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研究室VOICE 未来の教室

情報科学部

Profile

情報科学部データサイエンス学科

安留 誠吾教授

高度ソフトウェア研究室

演習室全体
「未来の教室」を想像したことがありますか?昔の雑誌に、アンテナが付いたヘルメットをかぶった生徒、ロボットの教師、そして、教師が棒を振り回すというイラストがありました。未来といえばロボットをイメージする時代のイラストでした。
 
小中学校では
現在、総務省が教育分野でのICT(情報通信技術)利用を推進するプロジェクトとして「フューチャースクール推進事業」に取り組んでいます。まさに、「未来の学校」プロジェクトですが、例の仕分けにより「廃止」判定になったことで、一時話題になりニュースにも取り上げられました。教室には電子黒板があり、全児童がタブレットPCを持ち、デジタル教材、ポータルサイトなどを活用するというものです。
学生毎の進捗
大学では
さて、小中学校でタブレットPCを使って授業を行っているようですが、大学はどれほど進んだ環境なのでしょうか。PC端末が120台ならんだ演習室で、iPad を持った教員、TA(演習をサポートしてくれる大学院生)が巡回しています。iPad には、演習室全体を把握するための画面や、学生毎の進捗を把握するための画面などがあります。将来は、iPad に表示している情報をHMD(ヘッドマウントディスプレイ)に表示する予定です。
 
実はあんな所にアイデアが
スタートレックの中で、22世紀に利用されているPADD(Personal Access Display Device)は、21世紀の現在にタブレットPCとして小中学校で利用さています。iPad に表示している情報を透過型のHMDに表示するとドラゴンボールにでてくるスカウターのできあがりです。このように、SFやアニメで描かれた未来の道具は、現実となり教育の現場で利用されています。
 
未来に教室はある?
これまで、眠りながら新しいことを学習することは難しいと考えられていましたが、熊本大学の研究チームが、ショウジョウバエの脳の機能を調べ、「眠りながら学習できる可能性がある」と発表しました。近い将来、高気圧酸素カプセルで体力を回復させるように、睡眠学習ができるカプセルが教室に並んでいるかもしれません。
 
あなたの創造する「未来の教室」を創ってみませんか。