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ニュース 博士前期課程2年の笠原綾祐君がPoster Awardを受賞しました

トピックス 工学部.電気電子システム工学科
工学研究科 電気電子・機械工学専攻 博士前期課程2年の笠原綾祐君が、2024年3月22日から3月25日まで東京都市大学世田谷キャンパスおよびオンラインで開催された第71回応用物理学会春季学術講演会でポスター発表を行い、Poster Awardを受賞しました。心からお祝いを申し上げます。

この学会は1946年に創立された応用物理学に関する学会で、応用物理学という学問分野の特性により、材料の基礎物性からデバイス応用まで扱う領域は非常に広範にわたります。応用物理学会のPoster Awardは、応用物理学の発展に貢献しうる優秀なポスター講演を行った会員に対して贈られ、その成果を称えることを目的としています。表彰の対象となるポスター講演数は、ポスター講演総数の概ね2%以内とされており、今回は836件のポスター講演の中から17件が受賞ポスターとして選出されました。

受賞対象となった発表は「水系前駆体溶液とエキシマ光を用いた酸化インジウム薄膜トランジスタの作製と特性評価」です。この研究は、指導教授の前元利彦教授、共同研究者の藤井彰彦教授、小山政俊准教授、ナノ材研センターの和田英男教授らの指導のもとに進められました。発表内容は研究の独創性や本人の貢献度、周到に準備した分かりやすいポスターとともに、現地でのプレゼンテーションが高く評価されました。

笠原君の発表内容は、光と熱を組み合わせて非常にシンプルな方法で水溶液から酸化物半導体薄膜を作製し、薄膜トランジスタの高性能化を目指す研究です。将来の有機ELディスプレイやフレキシブルエレクトロニクス分野に大きく貢献できる成果であると認められました。

笠原君は「研究を共に行なったナノ材研センターの仲間、ご指導を戴いた先生方に感謝します。残り半年間も研究成果を進展させることができるよう努力していきたいと思います。また半導体製造の企業に就職しますが、就職後もより一層活躍できるよう頑張ります」と話していました。この受賞を糧に、今後のさらなる飛躍を期待したいと思います。

2024年第71回応用物理学会春季学術講演会
第23回応用物理学会Poster Award受賞者一覧
https://www.jsap.or.jp/docs/awards/poster-award-recipients23.pdf