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ニュース 奈良県川上村との連携講義「源流学」に栗山忠昭村長が登壇されました

トピックス
 5月16日、本学と連携協定を結ぶ奈良県川上村を通して「水源地の村づくり」の課題や「持続可能な村」の実現について考え学ぶ「源流学」の第5回目授業に川上村の栗山忠昭村長を迎え、梅田キャンパスで講義いただきました。
 本講座は、ロボティクス&デザイン工学部の授業で、「ものづくりデザイン思考実践演習」の一部であり、2020年度に開講、村の方や役場職員の方にご登壇いただき吉野川(紀の川)水源地での同村の取り組みを学び、抱える課題の解決に取り組むもので、今年度は36人が受講しています。
  
 当日は、「水源地の村づくり~樹と水と人の共生~」と題して、同村役場に入庁した1969年から現在に至るまでの経験を交えながら、吉野林業に支えられた歴史や、伊勢湾台風の被害を受け大滝ダム建設を契機に水源地の村づくりを決意した経緯などを解説いただきました。国を挙げたプロジェクトに翻弄されながらも原点に立ち返り、源流を守り、豊かな森から生まれる水の恵みを下流に届け続ける覚悟を全国に発信した「川上宣言」の取り組みにも触れ、村長としてどのように村をリードしてきたのか貴重なお話を伺うことができました。
 栗山村長は、これからも引き続き「川上宣言」を具現化していく方法として、みんなで一緒に村づくりに取り組む「協働」の大切さを述べられ、新しい出会いや人とのつながりを求め「ぜひみなさんにも川上村に来てもらい、多くのことを学んでほしい」と学生らに伝えられました。