大阪工業大学

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ニュース 5年連続!現役学生が難関の弁理士試験に合格

トピックス
 1月11日に弁理士試験の最終合格者発表があり、日笠竜斗さん(知的財産学科4年)が合格しました。同試験は難関として知られ、今年度の合格率は6.1%という狭き門でしたが、知的財産研究科および同学部は5年連続で現役学生から合格者を輩出しました。
 
 弁理士試験に合格するには、1次試験(短答式筆記試験)、2次試験(論文式筆記試験)、3次試験(口述試験)の3つのステップを突破する必要があります。本学では2015年度から、それぞれのステップに応じた指導体制を構築し、受験希望者をきめ細やかにサポートしています。同学部が開催する「弁理士受験会」(年間72回、模擬試験4回)では1次試験対策、「弁理士受験会アドバンスコース」(年間25回)では論述スキル向上を中心とした2次試験対策、指導教員の五丁龍志教授の私設勉強会である「知財塾」(年間53回)では、法律・条約の基礎知識を学びます。これらに加え、2018年度から2次試験の論文対策の基礎スキル向上に特化した「弁理士受験会ミドルコース」(年間25回)を追加するなど、支援体制をより一層強化して継続的な合格者輩出を目指しています。
 
 また、「弁理士受験会」の学生たちによる自主的な取り組みも年々活発化しています。学生たちは「学生勉強会」を開催し、弁理士試験に合格した先輩が後輩を教えたり、目標を同じくする良きライバルの学生同士がディスカッションしたり、互いに学び合う仕組みを構築しています。更に今年度からは2017年度に弁理士試験に現役合格した卒業生らも後輩らへの指導を担っており、新たな指導体制も構築されつつあります。
 
 こうした学びの機会を活用して見事弁理士試験に合格した日笠さん。入学直後から「弁理士受験会」と「知財塾」に入り、学部1年生のときから弁理士試験に挑み続けました。日笠さんは「学部生の間に弁理士に合格する目標を果たせてうれしいです」と目を輝かせました。また、昨年度の合格者である兄の将馬さんに続き、兄弟での現役合格を成し遂げました。「4年連続で現役生が合格していたので、“それに続かなくては”というプレッシャーが一番大きかったです」と当時の心境を打ち明けてくれました。
 
 同研究科と同学部は国内唯一の知的財産を学問領域とする専門職大学院・学部として、知的財産のプロフェッショナルの養成に更に注力していきます。