
「システム」とは、意思決定者のある目的を達成するための計算機上の使用するアプリケーションやその複合的な仕組みを指す言葉として多く使いますが、本来の意味での「システム」とは複数の要素があり、それらが相互的な関係にあるもののことを指す言葉です。すなわち、「系」のことです。太陽系とかで使う言葉ですね。国家、地方、企業などもある種のシステムといえます。ただ、計算機(PC)が発達した近年では、システム=情報システムと考えても間違えではないかもしれません。これまで述べたシステムと情報システムのイメージ図をそれぞれ記載致します。
システムは、生産、流通、金融、医療などの人、モノ、金に関するシステムが重点的発達してきまた。これらのシステムの効率的な運用には、計算機はもちろんのことですが、アルゴリズムに関する研究も必要であり、最適化・シミュレーション・機械学習に関する研究などがシステムとともに発達しました。

近年では、我が国でも世界でも様々な問題があります。例えば、世界規模の問題では、CO2排出量問題や資源の枯渇など様々問題があり、我が国では、少子高齢化問題、それに伴う過疎など様々な問題があります。そのような大規模な問題を解決するためのシステムの研究も盛んに行われております。大規模な問題の解決は難しく、理論的な研究から実際にそれを実装するための実践的な研究などの幅広い研究が必要となります。
このようにあらゆるところにシステムは存在し、研究されています、皆さんも身近なシステムについて話し合ってみてはいかがでしょうか?もしかすると、そのシステムが世界規模の問題を解決するシステムかもしれませんよ。