4年間の履修スケジュール
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ピックアップ授業
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基礎からじっくり学ぶプログラミング(講義)
演習に加え、プログラムに関連する専門的な理論や、コンピュータ上でプログラムが動作する仕組みについても学びます。 【プログラミング基礎、プログラミング言語論、データ構造とアルゴリズム、計算機アーキテクチャ】
一般に、「特定のプログラミング言語を扱える」だけでは情報技術者としては心許なく、 「特定の言語に依存しない基礎的・普遍的な理論と技術を身につける」ことが大事です。 無数にある(そして今後も新たに生まれる)プログラミング言語に柔軟に対応できるようになるためには、これらの両方を修得することが必要です。 情報システム学科では初年次から、演習と講義を関連させながらそのことを学びます。 -
自分のノートパソコンでプログラミング
自分のノートPC(Windows 11)を使って様々な授業を受けます。パソコンを使ったことが無い人も心配ありません。1年生前期の授業でノートPCにOffice系ソフトを導入して使い方を練習することでパソコンを使いこなせるようになります。また、プログラミング等の演習系科目でも自分のノートPCを用います。情報システム学科の教員が各演習用に用意したプログラミング環境を導入することで、学内の共用スペースや自宅など、どこでも気軽に演習課題に取り組むことができます。【各演習科目】
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パソコンを使ってレポートを作成
パソコンに慣れるだけではなくレポートなどの文書作成能力を養うことは重要です。情報科学部での教育のために用意されたテキストを使用して、図、表、グラフ、数式の作成方法からレポートの執筆、さらにプレゼンまでを実習します(写真はプレゼンテーションの実習場景)。また、表計算ソフトによる分析や電子メールの書き方についても学びます。演習では、「できる」を積み重ねていきます。【コンピュータリテラシー】
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本質的な部分を考える
複雑な対象から本質的な部分だけを取り出して考られるようになること(抽象化)は情報科学の真髄の1つであり、高度な情報システムを設計・開発するためにも大事な技術です。【グラフ理論、有限オートマトン、情報数学、線形数学、微積分学】
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情報システムに不可欠なデータベース技術
情報システムを構成する重要な技術の一つにデータベースがあります。情報システム学科では、データベースの理論に関する講義のみならず、要求定義書からのデータベース設計、 SQLによるデータベースの構築やデータの集計などを行う専門的な演習も行っており、より実践的なデータベース技術を学びます。【データベースシステム、情報システム専門演習】
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問題解決とシステム系科目群
理想と現実のギャップを埋めることを問題解決といいます。現代社会において高度な問題解決には、複数の手段を組み合わせたシステムが重要になります。情報システム学科のシステム系科目群は、企業やホワイトカラーの生産性の向上に焦点を当てています。システムの概念、設計、開発、計画、最適化、運用、評価、事例などを幅広く学び社会に貢献しよう。【システム工学、経営システム論、Webサービス論、モデリングとシミュレーション、オペレーションズ・リサーチ、数理計画法など】
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4年間の集大成:卒業研究発表会
4年次には研究室に配属して卒業研究を行います。指導教員の指導の下、各学生がそれぞれ未知の問題に取り組み、その問題の技術的背景、解決手法の提案、実験、評価などを論文にまとめます。また、発表会でその成果を発表します。情報システム学科の卒業研究では、問題を解決するためのシステムを提案することも多く、情報システム技術者に必要なスキル・考え方・取り組み姿勢を身に付けます。完成度の高い卒業研究は学会などで発表することもあります。
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講義一覧
専門科目
科目名 | その中身は... |
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プログラミング基礎・ C演習I・II |
C言語というプログラミング言語を用い、プログラミングの基礎と応用について演習形式でプログラム開発を学びます。同時に、プログラミングに関する基礎的な理論についても、演習と密接に関連させながら講義形式で学びます。 |
ソフトウェア工学I・II | 社会、産業での現実のシステムと情報技術のかかわりや役割を知り、そのシステム構築に貢献できるソフトウェア設計のための基礎的な技術を身につけます。 |
システム工学 | 複雑なシステムを取り扱うためのシステム方法論、システム計画、制御技術、システム高信頼化技術、計画・分析・最適化・制御のためのシステムモデルについて学びます。 |
高信頼システム | 列車、通信、家電など社会・産業の基盤となるシステムでは信頼性の高さが要求されます。リアルタイム組み込みシステムを対象に高信頼システムの実現方式や設計方法について学びます。 |
情報セキュリティの基礎 | 情報システムにおけるセキュリティ上の問題とその対策の理解を目標として、不正や脅威の具体例、暗号・認証などの要素技術とその適用方法、セキュアなシステム構築のためのシステム技術などを学びます。 |
情報通信ネットワーク | 社会基盤として定着したインターネットを支えている通信技術TCP/IPについて、概念、基礎知識、実際の通信がTCP/IP上でどのように行われているかなどについて学びます。 |
オペレーションズ・リサーチ | さまざまなシステムの計画、管理、運用などにおいて、最も好ましい答えを科学的に得るための方法を学びます。さらに、さまざまな基本的な問題に対する解法の学習を通じて数理的思考能力を身につけます。 |
