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ニュース 視覚情報処理研究室のメンバーらが「枚方まつり2024」に出展しました

トピックス
 10月12日、京阪本線・枚方市駅前の広場・ニッペパーク岡東中央周辺で開催された「枚方まつり2024」に本学情報科学部情報メディア学科の視覚情報処理研究室(指導教員:河合紀彦准教授)の学生らが枚方市役所文化財課とコラボして「特別史跡百済寺跡 AR映像体験」を出展しました。
 
 本取り組みは、情報科学部が北大阪商工会議所と共催で実施している「ソーシャル・オープンイノベーションチャレンジ」(略称:ソイチャレ)の活動の一つです。2021年度から実施している「百済寺跡・禁野本町遺跡をVR・ARで疑似体験する」プロジェクトに工学部建築学科の学生らと協力して取り組んでいます。これは、奈良時代の高官、百済王敬福(くだらのこにきしきょうふく)が750年頃に建立したとされる百済寺をCGとして三次元復元し、それを現実世界の風景に合成して提示するVR・ARシステムを開発するものです。
 
 当日は、同市文化財課が出展している体験型ゲームと合同出展を行い、ゲームに参加した来場者にVR・ARシステムを体験してもらいました。昨年度まではUnityと呼ばれるゲームエンジンでVR・ARシステムを開発していたため、研究室で用意した専用のタブレット端末でしか体験できませんでしたが、今年度にシステムをすべてウェブアプリとして再開発を行い、パソコンやタブレット、スマートフォンなど、来場者が持つさまざまデバイスでコンテンツを体験できるようにしました。当日はブースに300人以上の来場があり、復元した百済寺の映像を楽しんでもらい、来場者からは感嘆の声が上がりました。出展に参加した学生らは「想像よりも来場者が多くて驚きました。システムや技術に関心を示してもらえてうれしかったです」と声を弾ませました。

 今後は、史跡の解説などを行うガイドシステムの実装やGPSと組み合わせて、実際の史跡場所でシステムによる説明を受けられるようにするなど、XR技術として更なる開発を進めています。

学生らが開発したウェブアプリはこちらから体験できます。
(スマートフォン等のジャイロセンサーを搭載しているデバイスではVRコンテンツとして体験できます)
  • 「枚方まつり2024」に出展した学生ら
  • 来場者にVR・AR技術を説明する学生
  • 親子でもコンテンツを楽しむことができる