧:コンピュータ科学科)

情報知能学科では、情報科学部ディプロマ・ポリシーに基づき、専門学術の基礎と実践力を継承できるよう、学科として下記に掲げる能力を備えていると判断できる学生に対して卒業を認定する。
 
(A)情報システムの社会における位置づけ、様々な分野に及ぼす影響を理解するとともに、それらのシステムに関わる業務の従事者として社会に果たすべき役割と責任を自覚し行動できる。〔情報技術者の位置付けと役割を理解し、行動できる能力〕
(B)知能情報技術、組込みシステム技術、コンピュータ基盤技術等に関連する理工学の基礎知識を持ち活用できる。〔知能情報技術などのベースとなる理工学を理解し、活用できる能力〕
(C)知能情報技術、組込みシステム技術、コンピュータ基盤技術等の基本を理解し、これらを現実の問題解決に応用できる。〔知能情報技術などの基礎を理解し、応用できる能力〕
(D)正確かつ論理的に情報を伝えるコミュニケーション能力を持ち、日本語での文書作成、口頭発表および討論等の対話ができる。〔コミュニケーション能力・プレゼンテーション能力〕
(E)与えられた課題を解決するために、情報を収集・整理・分析して、問題解決のための計画・方策を立案し、継続的かつ協働的に推進できる。〔情報収集・分析および計画立案・遂行による問題解決能力〕

情報システム学科

情報システム学科では、情報科学部ディプロマ・ポリシーに基づき、専門学術の基礎と実践力を継承できるよう、学科として下記に掲げる能力を備えていると判断できる学生に対して卒業を認定する。
 
(A)情報システムが社会、自然等に及ぼす影響を理解し、それらの改善に取り組むことができる。〔情報システムが社会、自然等に及ぼす影響を理解する能力〕
(B)情報システムの発展・改良に向け、広い視野および倫理的な視点から判断し、行動できる。〔広い視野および倫理的な視点からの判断力と行動力〕
(C)情報システムに関連する数学などの理工学およびコンピュータに関する基礎能力を持ち活用できる。〔コンピュータに関する基礎的知識〕
(D)情報システムを構成する要素技術、専門知識を理解・統合し、それを適用してシステムを自ら提案し、設計、開発できる。〔専門知識を活用し情報システムを提案・設計・開発できる能力〕
(E)提案書、設計書などの技術文書を正確、論理的に記述できる。〔正確、論理的な技術文書作成能力〕
(F)発表、討論などの双方向対話において、相手を理解し、自分の考えを論理的かつ正確に伝えることができるとともに、他者と協働して活動することができる。〔他者と協働して活動できる能力〕

情報メディア学科

情報メディア学科では、情報科学部ディプロマ・ポリシーに基づき、専門学術の基礎と実践力を継承できるよう、学科として下記に掲げる能力を備えていると判断できる学生に対して卒業を認定する。
 
(A)人とメディアの関わりや情報メディアが社会に与える影響を理解した上で、社会に果たすべき役割と責務を自覚し行動できる。〔情報メディアが社会に果たすべき役割と責務を自覚し行動できる能力〕
(B)情報メディア分野で提示される問題を解決するために、主体的・計画的・持続的に取り組むことができる。〔情報メディア分野の課題を主体的・計画的・持続的に取り組むことができる能力〕
(C)情報伝達を行う媒体である情報メディアに関する理論的・実践的なIT基盤技術を理解し、適応することができる。〔情報メディアに関する理論的・実践的なIT基盤技術を理解・適応する能力〕
(D)メディア技術を利用することで、人間中心の考え方をもとにした情報環境を作り出すことができる。〔メディア技術を利用し人間中心の情報環境を創り出す能力〕
(E)自らの考えを伝達するため、情報メディアの特性を利用した効果的なプレゼンテーションおよびコミュニケーションを行うことができるとともに、他者と協働して活動することができる。〔コミュニケーションおよび他者と協働して活動できる能力〕

ネットワークデザイン学科
(旧:情報ネットワーク学科)

