12月24日、大宮キャンパスでナノ材料マイクロデバイス研究センター主催の特別講演会を実施しました。当日は、本学の物理学実験の非常勤講師である織田章宏氏(朝日熱処理工業株式会社・代表取締役社長)が、「金属熱処理加工について」と題して講演。約30人の学生、教職員が聴講しました。
織田氏は、修士課程修了後、広告代理店に入社しました。その後、九州大学大学院工学府の博士後期課程に進学・修了し、農業機械メーカーで務めた後、現在の朝日熱処理工業株式会社に入社。2019年6月より、代表取締役社長に就任し、現在に至ります。
1978年8月に創業した同社は、素形材産業における金属部品の熱処理と表面処理の受託加工で高い実績があり、「製鋼」「鍛造」「加工」「熱処理」「仕上げ」の5つ工程のうち、「熱処理」を担っています。
講演では、熱処理を取り巻く産業として自動車産業を例に、社会的要請など需要側の変化によりDX技術が進展し、新たな設計、半導体・ソフトウェア等の価値、新たな体験・サービスの価値提供などが増加し、新規プレイヤーの参入や既存プレイヤーのパワーバランスの変化といった産業構造(バリューチェーン)が変化していると説明しました。また、同社が所属する業界として素形材産業について、素材を加熱や加圧など何らかの方法で変形・加工する技術を用いて、目的とする形状や性能を有する製品を作り出す産業と説明し、鋳造や鍛造、金属プレスといった工法などを詳しく説明しました。
続けて、鉄鋼材料と引張・疲労強度や硬度の測定、金属熱処理や浸炭や窒化などの表面処理について説明し、最後に、宇宙環境で使用可能な表面処理等の研究活動について紹介しました。
聴講した学生らは、熱処理による変形について、欠陥導入による硬度向上について、臨界せん断力の理論値と実測値の差について、など積極的に質問していました。
織田氏は、修士課程修了後、広告代理店に入社しました。その後、九州大学大学院工学府の博士後期課程に進学・修了し、農業機械メーカーで務めた後、現在の朝日熱処理工業株式会社に入社。2019年6月より、代表取締役社長に就任し、現在に至ります。
1978年8月に創業した同社は、素形材産業における金属部品の熱処理と表面処理の受託加工で高い実績があり、「製鋼」「鍛造」「加工」「熱処理」「仕上げ」の5つ工程のうち、「熱処理」を担っています。
講演では、熱処理を取り巻く産業として自動車産業を例に、社会的要請など需要側の変化によりDX技術が進展し、新たな設計、半導体・ソフトウェア等の価値、新たな体験・サービスの価値提供などが増加し、新規プレイヤーの参入や既存プレイヤーのパワーバランスの変化といった産業構造(バリューチェーン)が変化していると説明しました。また、同社が所属する業界として素形材産業について、素材を加熱や加圧など何らかの方法で変形・加工する技術を用いて、目的とする形状や性能を有する製品を作り出す産業と説明し、鋳造や鍛造、金属プレスといった工法などを詳しく説明しました。
続けて、鉄鋼材料と引張・疲労強度や硬度の測定、金属熱処理や浸炭や窒化などの表面処理について説明し、最後に、宇宙環境で使用可能な表面処理等の研究活動について紹介しました。
聴講した学生らは、熱処理による変形について、欠陥導入による硬度向上について、臨界せん断力の理論値と実測値の差について、など積極的に質問していました。
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朝日熱処理工業株式会社・代表取締役社長の織田章宏氏 -
約30人の学生、教職員が聴講 -
積極的に質問が向けられた