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ニュース 「第3回 水都くらわんか花火大会」でソイチャレの実証実験を実施しました

トピックス
 9月15日、「ソーシャル・オープンイノベーションチャレンジ2023」(略称:ソイチャレ2023)チャレンジコンテストで最優秀賞を受賞したチームNo.25「革新的な次世代技術によるパーソナライズド広告の瞬時展開システム」の実証実験をビオルネ枚方で実施しました。当日は「第3回 水都くらわんか花火大会」の開催があり、多くの来場者がありました。
 
 チームNo.25の「革新的な次世代技術によるパーソナライズド広告の瞬時展開システム」は、デジタルサイネージ広告において、顧客に最適な情報を提供できていない課題にアプローチするため、AIを活用した映像処理技術を用いて広告の最適化(パーソナライズド広告)を行うシステムを提案したものです。顧客に最適な情報を提供するとともに、企業も売り上げ向上や、より詳細な顧客情報を収集することができるシステムの完成を目標にしています。
 今回の実証実験では、「スマイル診断」と称した体験型イベントとしてシステムをパッケージ化し、来場者の「表情」「服の色」「年齢・性別」をあらかじめ用意したデータベースからAIが照合して、来場者に最適な広告を掲出しました。「表情」はカメラで認識した来場者の口角を数値化、「服の色」は色認識プログラムにより識別、「年齢・性別」はデータベースに存在する約26,000枚のモデル画像と照合させています。ソイチャレ2023の発表時からパーソナル情報の読み取り時間を短縮するように調整することで、より低スペックなパソコンでも動作するように改良しました。
 このパッケージでは、ディスプレイの前に立つことで、自動的にカメラが来場者の情報を読み取り、読み取った情報をもとに解析中画面と結果画面にビオルネ枚方にある店舗などの広告を表示。自分に合った広告だったかをアンケートで回収し、パーソナライズド広告として機能するかの実証実験を行いました。本研究に取り組む多田圭佑さん(情報知能学科4年)は「次回は11月に開催される北山祭(学園祭)で展開する予定なので、今回の実験結果を詳細に分析して、システムとしての完成度を高め、より多くの人を呼び込めるツールにしたいです」と今後の意気込みを語りました。
  • 出展した知能応用システム研究室(主宰:尾崎敦夫 教授)の学生ら
  • 多くの来場者で賑わった
  • ビオルネ枚方屋外の防災ビジョンでは出展を告知する広告が掲載された