大阪工業大学

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工学部 / 応用化学科 カリキュラム

実験を通して見えてくる将来像

大切な基礎に始まり、徐々に高まる専門領域への関心
全教員バックアップ体制で学びの全てを卒業研究に

4年間の履修スケジュール

1年次

一社会人として教養の土台となる人文科学や外国語のほか、数学、物理、解析、情報処理の基礎を受講。1年次から基本的な実験器具・装置の使い方、レ
ポートの書き方を学びます。専門科目の基本となる無機化学、有機化学、物理化学も受講をスタートします。

2年次

持続可能な社会と地球環境に配慮した〈創成材料化学〉〈環境生命化学〉分野の学びがスタート。より高度な演習や資格取得につながる「危険物取扱
法」の講義も開講されます。

3年次

選択科目や実験もさらにレベルアップ。卒業研究を視野に入れ、9月のオープンラボを参考に行きたい研究室を絞り込みます。希望者には国際PBLプログ
ラムや国際インターンシップへの参加の選択肢も。

4年次

各研究室への配属が正式に決定。指導教員たちのサポートを受けながら卒業研究に取り組みます。2月には卒業論文発表会が行われ、一年間の研究成果を
皆の前で発表します。

学生の声

実験の多さが魅力
ゼロから考え,自ら行重力する力が養える。

鳥越なつみさん
2019年 応用化学科 卒業 兵庫県・加古川西高校出身
大阪工業大学大学院進学
もともと理科が好きで化学系の大学に進学したいと高校の先生に相談、他大学より専門的な知識が学べるからと本学を勧められました。
入学して感じたのは実験の多さです。
染料をつくる実験では布の素材によって色の乗り具合のちがいを調べたり、反応速度がすぎると未反応の物質が残るので混ぜる溶液の濃度を調整したり、化学発光が好きな私には楽しい時間でした。認識・物性解析研究室を選んだのは学内で唯一、医療関係の研究をしていたから、医療系の企業に就職したかったので、より知識が求められると思いました。実験では含有物質の異なる膜をつくり、その相性の良いイオンの測定などを行うのですが、血液検査の内部に使われたりするものなのです。
まだ実用化されていない医療機器も多いので、いつかは人の役に立つ医療機器を自らの手で生み出してみたいです。

成長を実感する毎日
「人間の身体を電池にする」こともできる、化学の可能性は無限です。

當山奈菜さん
2018年 応用化学科 卒業 兵庫県・武庫荘総合高校出身
大阪工業大学大学院進学

研究室では、熱を電気に変換する有機物質の研究に取り組んでいます。
例えば柔軟性のあるシート状のポリマーができれば、身体に貼って体温を電気に変換でき、人間が無限電池になります。
それを原料から合成し、最も効率よく電気を生み出せる材料を探っています。


化合物は炭素1個を変えるだけで別の物質となり、性能も変わります。
条件を変えたり、触媒の量や撹拌時間を変えてみるなど根気が必要で、より良い性能を求めるのでゴールはありません。
この研究をさらに進め、究めるために、大学院に進学することを決めました。
今回、この研究は全研究室合同の発表会で最優秀賞をいただきましたが、それはまだ学内での評価です。
社会で評価されるためには、結果が必要です。いつか自分の研究成果が、新しい発明につながればうれしいです。

オススメ講義

  • サイエンス探求演習

    宇田真さん Makoto Uda
    応用化学科3年次(2017年度当時)
    大阪府・阪南大学高校出身


    4つの実験から興味のあるテーマを1つ選び、5〜6人で1チームとなり、実験手順書の作成や実験に取り組みます。
    私が選んだテーマは『時計反応』で、2種頴の溶液を40 °Cで混ぜ、30秒後に反応を起こすための濃度を調べ、実験で証明することが課題でした。
    この演習では、決まった手順で実験を行うのではなく、学生主体で実験方法を考えていきます。
    実験器具や試薬も自由に使えるので、実験が好きな私にとっては楽しく、能動的に取り組むことができました。
    また、化学反応の理論や実験の組み立て方を学び、研究に向かう姿勢を培うことができました。

  • 応用化学実験III・IV

    海道 早希乃さん Sakino Kaidou
    応用化学科 4年次(2016年度当時)
    大阪府・初芝富田林高校出身


    有機物の合成実験や成分の分離・分析を通して、実験器具や薬品の基本的な使い方を身に付けます。
    また、実験結果から、その過程で何が起こったのかを考えることで、実験への理解を深めることができます。
    オレンジIIという成分で麻や綿、化繊などの生地を染色する実験では、生地によって染まり方が異なる理由を図書館で調べたり、これまでの学習を振り返ったりしながら、チームごとに考察しました。
    先生に参考書籍を教えていただいたり仲間と討論を重ねたりしながら、調べる力や考える力、問題を解決する力が付き、卒業研究へのいい準備になりました。

