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ニュース 興國高等学校でオーダーメイド型高大接続授業を実施しました

トピックス
 8月1日と2日にかけて、興國高等学校ITビジネス科(ゲーム&デジタルワークスコース)2年生の生徒58人を対象に、IT分野の学びを深める「オーダーメイド型高大接続授業」を実施しました。
 この取り組みは、本学と強固な「つながり」のある高等学校を対象に、高校内が抱える課題に対して、本学の教育リソースを活用・カスタマイズし、課題の解決に向けて寄与することを目的としたものです。
 本取り組みは、2019年3月に締結した学校法人常翔学園と学校法人興國学園の包括連携協定の一環として同高の要望を受け、本学情報科学部データサイエンス学科、情報メディア学科の先生方による演習授業が実現しました。
 
 初日(8月1日)は本学枚方キャンパスにて、情報メディア学科の鈴木基之学科長、佐野睦夫教授、河合紀彦准教授らによる「映像メディアプログラミング演習」を実施しました。
鈴木学科長からIT分野に焦点を当てた大学の学びに関する説明の後、河合准教授による本格的な演習がスタート。プログラミング言語Python(パイソン)を用いてカメラ映像中の手の動作を認識し、それに応じてCGを描画する拡張現実の仕組みについて、シューティングゲームを題材に演習を展開しました。また、当日は本学の学生8人が参加し、生徒らのプログラミング編集作業をサポート。両手を動かしながら演習に取り組む生徒からは、自然と笑みがこぼれていました。
 2日目(8月2日)は興國高等学校にて、データサイエンス学科の椎原正次学科長、荒木英夫教授、皆川健多郎教授による「データ分析による問題解決」を実施。気温と清涼飲料水の売上記録のデータを生徒が持参しているタブレットに予め配付し、的確な需要予測のためにExcelを使った回帰分析(散布図の作成、相関係数と回帰直線の算出)の演習を展開しました。当日は同高3年生の生徒10人も参加し、Excelの操作につまずく2年生をサポートしてくれました。椎原学科長からは「Excelは慣れれば必ず使いこなせるようになる。重要なのは仮説を立てること、分析結果を解釈すること」と説明があり、生徒たちは真剣な眼差しで演習に取り組んでいました。
 
 今回実施した2つ演習は、同高の学修成果の深化に寄与されるものであり、本学にとっても高校から大学へのスムーズな移行と接続を目指し、一人ひとりの能力を伸ばすための連携の具現化に寄与した実り多き取り組みとなりました。
 引き続き、高校と大学の相互理解や交流・接続ネットワークの拡充を推進していきます。