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ニュース 【学生相談室コラム】不安な気持ちになったとき

トピックス 学生相談
 冬は、日照時間が少ないし、寒くて身体も縮こまり、暗い気持ちになることが多くなりやすい季節です。春からの生活環境の変化に、不安を感じる人もいるかもしれません。不安になんてなりたくないけど、どうしたらいいんだろう…。
不安が高まるとき、それは「どうなるかわからないとき」です。新型コロナウイルス感染症も、流行の最初の頃、みんなが一番不安になりました。どんな病気で、感染すればどうなるか、どうしたら予防や治療ができるのか、誰にもわからなかったからです。それがわかれば、対処もできるし、理由のない不安に襲われることは少なくなります。
 不安になったときはどうしますか?布団に入って寝る、友達と話す、ゲームや漫画など楽しいことで気を紛らわせる…。それも大切な対処法です。でも、不安はなくならない…。「もう不安から逃げるのは嫌だ!」と思ったときにお勧めなのが、「思い切って不安を見つめてみる」ことです。
 温かい飲み物や甘いものを用意して(心と身体がゆるみます)、一人になれる静かな場所に座りましょう。できたら紙に書き出してみます。なにが不安なんだろう?知らない場所へ行くこと?一人暮らしを始めること?初めて会う人たちとうまくやれるかどうか?好きなことを仕事にできるんだろうか?恋人といい関係を続けられるだろうか…。
「そうか、自分はこんなことを不安に思ってるんだ」と発見するかもしれません。「そんなこと起きるわけない」とおかしく思うかもしれません。「じゃあこんな行動をすればいい」と考えられるかもしれません。「案外、そんなに不安になるほどのことじゃない」と思えたら、ぐっと気持ちが楽になりますね。
 私たちが不安に思うことのほとんどは起こらないと言われます。それでも不安になることがあるのが人間です。不安と上手につきあえるようになれたら、怖がりすぎずに新しい環境にも飛び込みやすくなれるのかもしれません。

学生相談室カウンセラー 橋本 由布子