Target/教育目標
大阪工業大学工学部環境工学科では、時代変化に対応し、環境分野において一貫性ある専門教育・研究を効果的に行います。そして、研究・教育を通して、市民・行政・産業界などの社会的要請に応える人材を育てることをめざします。
教育方針と内容
環境工学科の育成人材像に基づき、幅広く深い教養や総合的な判断力を培い、豊かな人間性を涵養するとともに、環境工学の専門分野における高度な知識・技術を伝達します。
教育方法と特色
- 理論的な学習と演習による体験的・実証的学習をあわせて科学的な理解と実践力が身に付きます。
- 特に演習においては、少人数で対話型・双方向型授業を行い、学生−教員間のコミュニケーションを密にすることによって教育効果の向上を図ります。
- 新入生の導入教育が充実しています。1クラス10名程度の「基礎ゼミナール」で、集団の中の自己表現、文章表現などを指導するとともに、大学で学ぶことの意味や心構えを喚起することを目的とした少人数教育を行います。
- 技術者教育として、固有の専門技術に精通するだけでなく、技術者の社会的役割、環境倫理および技術者に求められる資質等についても充分な指導を行います。
学びのポイント
環境工学科では、人と自然との共生、循環型社会の構築を目指して、生活環境、地域環境、自然環境における有機的なつながりを理解し、環境の保全、修復及び資源循環をリードする人材を育成します。「環境技術者」を養成するために、学びのポイントとして次の3点を掲げています。
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体験重視型の授業で環境問題を追究
体験から得た気付きを研究題材にして学びを深められるよう、体験重視型の授業を多く取り入れ、「環境の科学」を基礎に、社会・地球・健康の問題解決に必要な専門知識を修得します。
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グリーンテクノロジーで次世代型循環社会の実現をめざす
化石燃料に依存した現代社会には限界があります。環境共生型社会を造るために、自然エネルギー、バイオ燃料、生物多様性保全、都市緑化、植物工場などの新技術を学びます。
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環境技術者に求められる広範な知識と技術を習得する
環境技術者には、資源リサイクル、水処理技術、住環境設備など基盤的な知識・技術に加え、CO2排出低減、省エネルギー、自然生態系の保全など、広い視野と見識が求められています。
研究推進クラス
4年間の履修スケジュール
1年次
環境⼯学の領域「環境・バイオ・エネルギー」の全体像をつかみながら、⼯学に必要不可⽋な物理・化学・⽣物を学びます。環境⼯学が複合技術であることの認識を深めます。
2年次
環境衛⽣、バイオ技術、物質・エネルギー収⽀にかかわる演習・実験を通年で実施します。低年次に実物に触れることで公害防⽌管理技術者などの資格試験の勉強にも有利になります。
3年次
技術者として社会に出るための準備として、施設設計、設備管理の演習、学外での実地学習を⾏います。制度や実技術に関する講義科⽬から、社会との関わりをとらえます。
4年次
配属先の研究分野ごとに、新規の課題を解決すること(卒業研究)を通して、「学ぶ」から「切り拓く」へシフトアップします。⼤学院へ進学すると「後輩を指導する」⽴場となり、より責任意識が芽⽣えます。
グローバルな人材育成
国際PBL International PBL program (Hands-on Engineering Program)(派遣・受⼊)

グローバルな交流を通じてPBLの成果を体験する。
環境⼯学科では2017年度からインドネシアの国⽴パランカラヤ⼤学と国際PBLプログラムを年1回開催しています。環境⼯学科の学⽣がインドネシアに渡航し、現地でパランカラヤ⼤学の学⽣と共同で、熱帯泥炭湿地林のフィールド調査と環境計測を⾏っています。調査のテーマとしているのは、(1)⽔銀汚染、(2)森林⽕災、(3)バイオ燃料です。
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