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ニュース 枚方キャンパスでロボットの自律走行チャレンジを行いました

トピックス
 10月4日に枚方キャンパスを自律走行ロボットに一周させるチャレンジを行いました。これは、大阪府中之島中央公会堂周辺をロボットに自律走行させる競技会「中之島ロボットチャレンジ(2024年1月開催予定)」のためのテスト走行にあたり、情報科学部では「AIスマートカー開発学生プロジェクト」を結成してロボットのハード・ソフトを設計・製作してきました。
 「中之島ロボットチャレンジ」は人々が往来する屋外で自律移動ロボットが問題無く行動できるかどうかを検証する大会で、中之島中央公会堂および中之島図書館を周回する約477mのコースをロボットが自律走行するものです。走行だけではなく、コース中に配置された特定の物体を検出するなど画像認識の課題も含まれる難易度の高いチャレンジです。
 今回は中之島ロボットチャレンジに向けて次の2種類のロボットを製作しました。
 
【1】
屋外走行のためにゴムタイヤを使った少し大きめサイズの「SmartBot V2」
【2】
FPGA(プログラム可能な集積回路)を使った物体認識用視覚センサを搭載した小型の6輪走行ロボット「NeuroBot」
 
 枚方キャンパスのチャレンジでは、実際の中之島ロボットチャレンジと同様に定められた時刻にロボットのスタートボタンが押され、人間が一切操作することはなく、ロボットが自律走行でゴールまで到達できるかどうかを検証しました。コースはキャンパスのエントランス前をスタートし、学舎を一周した後に自動ドアから一階に入ったところをゴールとしました。
 全長約400mのコースでしたが、「SmartBot V2」は全く問題なくスムーズな動作でキャンパスを1周し、スロープを登って校舎内に入ってゴールすることができました。
 また、「NeuroBot」は地面に無造作に置かれた「ペットボトル」「空き缶」「コンビニ弁当」などの物体を視覚センサで認識し、合成音声で言い当てることができました。
 今回の枚方キャンパスでのチャレンジではどちらのロボットも良好な性能を示しましたが、実際の中之島ロボットチャレンジではたくさんの歩行者や自転車等が往来し、物体への光の当たり方などもキャンパスとは異なります。中之島ロボットチャレンジ本番でも安定した自律走行や物体認識ができるよう、これからもロボットやソフトの改良を続ける予定です。
 なお、10月14、15日には梅田キャンパスを周回する「大工大エクストラチャレンジ」が開催され、今回開発したロボットも出場しました。
 
 
[枚方キャンパス 情報科学部 指導教員]
・情報メディア学科:宮脇健三郎 准教授
・ネットワークデザイン学科:西口敏司 教授
・データサイエンス学科:荒木英夫 教授
・情報知能学科:奥野弘嗣 准教授