
ロボット工学科
Robotics
機械工学・電気電子工学・情報工学・計測制御工学などの幅広い工学分野の知識・技術を融合したメカトロニクスの領域について研究、教育を行って来ました。産業ロボット、アクチュエータ、自律移動技術など基盤要素技術に加え、手術支援、生活支援、介護といった現代社会への実装領域にも対応します。このようなスタッフにより広い領域の学びとともに、 学部を横断する「専門横断科目」においてデザイン思考を取り入れたチームでの学習により、 利用者や利用環境を踏まえたものづくりの実践力を養うカリキュラムを提供しています。

ロボット工学科
井上 雄紀 学科長
研究者1 | 廣井 富 准教授
- 研究テーマ -
- 日常生活支援ロボットASAHIの開発
- 人と遊ぶ機能を有した生活支援ロボットの開発
- 人を追従し、荷物を運ぶことの可能なロボットの開発
- 手すりの上を移動する道案内ロボットの開発
- ロボットを用いた「ものづくり」教育の実践
日常生活支援ロボットの研究・開発、「親和性」向上に関する研究、「ものづくり」教育の実践の3点について研究している。生活支援ロボットを競技形式で競うロボカップ@ホームリーグにおいては、2017年の世界大会7位およびナビゲーション技術がもっと優れたロボットに贈られる「Best in Navigation」賞を受賞した。また、人と「だるまさんが転んだ」を行うロボットを開発し、メディアに多く取り上げられ、さらに国際会議RVSP 2015においてBest Paper Awardを受賞した。ものづくり教育では、学生を指導し、知能ロボコン2016において優勝および最優秀技術賞をW受賞した。




研究者2 | 谷口 浩成 准教授
- 研究テーマ -
- SMA人工筋肉を用いたクラゲロボットの開発
- 空気圧ソフトアクチュエータを用いた関節可動域運動装置
- 細径マッキベン人工筋による小児用前腕動力義手の開発
本研究室では、形状記憶合金(SMA)や空気圧を用いて、軽量かつ柔軟で高出力なソフトアクチュエータを開発しています。ソフトアクチュエータは、伝達機構を介すことなく屈曲や捻りなどの複雑な運動を実現できます。このソフトアクチュエータの特性を活かして、SMAワイヤとシリコンゴムを融合させたSMA人工筋肉を用いたミズクラゲロボット、積層型空気圧ソフトアクチュエータを用いた手指および足関節の可動域訓練装置、細径マッキベン型人工筋肉による小児用前腕動力義手の開発などを進めています。