ネットワークデザイン学科では、情報科学部ディプロマ・ポリシーに基づき、専門学術の基礎と実践力を継承できるよう、学科として下記に掲げる能力を備えていると判断できる学生に対して卒業を認定する。
 
(A)情報ネットワーク技術が社会に及ぼす影響や技術者の社会的役割、責務などを理解し、適切に判断して行動ができる。〔情報ネットワークの社会的役割の理解力、技術者としての行動力〕
(B)情報セキュリティ技術、ネットワークシステム技術、コミュニケーションソフトウェア技術に関連する理工学の基礎知識を持ち活用できる。〔基礎工学知識の活用力〕
(C)情報セキュリティ技術、ネットワークシステム技術、コミュニケーションソフトウェア技術を修得し、これらを現実の問題解決に応用できる。〔情報ネットワークの提案・設計・開発能力〕
(D)課題を解決するために、情報を収集、整理、分析し、問題解決のための計画、方策を立案して推進できる。〔問題解決のための計画・方策の立案力・実行力〕
(E)技術文書の作成、発表、討論において、正確かつ論理的に情報を伝えるコミュニケーション能力を持つとともに、他者と協働して活動できる。〔技術文書作成能力、他者と協働して活動できる能力〕

知的財産学部 知的財産学科 ディプロマ・ポリシー

4年以上在学して所定の単位を修得し、授業および卒業研究を通じて、下記に掲げる能力を備えていると判断できる学生に対して卒業を認定し、学士(知的財産学)の学位を授与する。なお、特に優秀な成績を修めた者は、3年間で卒業し、知的財産専門職大学院に進学することができる。

  1. 人文・社会科学、自然科学を含め、知的財産の創造、保護および活用を行う上で必要となる幅広い教養を身に付けそれらを活用できる。【基礎学力、教養】
  2. 知的財産法を法体系に基づいて理解し、その理解を知的財産の創造、保護、活用のために応用することができる。【知的財産法の体系的理解力、法的思考力】
  3. 知的財産の創造、保護および活用のために必要な技術、意匠、ブランド、コンテンツまたはビジネスに関する知識、ならびに知的財産を経済社会で活用するための実践的能力を身に付けそれを実践できる。【技術、意匠、ブランド、コンテンツ、ビジネスに関する理解と実践力】
  4. 知的財産関連実務で生起する課題を自ら発見でき、その解決のため調査、検討を行うことができる。【問題解決力】
  5. 知的財産のグローバルな創造、保護および活用を行うための、英語力と国際性を身に付け活動できる。【国際性】

大学院 ディプロマ・ポリシー

大学院 工学研究科

(博士前期課程)

博士前期課程に2年以上在学して所定の単位を修得し、授業や研究活動を通じて、下記に掲げる能力を備えていると判断できる学生に対して修了を認定し、修士(工学)の学位を授与する。
 

(1)人類が現在直面している持続不可能性をもたらす諸課題の解決に取り組み、専門職業人として社会の持続可能な発展を担うことができる。
(2)学士課程教育で得た成果をさらに高め、専攻における専門性と隣接する知識を総合して課題解決に取り組むことができる。
(3)研究活動を介して、課題内容を理解し解決策を導くことができ、倫理観をもって他者との協働による課題解決に取り組むことができ、説明することができる。

(博士後期課程)

博士後期課程に3年以上在学して所定の単位を修得し、研究活動を通じて、下記に掲げる能力を備えていると判断できる学生に対して修了を認定し、博士(工学)の学位を授与する。
 

(1)専門分野における高度な専門性とそれを活用できる研究能力に基づき、課題発見およびその解決に向けた取り組みを実践できる。
(2)外国語を含めた論理的言語表現能力、プレゼンテーション能力およびコミュニケーション能力により、教育・研究内容を他者に伝え、他者の意見も理解し、リーダーシップを発揮することができる。

建築・都市デザイン工学専攻

建築・都市デザイン工学専攻では、工学研究科ディプロマ・ポリシーに基づき、専攻として下記に掲げる能力を備えていると判断できる学生に対して修了を認定する。

(博士前期課程)

