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: 電子回路としてのメモリの構造 : 情報処理基礎 第6回 「ソフトウェア」 : ここまでのまとめ


プログラムの正体

コンピュータのプログラムの正体はメモリなどに記憶された2進数の 数値の並びである。C言語もプログラムではあるが、 実はコンピュータは直接実行できない。 コンピュータが直接実行 できるのは数値の並び形式のプログラム(バイナリコード)だけと言える。

コンピュータがプログラムを実行する手順は こんな感じである:

  1. コンピュータの中枢部品である CPU(中央演算装置)という IC がメモリから最初のデータ(2進数の数値)を一つ読み込む。
  2. 2進数の0/1の並びにはそれぞれ CPU の動作を決める意味がある。 CPU は読み込んだデータにしたがって一つだけ動作する。
  3. CPU はメモリから次のデータを読み込む。あとは 2. に戻って 永遠に繰り返す。





Hiroyuki Kobayashi 平成19年5月23日