  • 応用化学実験V

    青柳 成輝さん Shigeki Aoyanagi
    応用化学科 4年次(2015年度当時)
    北海道・旭川東高校出身


    1年次から実験を行い、見たり触ったりしたことで、化学を現実的に捉えることができました。
    特に高分子合成の実験でつくるポリ酢酸ビニルは、実際に温めると軟らかく、冷やすと固くなるので、これがチューンガムの主成分だったのかと実感しました。
    また、同じ実験でも人によって考察が違うのも興味深かったです。実験後のレポートは大変ですが、先生方との距離も密接で、よい環境で学べています。

  • 生命有機化学

    安本 健志さん Takeshi Yasumoto
    応用化学科 4年次(2014年度当時)
    福岡県・城南高校出身


    ある物質が、どのような過程を経て最終生成物に変化していくのか。
    化学反応における”反応機構”に興味があり、より専門的に学ぶために応用化学科を選びました。
    3年次の「生命有機化学」では、食品中のタンパク質や脂質が身体の中でどのように変化し、代謝されていくかなど、栄養素という身近な素材から反応機構を学べる話が興味深かったです。
    現在、「天然物化学研究室」で、生命の維持に関わる分子について研究しています。
    今後は食品の研究開発につなげて、卒業研究としてまとめたいです。

講義一覧

専門科目

国際体験学習

グローバル教育・交流

現代社会では、企業の生産拠点の海外移転、市場のボーダーレス化などはもとより、あらゆる活動に「グローバル化」が浸透してきています。
本学における人材育成においても「グローバル化」への対応を最重要課題ととらえています。
  • 留学生との交流の様子
    留学生との交流の様子
  • 短期留学生との交流の様子
    短期留学生との交流の様子

グローバル展開の基本方針

理系を中心とする本学として、次の3点を「グローバル人材育成」のゴールとしています。


  •  異なる文化背景を有する人々とのコミュニケーションに積極的な態度をもつこと
  • ツールとしての英語を習得しており、日常会話はもとより専門用語にも精通していること
  • 「専門職業人」として最前線で活躍するために、世界を相手にした情報収集や情報発信の技能を持つこと

上記の目標を達成するために、さまざまな海外派遣プログラムを提供しています。

語学研修・文化体験プログラム

国際交流センターでは、夏期や春期の休暇期間中の2〜3週間、海外協定校などの協力を得て、英語圏での語学研修プログラムをはじめ、タイ、韓国、台湾などの国・地域で文化体験プログラムを実施しています。

① 語学研修:語学を学ぶことに重点を置いたプログラム

本学では英語能力の向上を意図した研修派遣に力を入れています。英語能力を高めたい人に向いています。2015年度から、多くの選択肢の中から研修先
を選べるようになりました。

② 文化体験:その国の文化を体験することに重点を置いたプログラム

グローバル化への第一歩として、現地での学生交流などを通じて、外国の文化を体験することを目的としています。

国際PBLプログラム

International PBL program (Hands-on Engineering Program)(派遣・受入)

学部2〜3年生を主な対象として、海外の大学を活動の拠点にPBL(Project-Based Learning)を実施するプログラムです。使用言語は英語。現地学生と混
成チームを作り、それぞれの学生の専門性を発揮して、1週間程度、共通の課題に取り組むことで、学生の多様な能力を引き上げます。

国際PBLを行う意義

日本人とは異なる価値観を持った人たちと協働で作業に取り組むことで、予想外の多岐にわたるアイデアが生まれます。PBLのプロセスはイノベーショ
ンそのものなのです。本学では今後さらにグローバル化が進展する将来を想定して、異なる価値観を持つ海外学生とのPBLが有効と判断し、2013年度か
ら本プログラムを開始しました。
2014年度にはプログラムが大幅に拡充され、2015年度からは、本学が国際PBLプログラムのホスト校となり、海外の協定校から参加する学生を受け入れ
るプログラムも実施しています。

最近の実施例

国際インターンシップ・研究留学

海外研究支援プログラム Overseas Research Experience Program(派遣)

本学大学院に内部進学が決定している4年生(知的財産学部は早期進学の3年生を含む)と大学院生を対象とし、海外の大学や研究機関等で1カ月以上の研究や実務の体験を行う場合、必要経費の一定範囲を大学が支援する制度を2013年度後期から開始しました。
学生の派遣先の選定は指導教員が行い、各研究室の海外研究機関等とのネットワーク構築を大学が後押しします。 派遣先での活動は、卒業研究・修士論文研究との接続などの観点から評価され、大学での教育内容との連続性が重視されています。
2017年度派遣生(第5期生)は29名の申請が採択されました。

学生プロジェクト

私たちについて

私たち、学生プロジェクト(サイエンスアラカルトエコールプロジェクト)は、化学の基礎から応用まで、幅広く学修してる応用化学科の学生により構成されており、単なる現象の面白さを伝えていくだけでなく、子供たちの“なぜ”に向き合っています。

