大阪工業大学

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ニュース 「都市デザイン工学フォーラム2024」を開催しました

トピックス
 9月28日、本学都市デザイン工学科と同学科の同窓会組織である大阪工業大学土木会が、トランスシティカンファレンス・新大阪で「都市デザイン工学フォーラム2024」を開催し、土木技術者や専門家、一般参加者など、学内外から約180人が参加しました。
 このフォーラムは、都市デザイン工学が担う役割や魅力を社会に広く発信することを目的に2012年から、コロナ禍による自粛期間を除き、ほぼ毎年開催しています。今年度は、学内外の有識者4人による講演を行いました。
 開催に先立って、コンペで募集した本フォーラム案内のポスターデザインについて、多数の応募から採用となった本学工学研究科建築・都市デザイン工学専攻1年 都市デザイン工学コース 空間デザイン研究室の岩井心哉さんに大阪工業大学土木会から副賞が授与されました。岩井さんは、「講演の内容を調べた上で、一目でイメージできるデザインや分かりやすくするための文字サイズなど細部にまでこだわってデザインして仕上げました」と話をしてくれました。
 講演の1つ目は、「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)について」をテーマに、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会 理事・副事務総長の東川直正氏が、大阪・関西万博の魅力のほか、運営にあたっての課題や解決に向けた取り組み状況、さらに大阪の将来のまちづくりなどについて解説しました。
続いて、「現在の都市部における鉄道施設のリニューアルと鉄道土木技術の特殊性」をテーマに、鉄建建設株式会社 執行役員 土木本部副本部長の長尾達児氏が、鉄道に関する土木プロジェクトの変遷や進行中の鉄道関連プロジェクトについて紹介。鉄道建設がほぼピークを迎えている現代の日本におけるメンテナンスや設備改良による効率的な機能強化の重要性について解説しました。 
 続いて、「宇宙船ミューオン探査~ピラミッドの新発見にも利用された技術~」をテーマに、公益財団法人 深田地質研究所 理事・上席研究員(公益社団法人 物理探査学会 前会長)の鈴木敬一氏が、宇宙船ミューオン(ミュー粒子)を利用した空洞探査の原理や探査事例について紹介。現状での課題や今後の動向について解説しました。
 最後に、同学科の山口行一教授が「人流データ活用の現在地」と題して、地域課題の解決に向けた人流データの利活用の現状や課題について紹介。行政や建設コンサルタントなどプラットフォームの構成員が課題ベースで解決に向けた施策を講じる必要性について解説しました。
  • 開会挨拶をする井上晋学長
  • 鉄道に関する土木プロジェクトの変遷などを紹介する長尾氏
  • 地域課題の解決に向けた人流データの利活用を説明する山口教授