
システムデザイン工学科
System Design
システムデザイン工学科は、電気電子・機械・情報工学を基盤として、 「デザイン思考」を核とした社会や生活におけるイノベーションの創出に取り組んでいます。多様化・複雑化した社会解題の解決のために、これまでにない発想やアプローチが必要です。真の課題を発見し、解決策を提案し、具体的な形にする、というデザイン思考の視点から、知能ロボット、ヒューマンモデリング、福祉工学、生体模倣、ユーザインターフェース、ヒューマンセンシング、イノベーションデザイン、ナチュラルインタラクション、信号処理、教育工学など幅広い分野をテーマとした研究を進めています。

システムデザイン工学科
井上 明 学科長
研究者1 | 上田 悦子 教授
- 研究テーマ -
- 古典舞踊動作の腕軌道が作る曲面形状に着目した優美さ特徴抽出
- 動画像解析に基づく「優美さ」を規範とした跛行評価手法の提案
人間に好印象を与えるロボット動作を実現するために、人間動作に特有な「優美さ」をモデル化すること、さらに優美動作モデルを用いたロボットの優美動作生成手法の開発を行っています。研究では優美な動作の代表である「舞踊」をもとに、ダンサーの身体によって生成される「線や面」に着目して「優美さ」特徴を定量化し、観客の印象評価との相関より提案手法を検証しています。また現在「跛行患者の歩容評価」のようにモデル化手法を応用した医工連携テーマも展開しています。




研究者2 | 吉川 雅博 准教授
- 研究テーマ -
- Finch:筋隆起センシングにより操作する対向3指電動義手
- Rehand:3Dプリンタを活用したリアルな外観を持つ義手
- F3Hand:湾曲型空気圧人工筋で駆動する5指義手
- 手指機能障害を支援する人体拡張デバイス
デジタルファブリケーションツール(3DCAD、3Dプリンタ、3Dスキャナなど)を活用して上肢欠損者のための義手を開発しています。筋隆起センシングにより操作する対向3指電動義手Finch、3Dプリンタを活用したリアルな外観を持つ義手Rehand、湾曲型空気圧人工筋で駆動する5指義手F3Handなど、ユーザの障害の度合いや生活スタイルに応える多様なバリエーションの義手を提案しています。