(A)専攻が包含する幅広い知識と見識を持ち、総合的な視点から諸課題の解決に取り組み、社会の持続可能な発展に貢献できる。
(B)建築学や都市デザイン工学における技術的能力を修得しており、専門性の高い課題に取り組み、合理的で適正な解決策を導き出すことができる。
(C)科学技術の社会的貢献と地球環境への影響を自覚し、倫理観や他者との協働の意識をもった技術者としての資質を身につけ活用できる。

(博士後期課程)

(A)専攻が包含する幅広くかつ深い知識と見識とを持ち、総合的な視点から諸課題を発見しその解決に取り組むことで社会の持続可能な発展に貢献することができる。
(B)建築学や都市デザイン工学における高度な技術的能力を修得しており、高度に専門的な課題に自律的に取り組み、合理的かつ適正な解決策を導き出すことができる。
(C)科学技術の社会的貢献と地球環境への影響を自覚し、高い倫理観をもち、多言語的なコミュニケーションおよびプレゼンテーション能力を身につけており、さまざまな情報の受発信を円滑に行うことができる。それをもとに他者との協働しながら、チームの中でも特にリーダーシップを発揮できる。

建築学コース

(博士前期課程)

(Ⅰ)社会が抱える諸課題の中から建築に関わる事項を抽出し、隣接分野からの視点を含めて総合的に取り組むことで、社会の持続可能な発展に寄与する合理的な解決策を見いだすことができる。
(Ⅱ)都市計画的な幅広い視点から、多様な建築を設計・施工・維持・管理する技術的能力を修得しており、それを実践で活かすことができる。
(Ⅲ)建築倫理に関する知見や建築技術者としてのコミュニケーション能力を修得しており、グローバルに活動できる意欲や能力を身につけ実行できる。

(博士後期課程)

(Ⅰ)社会が抱える諸課題を建築に関わる視点から抽出・発見し、隣接分野からの視点を含めて総合的に取り組むことで、社会の持続可能な発展に寄与する合理的な解決策を見いだすことができる。
(Ⅱ)都市計画という物的な側面だけではなく、社会経済を含めた幅広い視点から、多様な建築を設計・施工・維持・管理する技術的能力を修得しており、それを実践で活かすことができるとともに、社会の要請に応える新技術の創出に貢献することができる。
(Ⅲ)建築倫理に関する知見や高度な建築技術者としてのコミュニケーションおよびプレゼンテーション能力を修得しており、グローバルに活躍できる意欲や能力を身につけ実行できる。

都市デザイン工学コース

(博士前期課程)

(Ⅰ)科学技術の社会的貢献と地球環境への影響を自覚し、専門技術者として自己実現と自己責任の意識を持った自律できる資質と、総合的な視点から問題解決を主導できる資質を身につけ行動できる。
(Ⅱ)社会基盤の整備や都市環境の創造と保全に必要な都市デザイン工学の高度な専門知識と技術を修得している。あわせて、観察力、理解力、考察力、説明能力等の高度な実践能力を修得し、これらを活用して問題解決に当たることができる。
(Ⅲ)研究成果の発表等を通じて、技術者としてのプレゼンテーション能力、コミュニケーション能力を修得すると同時に、グローバル化時代に対応できる高度な国際感覚・国際性を身につけ活動できる。

(博士後期課程)

(Ⅰ)科学技術の社会的貢献と地球環境への影響を自覚し、自己実現と自己責任の意識を持った自律できる高度技術者・研究者としての倫理観を身につけそれに沿って行動できる。
(Ⅱ)都市デザイン工学の専門分野に関する高度な知識と創造的能力を修得し、高度技術者・研究者として総合的な視点から課題発見と問題解決を主導できる。
(Ⅲ)グローバル化時代に対応できる高度な国際感覚・国際性を基に、国際社会で研究成果を発表できる能力を身につけ活動できる。

