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ニュース 【学生相談室コラム】ため息の効能

トピックス 学生相談
 猛暑続きだった今年の夏も過ぎ去って、季節は秋から冬に移り変わってきましたね。寒くなる季節は、センチメンタルになったり、気持ちがなんだか落ち込みやすい人もいると思います。一説では、冬になるにしたがって日照時間が短くなることが影響していると言われています。
 センチメンタルなとき、何かうまくいかないとき、イライラしたとき、「はぁ…」とか「ふう…」とため息が出ることがあります。人は心配事がある時やイライラしているとき、緊張状態などでは無意識に呼吸が浅く、早くなります。これは自律神経のうち、自動車でいうとアクセルの働きを持つ“交感神経”が優位になるからです。そんな時にため息をつくことで、呼吸が深くゆっくりになり、ブレーキの役割である“副交感神経”の働きが高まるといわれています。人はこの交感神経と副交感神経のバランスを保つことで、心や体を維持しています。「ため息をつくと幸せが逃げるよ!」なんて言われることもありますが、実はため息は心や体のバランスを整えるための「大事な一呼吸」なのです。
 ため息が出た時は、それだけ緊張感や心配事がありながらも、頑張っている証拠だと言えると思います。ただ、あまりにため息が多い時は、ため息だけでは対処しきれていないのかもしれません。そんな時には自分なりのストレス発散を試してみたり、自分をいたわる過ごし方をしてみてください。また、ため込んだものをゆっくりと話すことで落ち着くこともあると思います。話したいなと思ったら、学生相談室に気軽に来てください。お待ちしています。

学生相談室カウンセラー 兵頭俊宏