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ニュース 工学部チームが「社会人基礎力育成グランプリ」で審査員特別賞などW受賞

トピックス
 2月20日、拓殖大学文京キャンパス(東京都文京区)で開かれた「平成28年度社会人基礎力育成グランプリ 全国決勝大会」(社会人基礎力協議会主催・経済産業省共催)で、本学工学部チームが審査員特別賞と協賛企業特別賞をW受賞しました。
 この大会は、大学のゼミ、研究、授業などの活動を通して学生たちが経済産業省の提唱する社会人基礎力をどれだけ成長させたかを競うものです。「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」を中心に審査・評価されます。
 工学部チームの椋浦一哉さん(ロボットエ学科3年)、中野太志さん(同)、京田祐樹さん(同2年)、指導教員の牛田俊准教授(機械工学科)は「アイディア対決NHK学生ロボットコンテストへの挑戦!〜新しいチームマネージメントでリベンジ〜」と題して発表。5番目に登壇すると、はじめに牛田准教授が活動の趣旨を説明。続いて学生3人が、チームワークがうまく取れずNHKロボコン出場を逃した前年度の失敗をバネに、1年生と2年生が対等にコンペ方式で切磋琢磨するチームを作り直して出場を果たした昨年7月のロボコンで、ベスト8など大きな成果を収めた軌跡を話しました。非接触給電というユニークな発想のロボットの技術的な苦労だけでなくチーム内のコミュニケーション問題、ロボコン当日にも出場直前にロボットが動かなくなるなどピンチの連続で、それを最後まで諦めずに考え抜くことやチーム力で乗り切ったというユーモアを交えた話に、会場からは驚きの声や笑いも起きました。
 審査の結果、審査員特別賞を贈られましたが、審査委員長講評では花田光世・慶応大学名誉教授が「大賞にも値する立派なプレゼンだった」と特に本学チームだけ名前を挙げて言及しました。今回特別に設けられた協賛11社の協賛企業特別賞も受賞し、企業からは「失敗や悔しさをバネにして、工夫、改善を繰り返して目標に辿り着き、しっかりした学びを各自得ていることがよく分かった」「ものづくりは決して技術力だけではないということを改めて感じた」など高く評価されました。
 表彰式でリーダーの椋浦さんは「ロボコンは次の学年に引き継ぎますが、私たちが得られた社会人基礎力を彼らにもバトンタッチしていきます」と話しました。