電気電子・機械工学専攻

電気電子・機械工学専攻では、工学研究科ディプロマ・ポリシーに基づき、専攻として下記に掲げる能力を備えていると判断できる学生に対して修了を認定する。

(博士前期課程)

(A)専攻が包含する幅広い技術的な背景を理解し、多面的な視点から諸課題に取り組み、持続可能な発展に貢献することができる。
(B)電気電子工学や機械工学における基礎理論・専門知識を修得して、総合的な判断力によって課題解決ができる。
(C)科学技術が社会や自然環境に及ぼす影響を考慮しながら、他者との協働により課題解決ができ、さらに高い倫理性に基づいて活動できる。

(博士後期課程)

(A)専攻が包含する幅広く、かつ高度な専門知識と見識を持ち、グローバルな視点から諸課題に取り組み、社会の持続可能な発展に貢献することができる。
(B)専門分野における高度な専門的知識とそれを活用できる研究探究力および統合的な分析能力を修得して、独創的な研究課題の設定および解決に向けた取り組みを自ら実践できる。
(C)論理的かつ双方向コミュニケーションおよびプレゼンテーション能力を身に付けて、さまざまな情報の受発信を円滑に行うことができ、それをもとに他者との協働によりリーダーシップを発揮できる

電気電子工学コース

(博士前期課程)

(Ⅰ)電気電子工学に関する基礎的理論と複合的な専門的知識、さらに応用技術までを幅広く理解し、広い視点と倫理性に基づいて、先端技術動向やニーズを踏まえた総合的な判断力によって研究の実践、課題解決ができる。
(Ⅱ)電気電子工学に関する専門的技能を有し、技術的課題解決のため、他者との協働、外国語を含めたコミュニケーションやプレゼンテーションができる。

(博士後期課程)

(Ⅰ)電気電子工学に加えて、他の工学分野に関する高度な学術情報を統合的に理解し、先端技術の動向を分析・総合し、独創的な観点に立って研究課題を自ら設定でき、ユニバーサルな視点と高度な見識から社会倫理に沿った評価を行うことができる。
(Ⅱ)電気電子工学に関する先進的技能を有し、主体性を持って他の研究者と議論しながら課題発見ならびに解決を主導することができ、国際的な場において双方向コミュニケーションとプレゼンテーションが円滑にできる。

機械工学コース

(博士前期課程)

(Ⅰ)技術者としての広範な専門的知識をもち、グローバルで多面的視野に立って、倫理観、責任感を持って高度な機械工学分野の課題に取り組み、開発した技術が社会や自然環境に及ぼす影響に配慮しながら活動でき、課題解決ができる。
(Ⅱ)機械工学の課題解決において、論理的で的確な表現の文章能力を有し、プレゼンテーション能力および国際的コミュニケーション能力を身に付け、探究した成果を正確にアピールできる。

(博士後期課程)

(Ⅰ)高度技術者あるいは研究者として他の工学分野に関する高度な学術情報を統合的に理解するとともにグローバルで多面的な視野に立ち、高い倫理観と責任感を持って研究課題に取り組み、技術が社会、自然環境におよぼす影響を考慮しながら解決策を探究できる。
(Ⅱ)機械工学の課題発見および解決において、高度な論理的文章力、プレゼンテーション能力、国際的コミュニケーション能力を身に付け、探究した独創性のある研究成果を正確にアピールできる。

化学・環境・生命工学専攻

化学・環境・生命工学専攻では、工学研究科ディプロマ・ポリシーに基づき、専攻として下記に掲げる能力を備えていると判断できる学生に対して修了を認定する。
 

(博士前期課程)

(A)専攻が包含する幅広い技術的な背景を理解し、それぞれの専門性を深めながら複眼的な視点から課題解決に取り組み、社会の持続可能な発展に貢献できる。
(B)専門性に基づいた基本的実験および分析技術を身につけ、観察・解析することを通して結論を導き出すことができる。
(C)研究の結果を的確に発信でき、他者との協働により課題解決にあたることができ、さらに倫理的に行動することができる。

(博士後期課程)

