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ニュース 国立雲林科技大学(台湾)と国際PBL「PBL Challenge 2023」を実施

トピックス トピックス ロボティクス&デザイン工学部.学部
台湾の国立雲林科技大学(Yuntech)と本学ロボティクス&デザイン工学部が共同で行ったプロジェクトベースドラーニング(PBL)の国際版「PBL Challenge 2023」が、2023年7月2日(日)から7月7日(金)の間に国立雲林科技大学設計学院で、そして7月10日(月)から7月16日(日)の間に本学梅田キャンパスで実施されました。

国立雲林科技大学との国際PBLプログラムは、今年度が5回目となります。直近3年間は新型コロナウイルスの影響によりオンラインで実施されていましたが、今回は久々の対面でのプログラムとなりました。

本学ロボティクス&デザイン工学部から10名、国立雲林科技大学からも同じく10名の学生が参加しました。

本学の学生は、「ものづくりデザイン思考実践演習I」の授業の一部として4月から準備を開始しました。前期前半では、週1限の英語の授業を受けるとともに、もう1限はPBLの練習として課題の設定についての練習を行いました。前期後半では、週に2限、PBLと同じグループのメンバーに分かれて、本番で議論するための課題案について調査し、英語でプレゼンテーションが行えるよう準備をしました。

今回の国際PBLは、「デザイン思考を取り入れた国際PBL」というテーマで行われました。国立雲林科技大学の学生と5人混合グループを4つ作り、SDGs(持続可能な開発目標)のゴール3(健康と福祉)に関するテーマとして、高齢者や身体障碍者の課題に対してデザイン思考のプロセスを通じて課題解決のアイディアを創出し、そのプロトタイプ作成を行うことで、異なる母国語と文化を持つ学生たちが協力し、短期間でメリットを共有できるプロトタイプを開発する技術力を身につけることを目的としています。

課題は、本学の学生が事前に検討した複数の課題を基に、グループで話し合って決定されました。最終的には以下の4つのグループがそれぞれの課題に取り組みました。
1. 高齢者の自転車事故の増加
2. 高齢者の買い物時の課題
3. 高齢者の地震時の課題
4. 高齢者の外出の減少

グループワークは9時半から17時の時間帯で行われました。毎日の始めには、当日のグループで行うデザイン思考のプロセス(手法)について教員から説明があり、それに従って各グループで作業を行いました。教員は時折グループを回り状況を確認するとともに、学生の質問に答え、提案や技術的な指導を行いました。

前半は台湾で行われ、課題の決定から提案までを検討しました。前半最終日には各グループが提案内容についてプレゼンテーションを行い、教員からフィードバックを受けました。後半は日本で行われ、プロトタイプの一部が作成されました。最終報告会では、同時期に梅田キャンパスで行われたタイ・マレーシアのグループと合同で各グループが約10分のプレゼンテーションが行われ、各グループが作成したプロトタイプを紹介しながら、提案内容を英語で発表しました。学生たちは多くの教員からコメントを受け取りました。

今年度の雲林科技大学との国際PBLは、対面での実施となり、学生たちに非常に高い満足度をもたらしました。異なる背景を持つ学生同士が共に学び、交流を深めることができ、多くの学びを得たとの意見が多く寄せられました。来年度も引き続き対面でのPBLの実施を計画しており、より充実したプログラムになるように取り組んでいきます。

指導教員:
大阪工業大学
・システムデザイン工学科 井上剛教授
・空間デザイン学科 益岡了教授
国立雲林科技大学
・黄先生(Prof. Shyh-Huei Hwang, Department of Creative Design)
・洪先生(Prof. Chung-Wen Hung, Department of Electric Engineering)
・薛先生(Prof. Ya-Hsin Hsueh, Department of Electric Engineering)
・王先生(Shu-Yi Wang, Postdoctoral Research Fellow, Intelligent & Local Design Service Center)

(写真提供:国立雲林科技大学、大阪工業大学)