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ニュース 第7回「OITテクノフロンティアonロボティクス」を開催しました

トピックス
 7月17日、工学部ロボット工学科は、グランフロント大阪「ナレッジキャピタル」にて第7回「OITテクノフロンティアonロボティクス」を開催し、学生や企業関係者など115人に参加いただきました。
 本講座は「ロボットは人間社会の中でどのように成長するのか?-日本のロボット研究開発第一線-」をメインテーマに、日本のロボット研究の第一線で活躍される方を講師に迎えて全7回実施しているもので、今回はその最終回として、ロボティクス研究では世界的に著名な大阪大学大学院工学研究科の浅田稔教授をお迎えし、「赤ちゃんロボットは、人間の発達の謎を解くカギ?」をテーマにご講演いただきました。同氏はロボカップ(ロボットによるサッカーの国際的な競技会)の提唱者としても著名です。
 近年脳科学をロボットに活用する研究が進んでいますが、本テーマは赤ちゃんロボットを用いて脳科学に迫る新しい研究領域です。生後間もない新生児の認知発達、学習過程の研究を、人の代わりに赤ちゃんロボットを用いて研究する新しい科学で、この分野を同氏は「認知発達ロボティクス」と呼んでいます。計算論的脳科学、認知科学の研究者と共に新しい学問領域を形成しています。
 講演には難しい専門用語も多数出てきましたが、ロボティクスが人間の成長に関する脳科学にアプローチしていくという新しいテーマに、聴講者も興味深く聞き入っていました。まさに21世紀のロボティクスの新しい方向性を示しており、「OITテクノフロンティアonロボティクス」の最後を飾る講演となりました。