(A)専攻が包含する幅広い技術基盤と複眼的な視野をもった高度専門職業人として、持続可能な発展に関わる課題発見と解決を主導できる。
(B)高度な専門性とそれを活用できる研究および実験能力に基づき、課題に対する問題設定および解決に向けた取り組みを自立的に実践できる。
(C)論理的かつ多言語的なコミュニケーションおよびプレゼンテーション能力により、さまざまな情報の受発信を円滑に行うことができ、それをもとにリーダーシップを発揮することができる。

応用化学コース

(博士前期課程)

(Ⅰ)課題の中から化学に関わる諸点を抽出し、それを他分野からの視点を含めて多面的に分析することで合理的な解決策を見いだし、社会の持続可能な発展に貢献することができる。
(Ⅱ)多様な化学現象を観察および処理できる実験技術を身につけ、化学物質やプロセス技術がもつ危険性や環境への負荷を判断し、的確に行動できるとともに、多くの人々に状況を正確に伝えることができる。
(Ⅲ)課題解決においては、特に環境・生命工学との融合的な視点を保ち、協働しながらグローバルに活動できる能力と意欲、倫理観を身につけ活動できる。

(博士後期課程)

(Ⅰ)化学が関わる課題を始めとする幅広い課題を発見し解決するために、種々の現象を他分野からの視点を含めて多面的に観察・分析・総合・評価し、解決策を立てることができる。
(Ⅱ)課題解決に当たっては、常に環境への負荷を判断しながら的確に行動できる。
(Ⅲ)高度な実験技術を身につけ、技術の改良や融合による新技術の創出に貢献することができる。
(Ⅳ)修得した知識や思考あるいは情報を適切に発信しながらグローバルに活動でき、課題解決に向けたリーダーシップを発揮できる高度な能力と倫理観を身につけ、学ぶ意欲を保ち続ける。

環境工学コース

(博士前期課程)

(Ⅰ)課題の中から環境技術に関わる諸点を抽出し、それを他分野からの視点を含めて多面的に分析することで合理的な解決策を見いだし、社会の持続可能な発展に貢献できる。
(Ⅱ)資源・エネルギー、都市代謝、自然共生など多様な「環境ソリューション分野」に関わる課題を解決できる実践的研究手法を身につけ、的確に行動できるとともに、多くの人々に状況を正確に伝えることができる。
(Ⅲ)課題解決においては、特に応用化学・生命工学との融合的な視点を保ち、協働しながらグローバルに活動できる能力と意欲、倫理観を身につけ行動できる。

(博士後期課程)

(Ⅰ)環境が関わる課題を始めとする幅広い課題を解決するために、種々の現象を他分野からの視点を含めて多面的に観察・分析・総合・評価し、解決策を立てることができる。
(Ⅱ)課題解決に当たっては、常に環境への負荷を判断しながら的確に行動できる。
(Ⅲ)高度な実験技術を身につけ、技術の改良や融合による新技術の創出に貢献することができる。
(Ⅳ)修得した知識や思考あるいは情報を適切に発信しながらグローバルに活動でき、リーダーシップを発揮できる高度な能力と倫理観を身につけ、課題の解決に意欲的且つ継続的に取り組むことができる。

生命工学コース

(博士前期課程)

(Ⅰ)課題の中から生命工学に関わる諸点を抽出し、それを他分野からの視点を含めて多面的に分析することで合理的な解決策を見いだし、社会の持続可能な発展に貢献できる。
(Ⅱ)医薬品・再生医療・食品開発・微生物応用・医療機器などの多様な生命工学分野に関わる課題を解決できる実践的研究手法を身につけ、的確に行動できるとともに、多くの人々に状況を正確に伝えることができる。
(Ⅲ)課題解決においては、特に応用化学・環境工学との融合的な視点を保ち、協働しながらグローバルに活動できる能力と意欲、倫理観を身につけ行動できる。

(博士後期課程)

