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ニュース アバターロボットを開発する世界的コンテストのセミファイナルに出場します

トピックス
 ロボット工学科・フレキシブルロボティクス研究室の谷口浩成准教授と河端嶺さん(ロボティクス&デザイン工学専攻博士前期課程1年)、藤しずくさん(ロボット工学科4年)が所属するチーム「X:Presence」がXPRIZEと全日本空輸(ANA)が主催する国際技術賞金コンテスト「ANA Avatar XPRIZE」のセミファイナリストに選出されました。
 「ANA Avatar XPRIZE」は、人間の感覚や行動、存在感を遠隔地と繋げるアバターシステムを開発する賞金総額1,000万ドルのコンテストで、16カ国から38チーム(日本からは7チーム)が9月に米国マイアミで開催されるセミファイナルに出場します。
 
 X:Presenceは、20人以上の企業人や大学教員・学生から結成された合同チームです。素材や内部の部品に柔らかさを積極的に取り入れることで、人と接触しても安全でかつ、従来のアバターロボットでは体験できない深いコミュニケーションを実現するソフトアバターロボットを開発中です。カメラによるセンシング(計測)機能を利用して、遠隔地にあるロボットに人と同じ動きをさせることで、ロボットに対面している対話者と遠隔でコミュニケーションをとることができます。6月9日には本学メンバーを含めた7人のコアメンバーが梅田キャンパスに集まり、遠隔地に設置するロボットが入力信号に正しくレスポンスするかを検証しました。同研究室では主にソフトアバターロボットのボディ、アーム、ハンドの開発を担当し、ロボットの躯体から組み込むソフトウェアまで、すべてをチームで作り上げ、7月のビデオプレゼンに向けて全力で作業を進めています。
 
 何かコンテストに挑戦してみたいと思い参加した藤さんは「なかなかうまくいかないことも多いですが、試行錯誤の日々に成長を感じます」と声を弾ませます。また、もともとアバターロボットに興味のあった河端さんは「国内外からさまざまなチームが参加している中でセミファイナルまで残れたことが素直にうれしいです。このままファイナル出場を果たしていい結果を残したいです」と意気込みを語ってくれました。