3月8日、本学枚方キャンパスで国内最大級の大規模実証実験施設「DXフィールド」のオープニングイベントを開催し、約200人が来場しました。
「DXフィールド」は、国内最大級の大実験空間(約W30×D40×H20m)で、DX(デジタルトランスフォーメーション:ITの浸透が人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる)の実現に必要な多種多様なデジタル技術やそれらを駆使したスマートモビリティに関する実証実験を可能とする施設です。天候に左右されずに多数のドローンが飛び交い,ロボットが動き回ることができる屋内実験空間となっており、AIとソフトウェアで制御されたスマートモビリティの物流、農業、防災分野などへの応用実験、大規模なデジタルツインシステムの研究開発を可能にします。
当日は、オープニングイベントの冒頭で、同施設の開所セレモニー を実施。本学の井上晋学長による挨拶と、同日に連携協定を締結した枚方市の伏見隆市長、北大阪商工会議所の久門哲男会頭、枚方信用金庫の吉野敬昌理事長による挨拶があり、施設完成を祝ってテープカットを執り行いました。
その後、塚本勝俊情報科学部長による「DXフィールド」の概要説明があり、ネットワークデザイン学科の樫原茂准教授が生成AIを活用してドローンを制御するプログラミングの実演を行いました。また、プロ操縦士によるドローンの飛行デモンストレーションで会場を盛り上げた後、本学教員により次の3つのデモンストレーションが行われました。
・4D超仮想空間生成とデジタルツインのデモ/情報メディア学科 河合紀彦准教授、ネットワークデザイン学科 西口敏司教授
・モーションキャプチャーを活用したスポーツ【野球】分析のデモ/情報メディア学科 佐野睦夫教授
・空飛ぶクルマ(eVTOL)シミュレータで災害救助などのVR体験のデモ/情報メディア学科 佐野睦夫教授
オープニングイベント後は、データサイエンス学科 荒木 英夫 教授、情報メディア学科 宮脇健三郎 准教授による屋外実験農地でのロボットデモ体験のほか、事前に申し込んだ13名の中高生とその保護者がネットワークデザイン学科杉川智講師のインストラクションのもとドローンのプログラミングを体験し、盛況のうちに閉会しました。
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関係者によるテープカット -
DXフィールドの施設概要について説明する塚本情報科学部長 -
プロ操縦士によるドローンのデモンストレーションの様子