(Ⅰ)生命が関わる課題を始めとする幅広い課題を発見し解決するために、種々の現象を他分野からの視点を含めて多面的に観察・分析・総合・評価し、解決策を立てることができる。
(Ⅱ)課題解決に当たっては、常に生命体や生態系への負荷を判断しながら的確に行動できる。
(Ⅲ)高度な実験技術を身につけ、技術の改良や融合による新技術の創出に貢献することができる。
(Ⅳ)修得した知識や思考あるいは情報を適切に発信しながらグローバルに活動でき、課題解決に向けたリーダーシップを発揮できる高度な能力と倫理観を身につけ、学ぶ意欲を保ち続ける。

大学院 ロボティクス&デザイン工学研究科

<博士前期課程>

博士前期課程に2年以上在学して所定の単位を修得し、授業や研究活動を通じて、下記に掲げる能力を備えていると判断できる学生に対して修了を認定し、修士(工学)の学位を授与する。
 
(1)人々の豊かな暮らしを実現する、革新性のある工学的な知識・技術の活用を創出するイノベーションリーダーとしての素地を身につけ行動できる。
(2)高度な表現方法・技術を用いたコミュニケーションにより、他者の理解・共感を導き、社会に訴求する能力と姿勢を身につけイノベーションリーダーとして活動できる。

<博士後期課程>

博士後期課程に3年以上在学して所定の単位を修得し、研究活動を通じて、下記に掲げる能力を備えていると判断できる学生に対して修了を認定し、博士(工学)の学位を授与する。
 
(1)人々の豊かな暮らしを実現する、革新性のある工学的な知識・技術の活用を創出するイノベーションリーダーとして自らを確立し行動できる。
(2)自らの研究活動・課題発見ならびに解決の実践を社会的な変革に結びつけることができる。

大学院 情報科学研究科

<博士前期課程>

博士前期課程に2年以上在学して所定の単位を修得し、授業や研究活動を通じて、下記に掲げる能力を備えていると判断できる学生に対して修了を認定し、修士(情報学)の学位を授与する。
 
(1)幅広い教養を持ち、社会をより豊かにするために情報科学が果たす役割を理解するとともに、情報技術者として果たすべき役割の自覚と倫理観および地球的視点から的確に判断・行動できる。
(2)情報科学の要素技術や情報システムの高度な専門技術を身につけ、問題解決にアプローチでき、ハードウェア、ソフトウェア、システムの設計および実装を行うことができる。
(3)自分の考えや研究成果を正確かつ論理的に伝えるプレゼンテーション能力および国際的に通用するコミュニケーション能力を持つ。
(4)情報を整理・分析し、問題解決のための計画・方策を立案して主体的かつ継続的に遂行できる。

<博士後期課程>

博士後期課程に3年以上在学して所定の単位を修得し、研究活動を通じて、下記に掲げる能力を備えていると判断できる学生に対して修了を認定し、博士(情報学)の学位を授与する。
 
(1)高度な情報技術を駆使して情報科学分野の先端的課題に取り組み、新規性、創造性のある研究成果を得ることができる。
(2)必要な情報を独自に収集・分析し、課題発見ならびに解決のための計画・方策を立案して主体的かつ継続的に遂行できる。
(3)研究成果を学術論文として作成し、国内および国際学会等で正確かつ論理的に伝えることができる。

専門職大学院 知的財産研究科

「イノベーションを支援するために必要な知的財産に関する知識・技能を備えるとともに、法律的素養、国際的な視野およびビジネス感覚をもった高度な専門的職業人を養成する」との教育目標に即して、専門職学位課程に2年以上在学して所定の単位を修得し、授業や研究活動を通じて、下記に掲げる能力の到達状況を総合的に見て高度な専門的職業人にふさわしいと判断できる学生に対して修了を認定し、知的財産修士(専門職)の学位を授与する。 
 

(1)知的財産の保護と活用に関する実務知識をイノベーションに適用することができる。
(2)知的財産に関する法律知識を知的財産の保護と活用に関する業務に適用することができる。
(3)国際的な知的財産に関する知識をグローバルな企業活動に適用することができる。
(4)知的財産のビジネス利用に関する知識を知的財産マネジメントの業務に適用することができる。