大阪工業大学

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ニュース 第1回「OITテクノフロンティアonロボティクス」を開催しました

トピックス
 5月10日、工学部ロボット工学科は新たな知の発信拠点となる、うめきたグランフロント大阪「ナレッジキャピタル」で、第1回「OITテクノフロンティアonロボティクス」を開催し、ロボット業界関係者、学生や一般の方など約150人が参加しました。
 この講座は「ロボットは人間社会の中でどのように成長するのか?-日本のロボット研究開発第一線-」をメインテーマに、日本のロボット研究の最前線で活躍される講師を迎えて実施する全7回の公開講座です。第1回講演は産業技術総合研究所知能システム研究部門長の比留川博久氏をお招きし、「ロボット達はこれからどのように成長するのか?」と題して講演いただきました。
 同氏はロボット産業の概要や日本の労働者人口の減少を説明した後に、「製造ラインにロボットを使うと労働者が減少するように思われるが実はその逆で、国際競争力が上がりより多くの雇用を生み出す企業が多い」と、ロボットを積極的に活用している製造業を例に挙げました。また、エンターテインメントロボット、介護支援ロボット、家庭用ロボットなど、広範囲にわたるロボットの紹介、研究開発の最前線やロボット産業の問題点などの解説に参加者は熱心に聞き入っていました。さらに、「日本が少子高齢社会を迎える中、ロボットは介護、福祉分野に大きな可能性があります。消費を生み、コストを下げて一般消費者の市場に浸透させるためにも、今が一番大切な時です」と将来の展望について力強く話しました。
 最後に同氏は「ロボット開発はサイエンスとエンジニアの分野が混合しがちなので、方向性をきちんと決めて研究することが大事です。エンジニアとして実社会で役立つロボットの開発を目指してほしい」と学生にエールを送りました。
 2010年度に開設した同学科は今年度で完成年度を迎えました。次年度からは同学科の学生がロボットを中心としたさまざまな分野で活躍することが期待されます。

 次回は5月29日、「考えるだけでロボットを動かす:ブレイン・ロボット・インタフェースとその周辺」をテーマに開催します。皆さまのご参加をお待ちしております。