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ニュース 「第21回学生フォーミュラ 日本大会2023」に出場しました

トピックス
 8月28日~9月2日にかけて、静岡県袋井市のエコパ(小笠山総合運動公園)で開催された「第21回学生フォーミュラ 日本大会2023」に本学学生フォーミュラプロジェクト「TEAM REGALIA」が出場しました。本大会は、コストやデザイン(設計)、製造販売に関するプレゼンテーションを評価する「静的審査」と、マシンの走行タイムや燃費効率などを評価する「動的審査」の合計得点を競います。今年は台湾やインドネシアなど、海外からの参加含め全90チームが大会にエントリーしました。
 
 8月末にオンラインで実施された静的審査では、「審査のコンセプトに沿い、製造会社の役員に設計上の優れていることを確信させる」という立場で行われたプレゼンテーション審査、実際に組み立てたマシンの開発などにかかったコスト審査、車両に対する工夫や採用された技術のデザイン(設計)審査の3項目で行われました。本学チームはプレゼンテーション審査で「REG16 製造委託のお願い」と題して発表を行いました。コロナ禍によるゴルフ場利用者の増加に着目し、ゴルフカートとしてフォーミュラカーを採用することでゴルフに新たなアクティビティ要素を追加。事業開始から5年目で230台の車両を配備し、約8,500万円の利益を生み出すプランを熱弁しました。
 
 今年のチーム車両「REG16」は、一部のパーツを鉄からアルミに変更し、軽量化と剛性強化を実現。昨年、最軽量車両のチームに贈られる「最軽量化賞(ICV)」を受賞した車両「REG15」から更に5kg軽い170.5kgの車両で大会に臨みました。動的審査に進むために厳しい安全検査を受ける技術車検の136ある全項目をすべてクリアし、騒音試験に進もうとしていましたが、エンジンのトラブルにより、急遽ミッション部分をオーバーホールすることに。セルモーターからクランクシャフトに動力を伝えるワンウェイクラッチが損傷していたため、パーツ交換を行いました。「REG16」に搭載しているエンジンは水冷4ストローク単気筒の競技用モトクロスエンジンを採用しており、燃料の噴射マップや空気流入量の調整等が非常に難しく、新たに導入した制御装置のECU「MoTeC M84」で細かく調整しながら、安定した回転数に調整していましたが、審査時間のタイムリミットが過ぎてしまい動的審査には進めませんでした。
 健闘の結果、最終順位は43位となりました。チームリーダーの奥山勝太さん(機械工学科3年)は「動的審査に辿り着くことができず悔しい結果となりました。コンセプトである“小型・軽量”で来年こそは上位入賞を目指したい」と語気を強めました。