データベースシステム・ 情報システム専門演習 |
情報システムの必須技術であるデータベースを使いこなすうえで必要となる基礎概念、実現技術、データベース設計手法などについて学びます。また、PostgreSQLを使って、データベースの検索から設計・実務に至るまで一連の流れを体験的に修得します。 |
情報システム応用演習 | プログラミング・データベース・ソフトウェア工学などの技術を総合的に活用し、Webアプリケーションをチームで開発します。先進的なソフトウェア開発プロジェクトを体験し、システムエンジニアとして求められる技能・知識の獲得を目指します。 |
カリキュラム
専門科目 | 1年次 | 2年次 | 3年次 | 4年次 |
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数理科学 | 線形数学Ⅰ 微積分学Ⅰ 微分方程式 |
情報数学 周波数解析 グラフ理論 確率・統計 |
数理計画法 線形数学Ⅱ 微積分学Ⅱ |
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専門基礎 | コンピュータ入門 プログラミング基礎 テクニカルライティング ディジタル回路 情報処理基礎 コンピュータリテラシー |
情報通信ネットワーク 計算機アーキテクチャ オペレーティングシステム アセンブリ言語 Unixシステム入門 |
オートマトンと形式言語 | |
基幹科目 | データベースシステム ソフトウェア工学Ⅰ システム工学 情報セキュリティの基礎 |
データ構造とアルゴリズム プログラミング言語論 ソフトウェア工学Ⅱ ヒューマンインタフェース ネットワーク設計 オペレーションズ・リサーチ 情報技術者論 情報システムの計画策定 情報ゼミナール |
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応用科目 | 特別講義a・b | 情報科学実践演習(国際PBL) 情報科学実践演習(国内PBL)a 情報科学実践演習(国内PBL)b |
情報検索 人工知能 コンピュータグラフィックス基礎 高信頼システム モデリングとシミュレーション Webサービス論 情報セキュリティの応用 |
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演習 | C演習Ⅰ | C演習Ⅱ Java演習 情報システム基礎演習 |
ソフトウェア工学演習 情報システム専門演習 情報システム応用演習 |
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卒業研究 | 卒業研究 |
共通科⽬
総合人間学系
1年次 | 2年次 | 3年次 | 4年次 | |
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人文社会科学 | 倫理学基礎 人類の歴史◎ 言語学基礎 人間発達と人権 |
哲学基礎◎ 社会学基礎 情報社会論◎ 応用倫理学◎ 日本の歴史 文学基礎◎ 観る文学 日本国憲法 法学基礎 経済学基礎◎ 現代経済論 心理学基礎 |
情報法学◎ | |
外国語 | 英語表現Ⅰa・Ⅰb 口語英語Ⅰa・Ⅰb 日本語Ⅰ・Ⅱ(外国人留学生対象) |
英語表現Ⅱa・Ⅱb 口語英語Ⅱa・Ⅱb 英語による情報技術Ⅰa・Ⅰb |
英語の語法 英語による情報技術Ⅱ |
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海外語学研修 | ||||
健康・スポーツ科学 | 基礎スポーツ科学a・b | 健康科学 スポーツ科学実習 |
総合理学系
1年次 | 2年次 | 3年次 | 4年次 | |
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科学技術史 | 科学史 | |||
物理 | 物理学基礎◎ 力学 電磁気学 |
物理現象の数理 現代物理学入門◎ |
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化学 | 化学基礎 環境情報科学 |
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地学 | 地球科学基礎 地球環境◎ |
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生物 | 生命科学基礎 情報生命科学◎ |
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総合 | 視る自然科学 |
◎を示した科目は、選択必修科目です。
キャリア科目
1年次 | 2年次 | 3年次 | 4年次 | |
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キャリア科目 | 基礎ゼミナール キャリアステップ OIT概論 |
キャリアデザインⅠ キャリアデザインⅡ グローバルテクノロジ論 |
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担当教員一覧
共通教育担当教員は、便宜上4つの学科のいずれかに属しています(IC:情報知能学科、IN:ネットワークデザイン学科、IS:情報システム学科、IM:情報メディア学科)。いずれの教員も学部全体の教育を担当しています。職階 教員 研究室 教授 雨宮 徹 倫理学研究室 IS 教授 井上 裕美子 運動生理学研究室 IN 教授 木村 哲士 基礎物理学研究室 IC 教授 田岡 育恵 英語学・語法研究室 IM 教授 藤井 研一 計測およびシミュレーション物理研究室 IC 教授 矢野 浩二朗 VR・メタバース教育研究室 IN 教授 横川 美和 地球環境研究室 IN 准教授 アンドリュー メロウ 英語・語彙習得研究室 IM 准教授 黒川 尚彦 英語学・語用論研究室 IS 准教授 古樋 直己 科学技術英語研究室 IM 准教授 横山 恵理 日本文学研究室 IS 講師 久米 大祐 応用生理学研究室 IN 講師 中西 淳 計量言語学・語彙研究室 IM
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