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ニュース 大阪市旭区と連携して小学校プログラミング教育を実施しています

トピックス 社会・地域連携
令和2年度から小学校で必修となったプログラミング教育について、大阪市旭区と本学が連携し、旭区内の市立小学校全10校の小学6年生を対象に5月から「プログラミング体験学習」を実施しています。



 初回の5月19日は生江小学校で実施し、工学部電子情報システム工学科の神村教授、安國准教授が登壇しました。はじめに「プログラミング」について説明したのち、小さなロボットOzobot(マイクロロボットオゾボット2.0)を使ってプログラミングを体験してもらいました。紙の上のスタート地点にOzobotを置き、複雑な迷路をゴールまで導きます。赤、緑、青、黒の4色で構成されるカラーコードを用いて直感的にプログラムを指示し、考えた通りにロボットを動かす体験を通じてプログラミングを学びました。子供たちからは「もっと迷路を解かせたかった!」と楽しく学べた声が多数寄せられました。

 

 2回目の6月7日、太子橋小学校に工学部生命工学科の松村教授が登壇しました。

Studuino(スタディーノ:プログラミング教育用のArduino互換マイコン)を使って授業を行いました。プログラミングソフトはScratch(スクラッチ)をベースに作られていて、こちらも視覚的に指示することができます。USBケーブルでパソコンとStuduino基盤を繋ぎ、プログラムを送ると指示した通りにセンサーが機能します。LEDを光らせたり、光センサーの明るさを変えて数値の上下で明かりがついたり消えたりすることを確認しました。「街頭がなぜつくのか知ることができた」「考えながら取組めて面白かった」などの感想が寄せられました。

 

 3回目の6月12日、新森小路小学校では工学部生命工学科の宇戸教授が登壇しました。

今回もStuduinoを使用してプログラムをつくり、実際にセンサーで電気の点灯を制御する仕組みを体験的に学習しました。電気を流してLEDを光らせたり、Scratch上に光センサーの値を入力し、不等号を使って「50より小さいとき明かりがつく」などの指示を作成、センサーを手で覆って暗くしたときに明かりがつき、?を離したときに明かりが消えることなどを体験しました。「楽しくてまた授業を受けたいと思った」「プログラミングを作るのが楽しかった」など嬉しい声がきかれました。

 

 このあとも1年を通して旭区内小中学校へ7名の先生が出講します。プログラミングを通して工学分野に興味・関心を持ってもらい、未来のエンジニアが生まれるきっかけになることを期待します。