データサイエンス学科
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2021年4月開設 情報科学部
データサイエンス学科
インタビューMovies
社会やビジネスの課題を見つけ出し、あらゆるデータやAI・IoTを活用して新たな価値を創造する。
『データサイエンス×企業』のスペシャルインタビュー動画です。
特長
私たちは今、「超スマート社会」という歴史的な節目を迎えようとしています。 情報技術のスペシャリストを育成してきた情報科学部において本学科は、情報技術を基盤に社会やビジネスの仕組みを学びながら、 価値創造マインドや課題解決能力、コミュニケーション能力を兼ね備えた「AI(人工知能)・ICT(情報通信技術)およびビッグデータを使いこなす人」を育成します。
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実践的な文理融合の学びで社会・ビジネスの仕組みを変える力を育成
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アプリやプログラミングの基礎学習から、高度な情報処理技術までしっかり学ぶことができ、AIの使い方やPCによる統計処理なども修得します。それに加え、人や社会・ビジネスなどの適用分野に関する知識を身に付けます。社会の課題を具体的に解決できるのは情報技術を基盤にしているからこそ。文理融合の学びで、社会の課題に対して価値創造ができるデータサイエンスのプロフェッショナルを育成します。
授業Pick upマーケティング論
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「商品をつくれば売れる時代」から「売れる商品をつくる時代」に変わり、売れる仕組みを考えるマーケティングの視点が重要となっています。データサイエンスに必要となるマーケティングについて基礎から学びます。
授業Pick upデータマイニング
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社会に蓄積されたビッグデータを解析する手法について、アプリやプログラミング言語を操作しながら学びます。アンケートやSNSのコメントなどのテキストデータも解析します。
その他の授業(抜粋)
IoT概論/確率・統計/価値創造演習/機械学習/企業会計論/コンピュータ入門/コンピュータリテラシー/経営戦略論/C演習I・II/Java演習/人工知能/データ構造とアルゴリズム/データサイエンス実践演習I・II・III/統計解析/発想法と問題解決/ ビジュアルプログラミング論/プログラミング基礎/モデリングとシミュレーション など
学科を横断する学び
本学科はデータサイエンス的なアプローチと、情報科学部既存4学科の最先端情報技術の融合からイノベーションを生み出します。5学科の学生がチームを組み、AI・IoT(モノのインターネット)を基盤としたシステム開発を行うなど、実社会の課題に取り組みながら学びます。
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身に付ける力
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学生プロジェクト活動
企業や行政と活発に連携し、
PBL教育で実社会に直結する学びを
情報科学部では企業や行政と共同でPBL(課題解決型学習)教育を行っています。2019年は枚方市役所、北大阪商工会議所と連携して、地域課題解決プロジェクト「Hirathon(ヒラソン)」(協賛:ソフトバンク株式会社)を設立しました。健康、人材不足、防災・災害対応、働き方改革、空き家問題などの地域課題に対して、枚方市が提供する公共オープンデータ(ビッグデータ)などを活用し、AIデータサイエンス的アプローチで、アイデア創出の「アイデアソン」、システム開発の「ハッカソン」形式で課題解決をめざしています。
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産官学連携の取り組み事例(抜粋)
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AIデータサイエンス技術やIoTを用いて、枚方市の社会的課題を解決する「Hirathon」プロジェクトを推進

