大阪工業大学

Notification

The contents of this website are translated by "Shutto Translation."
Please note that due to the use of automated translation, there may be cases where the translation is not correct.
Additionally, translations may not be provided for some images and PDFs.

We appreciate your understanding.

ニュース 「レスキューロボットコンテスト2024」に出場し、「竸基弘賞」「ベストチームワーク賞」を受賞しました

トピックス
 8月10日、11日に神戸サンボーホール(神戸市中央区)で開催された「レスキューロボットコンテスト2024」に本学機械工学科のシステムデザイン研究室と知能ロボティクス研究室の学生が学生・社会人合同チーム「S.S.S.S」のメンバーとして参加し、「竸基弘賞」と「ベストチームワーク賞」を受賞しました。
 
 このコンテストは、大規模都市災害における救命救助活動をテーマにしたもので、防災や救命救助に関する知識を高め、次世代の研究者・技術者育成を目的に開催されています。競技は、ロボットの性能や救出方法に関するプレゼンテーションを行い、大地震都市災害を模擬した実験フィールド内で、要救護者を模擬した3体の人形を救出します。ロボット操縦は、コントロールルームからの遠隔操作となります。ロボットに搭載したカメラ映像だけを頼りに無線で操作するため、高い操縦技術やシステムの構築が求められます。
 
 レスキュー活動には横移動などの全方向移動の機能が必要ですが、それらの機能を有したオムニホイールやメカナムホイールは段差走破性能が低いです。この問題を解決するため、S.S.S.Sは「不整地走破と全方向移動の両立による迅速な救助」というコンセプトのもとメカナムクローラーと二足歩行のロボットを開発し、3機でコンテストに臨みました。
 
 ミッションでは、横移動を駆使し正確な位置合わせを行い、かつ階段を走破することでコンセプトどおりの機能を実現しました。表彰式では、2021年から研究してきたメカナムクローラーの機能向上への取り組みが評価され、「竸基弘賞」を受賞し、さらに「ベストチームワーク賞」も受賞しました。
 
 竸基弘賞は、阪神淡路大震災で23歳の若さでなくなった、当時大学院生であった竸基弘(きそいもとひろ)氏にちなんで、レスキューシステムの研究開発に顕著な貢献のあった若手の研究者、技術者を表彰し、研究開発を奨励することを目的とした賞です。
 
 リーダーの奥谷大和さん(電気電子・機械工学専攻博士前期課程1年)は「今回の大会では、私たちの目標である段差走破と全方向移動両方を実現できた反面、要救助者3人のうち2人しか救出することができなかったのが悔しいです。次の大会では3人全員を救助するため、より迅速な救助活動を心がけて次の機体を作っていきたいです。」と、来年に向けた目標を語っていました。
 
表彰結果速報 (レスキューロボットコンテスト公式webページ)

【指導教員】
機械工学科・井原 之敏 教授
機械工学科・牛田 俊 教授
機械工学科・橋本 智昭 准教授
ものづくりセンター・近藤 隆路 技師
  • 表彰状と盾
  • 学生・社会人合同チームS.S.S.S
  • ファイナルミッションの様子