メンバーには教員志望の学生も含まれており、化学のことを小学生に少しでも分かってもらえるように子供の目線に立った“わかりやすい説明”を心掛けています。また、単なる理科教室で終わることなく、出展者通しのチームワーク、多くの来場者と円滑なコミュニケーションを常に心掛け、自らの社会人基礎能力の向上にも積極的に努めています。

プロジェクトメンバー(2021年度)

1回生9人、2回生1人、3回生12人(工学部応用化学科メンバー) 計22名
 

継続・発展性

大学で実施されるオープンキャンパス、工作実験フェアー、学外で実施されるサイエンスアゴラやリケジョセミナーなどのイベントを通じて、日頃は小中高生に対して、理科への興味をもつ動機づけとしたいと考え活動を継続しております。JST主催のサイエンスアゴラへは2014年〜2020年まで7年連続、クレオ大阪のリコチャレ応援主催のリケジョセミナーにも参加し、理科好き生徒の発掘を目指しています。理科実験を出展し子供たちの“なぜ”に真正面から向かい合っています。

子供達からの“楽しい、家でもっとやりたい”の感想を聞くことは、私たちにとって大きな自信となり、今後の活動のモティベーションとなっています。

社会へのインパクト

4 質の高い教育をみんなに

私たちは、小中高生や一般市民向けのサイエンス啓蒙活動を行っています。

最近では理科離れが深刻化しており、楽しい理科実験にふれて頂き、興味・関心を引いてくれるような仕掛けを試行錯誤しております。小さな子供さんが1人でも多く、科学へ興味や関心を持ち、日本の技術を支えてくれる人材が出ることを念頭に活動を継続しており、私たちの社会へのプレゼンスを高めています。

また、持続可能な開発目標であるSDGs(Sustainable Development Goals)1つである「4質の高い教育をみんなに」の普及を目指しています。

活動記録

●サイエンスアゴラ出展

JST主催のサイエンスアゴラは、子供向けの理科実験、トップ科学者との対話、市民参加の科学議論など、誰もが参加でき、科学と社会の関係をつくるイベントです。

  • テレコムセンタービル(東京お台場)会場の様子
    テレコムセンタービル(東京お台場)会場の様子
  • ブースにて小学生と理科実験を楽しむ様子
    ブースにて小学生と理科実験を楽しむ様子

実施状況

●リケジョセミナー開催

大阪市の男女共同参画をめざす活動とネットワークの拠点となっているクレオ大阪のリコチャレ応援は、主に、小・中・高生の女子とその保護者を対象に、理工系分野で活躍している先輩たちの話を聞いたり、実験を通して自分が好きなことや、やりたいことにチャレンジする気持ちを促すイベントです。

学生プロジェクトの女子チームは、小・中学生の女子を対象に進路選択や大学生活の話をしたり、理科に興味のある女子、理科を好きになってもらえるように化学の面白さを紹介しました。

  • 大阪市にあるクレオ大阪子育て館にて、「リコチャレ応援セミナー」の実施
    大阪市にあるクレオ大阪子育て館にて、「リコチャレ応援セミナー」の実施
  • 楽しく、そして真剣に実験をしている様子
    楽しく、そして真剣に実験をしている様子

実施状況

●工学実験フェア

毎年、大阪工業大学では、近隣の小学生を対象とした“工学実験フェアー”を開催します。
多くの小学生、そして保護者の皆様と一緒に楽しんでいただいております。理科の夏休みの宿題のヒントになるとのことで大盛況です。

実施状況

出展回数延べ12回、1回のイベントに800人程度の来場者



  • 2019年8月10日(土)
    「ぷよぷよスライムをつくってみよう」「弾むスーパーボールをつくってみよう」「ひんやり冷却材を作ろう」
  • 2018年8月11日(土)
    「割れないシャボン玉作り」「ひんやり冷却材を作ろう」
  • 2017年8月11日(金)
    「暗闇で光るスーパーボールを作ろう」「ひんやり冷却材を作ろう」
  • 2016年8月20日(土)
    「ひんやり冷却材を作ろう」「暗闇で光るスーパーボールを作ろう」
  • 2015年8月29日(土)
    「いろいろなシャボン玉を見てみよう」「野菜の色で染め物をしよう」
  • 2014年8月30日(土)
    「オリジナルの入浴剤を作ろう!」「シャボン玉で空気の重さを知ろう!」

●川上小学校親子理科教室

社会・地域連携の一環として、奈良県の川上小学校から依頼を受けて小学生親子理科実験を実施しました。
 

実施状況

出展回数1回、親子合わせて50人程度の来場者

  • 2019年5月25日(土)
    「空気アルミニウム電池を作ろう!」350

Contactお問い合わせ

大宮キャンパスの画像

応用化学科大宮キャンパス10号館8階

Tel:06-6954-4268

受付時間:平日9:00〜17:00 ※夏期・冬期休業期間中のお問い合わせには、回答にお時間を頂く場合があります。