
工学部 応用化学科 高分子複合材料研究室

中村 吉伸Nakamura Yoshinobu
特任教授
Theme 主な研究テーマ
- ソフトマテリアルの糸曳き挙動の解析
- 粘着性発現メカニズムの解明
- 高分子複合材料の界面の構造解析
- エジプト古代壁画保存用接着剤の開発
Profile 教員プロフィール

中村 吉伸Nakamura Yoshinobu特任教授
専門分野
- 高分子物性
- 高分子界面化学
- 高分子複合材料
Message from the Faculty 教員メッセージ
自動車つくりを接着や粘着技術に置き換えていくと、まず軽量化で燃費が良くなり、CO2排出量も減少します。また、製造過程の省エネルギーにもなります。このように地球のECOに貢献できます。硬くてやわらかい(いざという時には変形性がある)複合材料をつくってボディに使ったら、街中での交通事故で人が傷つくことも少なくなるでしょう。安全な社会つくりにも貢献できます。こんな材料つくりの研究をいっしょにやってみませんか。
Message to current students 在学生メッセージ
このページのガラスに貼った粘着テープがはがれる写真は、私が撮影したものでこれが私の研究テーマです。芸術的と思いませんか? 実はこの模様は粘着剤の種類によって違います。同じ粘着テープでも剥がす速度で異なります。これは「糸曳き」現象と呼ばれ、この模様を解析することで粘着テープを強くくっつける、剥がしやすくする等の設計が自由にできるようになります。世界初の研究で、学会発表したときの反響の大きさに驚きました。日本のものつくりに貢献できるように毎日がんばっています。(大学院生 K. S.)