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ニュース データサイエンス学科でデータ分析のPBLを実施しました

トピックス トピックス 情報科学部.学部
2023年11月8日から12月6日の期間、データサイエンス学科で「データ分析実践セミナー~人口減少について考える~」と題したPBL(課題解決型学習)セミナーを実施しました。第3回となる今年度は、データサイエンス学科1年次だけではなく2年次の学生や他学科の学生を含め18人が受講しました。人口減少をテーマにした本セミナーは、課題と答えが定まっていない問題について、自分でそれらを考えて解決法を提示することで価値創造力を身につけることを目的にしています。全4回のセミナーにおいて、データ収集から集計・分析・可視化、仮説の立案と検証、プレゼンテーションのコツなどについて学び、グループワークで実践しました。
 
 初回の11月8日には、ガイダンスと分析方法の講義を実施。2021年度に開設した同学科における学びで重要となる“価値創造マインド”を醸成することをねらいとした本セミナーの目標説明を行いました。また、地方における「人口減少の問題」を題材に、データから傾向を見つけるデータサイエンスの基本的な手法を学びました。
 
 11月15日、22日には、初回セミナーで実施した人口増減に関する現状分析から、人口減少が激しい市区町村に対する施策提案を行うための仮説立案とオープンデータを用いた仮説検証に取り組みました。また、グループワークを進めるための計画策定やプレゼンテーションに向けて発表スライドの作成方法を中心に学びました。
 
 最終日の12月6日、7つの班がそれぞれまとめた提案を発表しました。そのなかで、A班GH総研が発表した「活性化対象と人口の関係」が最優秀賞を受賞しました。A班は、人口密度と公示地価の関係、道路整備状況と公示地価の関係にそれぞれに着目し、各都市圏に含まれる都府県間と比較しました。その結果、人口密度に対する公示地価や道路整備状況に対する公示地価において各都市圏の中心となる都府県よりもその近隣県の方が、コストパフォーマンスが良いことを見つけました。この結果から、このコストパフォーマンスをもっとPRすることで人口流出を抑制できることを提案しました。

受講者からは「自らで原因などを考え、データに起こして比較することで仮説に信憑性を持たせることができ、データサイエンスを体感できたような気がした。」や「コミュニケーションをして異なる意見をまとめることにあまり慣れていなかったので、今回のセミナーはいい体験になった。」といった感想が聞かれました。