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ニュース 教職課程の履修学生が福祉教育の体験学習を行いました

トピックス
 中学校の教諭を目指す学生が教職科目「福祉教育概論」の授業で、9月5日に旭区在宅サービスセンターにおいて体験学習を行いました。
 同科目は小学校や中学校など、義務教育学校の教員免許状取得にあたって義務付けられている「介護等体験」の事前指導を単位化した科目で、社会福祉の現状と課題について体験的に学び、個人の尊厳と社会連帯に関する理解を深めることで教諭としての資質を高めることを目的としています。
 
 授業では毎年、高齢者施設での介護等体験の事前学習として、同センターでアイマスク体験や車いす体験、高齢者疑似体験などを実施。健常者では気にならないわずかな段差などの恐怖を体験します。しかし、今年はコロナ禍の影響で介護等体験が中止になりました。そこで、同センターでの事前学習だけでも実施して、教育の質を維持しようと考えた教職教室の酒井恵子准教授らは旭区社会福祉協議会と調整し、感染症対策を講じつつ、例年実施しているアイマスク体験などのほか、旭区のボランティアグループが講師を務める手話講座を用意。16人の学生が参加しました。
 
 同科目を履修した大野すみれさん(情報システム学科3年)は、この体験を通じて障害者や高齢者の日常生活の不便さに対する理解が社会に浸透していないことを痛感。「誰もが暮らしやすい社会にするためには、互いを理解し支え合うことが重要だと思いました」と感想を述べました。大野さんは、中学2年生のときの担任がどの生徒に対しても公平で真摯に向き合っていた姿を見て教師にあこがれるようになりました。自分もそのような先生になって生徒の人生を支えたいという夢を持ち、その実現に向けて勉学に励んでいます。
 
この授業の様子は12月1日に発行された旭区社会福祉協議会だよりに掲載されました。
旭区社会福祉協議会だよりの記事(3面に掲載)はこちらから