大学教育において、グローバル化や多様性が求められる中、新しい価値を創造できる人材教育を推進

「Hirathon」プロジェクトによる地域課題の解決や、共同研究による地域企業課題の解決を推進

VR技術やAIデータサイエンス技術に基づき、学生主導の「水都大阪の価値創造」を推進

新しい価値創造や地域課題解決のために、取引先企業にAIデータサイエンス技術やVR技術などの産学連携を提案
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地域防災に関して産学公連携による地域創生支援を推進
CASE STUDY
今後、さまざまなビジネス分野で戦略的にデータを扱うために、数理的思考をもち、データを分析・活用できる人材が求められています。
本学科では、AIやIoT、データを活用して新しい価値を創造できる人材『データサイエンティスト』の育成を目指します。
- CASE01
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毎年、梅雨の時期から夏にかけて、ゲリラ豪雨という単語がニュースやSNSで飛び交っています。 「ゲリラ」の言葉からも予測不可能なイメージですが、最近では、昔から蓄積された膨大な気象予報のデータから、いつ・どこで・どれくらいの量の雨が降るのかを、ある程度予測することが可能となりました。 さらに災害発生を想定した、その地域における避難シミュレーションにもあらゆるデータが活用されています。 近い将来、データサイエンスがあなたの命を守ってくれるかもしれません。
- CASE02
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例えばAIを導入しているプロ野球チームでは、高性能カメラを使ってランナーの動きや守備位置、ピッチャーが投げたボールの球種・コースを、1球1球データ化して分析することで戦略に活かしています。 サッカーでは、ボールの支配率をはじめパスやシュート、相手のフォーメーションなど、1試合あたり2,000以上のデータが集められており、得点につながるプレーが日々研究されています。 スポーツの世界で勝つために、データサイエンスは重要な役割を果たしています。
- CASE03
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全国の受験生の平均値、あなたの現在位置を示す偏差値もデータサイエンスのかたまりと言えます。 過去に合格した受験生のデータを使い、いつ・どのように・どの方法で受験勉強を行っていたのかを分析することで、受験生にとって最も効率が良く、合格の確率をさらに上げる受験勉強のサポートアプリが開発されています。 一人ひとりに合った勉強法をAIが自動的に作成してくれるので、有効的な勉強時間を増やすことが期待できます。
- CASE04
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バレンタインデーに女性から男性にチョコを贈るのは、日本独自の文化であることを知っていますか? これは、お菓子メーカーと百貨店がチョコの売上を伸ばすための仕掛けであったと言われています。 同じチョコでも、地域によって販売戦略は大きく異なり、10~20代の客層が多いエリアと30代以降の客層が多いエリアでは、売れる商品も違ってきます。主な客層、売れ行きの良い商品のデータを集め、そのエリアに適した販売戦略を立てるための材料として、データサイエンスは活用されています。
- CASE05
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観光客の行動や興味を細かくデータ分析することで、地域の活性化やインバウンドに繋がっています。 最近では位置情報と周辺のお店をリンクさせて、おすすめの観光コースを提案してくれるサービスもあります。 また、SNSに投稿された文章を調査・解析し、人気スポットやトレンドをリアルタイムで分析できる「テキストマイニング」といった手法もあり、そこで得られたデータをもとにイベントやキャンペーンの企画に活用されています。
- CASE06
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食事の写真を撮影するだけで、炭水化物、たんぱく質、ビタミンなど、栄養バランスを計算してくれるアプリの開発が進んでいます。 例えば、今日撮影した食事の写真から、AIが過去の食事データと比較して、日々の栄養バランスを評価してくれます。 その人のその日に合った献立を、素早く簡単に作ることができるため、ダイエットやスポーツ、トレーニングなどの健康管理や体づくりに最適です。さらに、美しい盛り付け方法まで提案してくれるので、大切な人に食事を作るときにも活用できます。
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表情や体温、声の大きさのデータから、人の感情を数値化する研究が進んでいます。 この研究はビジネスシーンですでに導入されており、相手の性格をカテゴリー分けするエゴグラムを使って、営業マンが相手の性格パターンを事前に把握した上で営業するスタイルが確立されつつあります。例えばある会社では、新規客からのクレームを受けて、より良い対応をしたことで今では常連客となり、ピンチを最大のチャンスに変えたという事例もあります。 また、感情の動きをパターン化させることで、複雑で回答が難しい質問でも、AIが回答する自動音声ガイドの開発に活かされています。
- CASE08
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医療現場で使われている膨大なカルテは、非常に貴重なデータと言えます。 紙ベースだったカルテを電子データ化したことで、あらゆるケースのカルテ情報を管理することが可能になりました。 さらに膨大な電子カルテとAIを掛け合わせることで、人間では判別できなかったがん細胞の早期発見につながるなど、データサイエンスを医療へ活用することにより、世界の医療技術は飛躍的進歩を続けています。
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