9月9日~14日にかけて、愛知県常滑市のAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)で開催された「第22回学生フォーミュラ 日本大会2024」に本学学生フォーミュラプロジェクト「TEAM REGALIA」が出場しました。本大会は、コストやデザイン(設計)、製造販売に関するプレゼンテーションを評価する「静的審査」と、マシンの走行タイムや燃費効率などを評価する「動的審査」の合計得点を競います。今年は台湾や中国、マレーシアなど、海外からの参加含め全78チームが大会にエントリーしました。
9月3日~6日にオンラインで実施された静的審査では、「市場要求に合った車両の製造・販売を含むビジネスプランを会社役員へ説得させる」という仮想のシチュエーションで行われたプレゼンテーション審査、実際に組み立てたマシンの開発などにかかったコスト審査、車両に対する工夫や採用された技術のデザイン(設計)審査の3項目で行われました。本学チームはプレゼンテーション審査で「REG17 製造委託のお願い」と題して発表を行いました。サーキットでフォーミュラカーを走らせるアクティビティを提案。サーキット場を利用する女性が少ないので、女性利用者数を増加させるプランとして、カフェの併設、地元観光施設との連携などをプランに盛り込みました。このプランでフォーミュラカーの製造委託先が5年目で累計6,150万円の利益を生み出すことができると熱弁しました。
今年のチーム車両「REG17」は、基本設計を昨年の車両「REG16」と同じものを採用し、フレームのジャッキポイントを約15cm後方に延伸し、エンジンをより中心よりに配置。重量バランスを最適化することで、パフォーマンスの向上をはかりました。車体重量176.5kgと今大会出場チーム中、最軽量の車体を完成させ、最軽量化賞(ICV)の特別表彰を受賞しました。
動的審査に進むために厳しい安全検査を受ける技術車検の135ある全項目をすべてクリアし、騒音試験に進もうとしていましたが、排気音が規定値より高く、車検を通過できないトラブルが発生しました。チームメンバーは急遽、マフラーの径を変更するなどの改良を加え、無事に試験を通過しました。
直線75mの加速タイムを競う「アクセラレーション」では、マフラー径の変更による調整不足で十分なパワーを発生させることができず、7.200秒(種目別順位33位)の結果となりました。その後、少しずつ車体の調整を行い、次ぐ8の字コースを周回し、コーナリング性能を競う「スキットパッド」では、REG17の本来の性能を発揮し、5.126秒(種目別順位5位)の好成績をマーク。直線・ターン・スラローム・シケインなどによる約800mのコースを2周走行する「オートクロス」では、REG17の軽量なボディ特性を生かしたスムーズな走行を見せ、83.499秒(種目別順位39位)となりました。
そして、最後の種目である直線・ターン・スラローム・シケインなどによる周回路を約20km走行する「エンデュランス」に出走しました。セッション開始を合図するグリーンフラッグの合図で、勢いよく飛び出したREG17でしたが、第1コーナーで電装系の接触不良により、セルモーターへの電力供給が停止。再始動させることができず、リタイア(種目別順位40位)となりました。最後の種目では、記録を残すことができませんでしたが、すべての種目に出場することができ、最終順位41位となりました。チームリーダーの雑賀理矩さん(機械工学科2年)は「少ないメンバーでしたが、高いチームワークですべての競技に出走することができてよかったです。来年、チームとしてもっと成長して、今年以上の結果をだせるようにかんばります」と語気を強めました。
9月3日~6日にオンラインで実施された静的審査では、「市場要求に合った車両の製造・販売を含むビジネスプランを会社役員へ説得させる」という仮想のシチュエーションで行われたプレゼンテーション審査、実際に組み立てたマシンの開発などにかかったコスト審査、車両に対する工夫や採用された技術のデザイン(設計)審査の3項目で行われました。本学チームはプレゼンテーション審査で「REG17 製造委託のお願い」と題して発表を行いました。サーキットでフォーミュラカーを走らせるアクティビティを提案。サーキット場を利用する女性が少ないので、女性利用者数を増加させるプランとして、カフェの併設、地元観光施設との連携などをプランに盛り込みました。このプランでフォーミュラカーの製造委託先が5年目で累計6,150万円の利益を生み出すことができると熱弁しました。
今年のチーム車両「REG17」は、基本設計を昨年の車両「REG16」と同じものを採用し、フレームのジャッキポイントを約15cm後方に延伸し、エンジンをより中心よりに配置。重量バランスを最適化することで、パフォーマンスの向上をはかりました。車体重量176.5kgと今大会出場チーム中、最軽量の車体を完成させ、最軽量化賞(ICV)の特別表彰を受賞しました。
動的審査に進むために厳しい安全検査を受ける技術車検の135ある全項目をすべてクリアし、騒音試験に進もうとしていましたが、排気音が規定値より高く、車検を通過できないトラブルが発生しました。チームメンバーは急遽、マフラーの径を変更するなどの改良を加え、無事に試験を通過しました。
直線75mの加速タイムを競う「アクセラレーション」では、マフラー径の変更による調整不足で十分なパワーを発生させることができず、7.200秒(種目別順位33位)の結果となりました。その後、少しずつ車体の調整を行い、次ぐ8の字コースを周回し、コーナリング性能を競う「スキットパッド」では、REG17の本来の性能を発揮し、5.126秒(種目別順位5位)の好成績をマーク。直線・ターン・スラローム・シケインなどによる約800mのコースを2周走行する「オートクロス」では、REG17の軽量なボディ特性を生かしたスムーズな走行を見せ、83.499秒(種目別順位39位)となりました。
そして、最後の種目である直線・ターン・スラローム・シケインなどによる周回路を約20km走行する「エンデュランス」に出走しました。セッション開始を合図するグリーンフラッグの合図で、勢いよく飛び出したREG17でしたが、第1コーナーで電装系の接触不良により、セルモーターへの電力供給が停止。再始動させることができず、リタイア(種目別順位40位)となりました。最後の種目では、記録を残すことができませんでしたが、すべての種目に出場することができ、最終順位41位となりました。チームリーダーの雑賀理矩さん(機械工学科2年)は「少ないメンバーでしたが、高いチームワークですべての競技に出走することができてよかったです。来年、チームとしてもっと成長して、今年以上の結果をだせるようにかんばります」と語気を強めました。
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「TEAM REGALIA」のメンバーら -
会場を疾走する「REG17」 -
会場での整備の様子