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ニュース 情報科学部国際PBL: 異文化メディアデザインプロジェクトが海洋ゴミ問題に光を当てる

トピックス トピックス 国際交流センター
本学情報科学部が韓国で実施した2023年度国際PBL「異文化メディアデザインプロジェクト」が大成功に終わりました。このプロジェクトは、異なる国や専攻の学生が協力し、与えられたテーマに基づいてデザインを競い合う国際的なプロジェクト型学習プログラムです。

本プロジェクトは、2015年に本学と韓国芸術総合学校によってスタートし、2019年までには参加校が増え、4校で実施されてきました。しかし、新型コロナウィルスの影響により一時中断していましたが、2023年になって渡航制限が緩和され、4年ぶりに再開されました。

今年度のテーマは「生命の源『海』」で、本学と韓国芸術校総合大学の2校が参加しました。本学からは、学部生8名とTA1名が参加。事前学習として、6月26日にPBLの説明会を受け、その後、海洋ごみ問題に焦点を当てたアプリの開発を行いました。

ワークショップは2023年9月12日から5日間にわたり、本学と韓国芸術総合大学の学生混合チームによって実施されました。テーマである「生命の源『海』」に基づき、海洋ゴミを利用したジャンクアート制作が行われました。参加学生はそれぞれの専門を超えて海の現在と未来を考え、きれいな海を次世代に残す方法を模索しました。

活動の場所は「本の村 海里」と呼ばれる小学校をリフォームした施設で、オリエンテーションや報告、発表、懇談会が行われました。
参加者たちは先ずここでアイスブレークを通じてチームを形成し、各種活動に取り組みました。
最終的には、海をモチーフにした作品が完成しました。これにより、異なる文化や言語、専門分野を超えた議論が行われ、一つの作品が生まれました。このプロセスは、大学の講義や演習では得られない貴重な経験であり、異文化交流の一環として非常に有意義でした。

学生たちのアンケートによれば、ごみ問題への意識が高まり、情報技術とアートデザインの融合は一部難しかったものの、グループメンバーとの結びつきが強まりました。韓国の学生が観光地や食べ物を案内してくれたことも好評でした。来年以降も、より多くの交流時間を確保するなど、改善の余地があるとの意見も挙がりました。

このプロジェクトは、2023国際生態芸術祭のメインイベントとして開催され、多様性に富んだ参加学生が活躍しました。地元企業の協力により、滞在先となるホテルが提供され、海洋のゴミ問題に対する意識が高まる契機となりました。

総じて、異文化メディアデザインプロジェクトは、異なる国々の学生たちが共に学び合い、創造的な成果を生み出す素晴らしいプロジェクトでした。来年以降もさらなる発展が期待されます。

参加者
・大阪工業大学
 教員2名(佐野睦夫教授,橋本渉教授)
 学生8名(男性8),TA1名(男性1)
・韓国芸術総合大学
 教員2名(Prof. Kim Kyoung Kyun,KODIA Chairman Mr. Ingi Lee)
 カメラマン1名(Mr. Moon Doe Young)
 学生10名(男性1,女性9)
・本の村 海里
 教員1名(Mr. Lee Daeguon)
 スタッフ1名(Mr. Hong Youngseon)