
情報メディア学科
Media Science
情報メディア学科は、マルチメディアシステムを活用した人にやさしく豊かな社会の実現を目指し、画像、音、言語、体感を駆使した表現力の高い、直感的な情報システムを開発できる技術者を育成します。 研究面では、人工知能や機械学習による画像・音声・自然言語等の認識・理解、CG等の映像メディアのみならず、触覚・聴覚も用いた情報提示、より自然なインタフェース設計のための人間の特性の解明、といった要素技術の研究開発を進めています。さらに、これらを効果的に用いた情報システムの研究開発も行っています。

情報メディア学科
鈴木 基之 学科長
研究者1 | 平 博順 准教授
- 研究テーマ -
- 言葉の意味解析技術
- 読解問題自動解答技術
- 言葉の意味を理解し応答する人工知能
- 言語処理の基盤となるアルゴリズム
私は、現在の人工知能を支える技術の一つである自然言語処理の分野で研究を行っています。自然言語処理は、私たちが日頃使用している日本語、英語といった言語(自然言語)を計算機に自動的に処理させる方法を研究する研究分野です。自動翻訳、インターネット検索、ロボットの対話処理など様々なところで応用されています。私は機械学習を使った言葉の意味解析を主な研究テーマとしてきました。2014年からは「ロボットは東大に入れるか」(東ロボ)プロジェクトに参加し、ディープラーニングを使った英語読解問題の自動解答について技術にも取り組んでいます。




研究者2 | 福島 拓 講師
- 研究テーマ -
- 医療分野を対象とした多言語間対話支援に関する研究
- 人と人とのコミュニケーション支援に関する研究
- 情報技術を用いたモチベーション維持支援の研究
社会に存在する様々な課題や問題を解決する、情報システムの研究開発を行っています。人とコンピュータが「協働」し、分担して互いの得意な作業を行うことで、人と人とのコミュニケーションの支援を目指しています。研究例として、共通言語を持たない人々の間の対話支援があります。医療分野など、高い正確性が求められる分野を対象としています。「正確に話者の意図を伝達する」というアプローチをとり、システムを通じて人とコンピュータとの協働を促すことで、従来よりも正確な多言語間の情報伝達支援を実現しています。



