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ニュース ソーシャル・オープンイノベーションチャレンジ2022のアイデアコンテストを開催しました

トピックス
 本学は8月26日、北大阪商工会議所との共催で「ソーシャル・オープンイノベーションチャレンジ2022」(略称:ソイチャレ2022)のアイデアコンテストをオンラインで開催しました。ステークホルダーの抱える課題をアイデアソン・ハッカソン形式で、大学・企業・行政が力を合わせて解決することを目的としています。
 
 アイデアコンテストに先立ち、6月のキックオフ・ミーティングで9つの課題が提示されました。当日は、情報科学部だけでなく、工学部環境工学科や摂南大農学部の学生もメンバーに加わった43チームのエントリーの中から、予備審査を経て選ばれた15チームが課題解決策を発表。ステークホルダーや協賛企業の職員らが審査員となり、「貢献度」「独創性」「完成度」「波及効果」「計画」の5項目から各チームのアイデアを評価しました。
 
 審査の結果、最優秀賞には40班の「避難所運営支援システム」と19班の「エディブルフラワーを用いた街活性化」が選ばれました。
 
 40班は、行政担当者が人出不足や交通機能の損傷により、避難所に行くことが出来ない場合でも低消費電力で動作するWi-Fiセンシング技術やLoRa通信を利用し、避難者の人数検知やコロナ感染者数などの避難所の状況把握を行い、そのデータを伝達・分析することで、適切な運営支援を行うシステムを提案しました。人数検知の精度を上げるため、スマートフォン保有率に関する国の統計データや枚方市のオープンデータを活用し誤差を改善する方法や通信インフラに障害があっても独立した通信網を構築できるLoRa通信の利点などを紹介しました。
 
 19班の提案は、昨年度のHirathonアイデアソン及びハッカソンコンテストでも最優秀賞を受賞したエディブルフラワー(食用花)を枚方市の特産品にするという取り組みです。コロナ禍による観光客減少に対して、都市型農業を用いて枚方市の新たな特産品を開発し、新規の集客や活性化を目指しています。摂南大農学部教員のアドバイスを受け、自動栽培キットの販売に向けたシステムの安定化や小型化に取り組むほか、起業に向けた準備、12月に開催される農業まつりでの自動栽培キットの展示や摂南大食品栄養学科と共同開発した創作スイーツの配布、WEBサイトの制作・検索ヒット率の向上など、さまざまな角度から実践的な活動を継続して行っています。
 
 審査員からは「避難所運営課題をデジタルで解決するプランとして良く考えられている。誰一人取り残されない社会をつくるため、ぜひブラッシュアップしてほしい」「枚方市がエディブルフラワーで良くなっていくと予感させる提案だった。産学官連携も上手く進んでいるようで、今後は飲食店や商店街、別海市とのコラボなど、より広がりのある展開を期待したい」と両班にエールが送られました。このほか、各企業賞とステークホルダー賞の発表もあり、40班はリコージャパン賞も受賞しました。
 
 今後、1月のチャレンジコンテスト(ハッカソン)に向けて、再度エントリーを受け付け、各チームはアイデアのプロトタイプ開発などに取り組んでいきます。
 
【最優秀賞】
 40班「避難所運営支援システム」
 19班「エディブルフラワーを用いた街活性化(摂南大農学部と連携)」
【優秀賞】
  3班「ドローンと画像認識による家屋把握」
 28班「えほんライブの効果の数値化」
 30班「予測センシング技術を用いた臭気予測と酪農環境へのフィードバック(環境工学科と連携)」
 36班「メディア技術を活用した絵本ライブ効果の可視化とオンライン絵本ライブに向けた提案」
【北大阪商工会議所賞】
 12班「EE(良い)システム」
【ソフトバンク賞】
 8班「別海町の臭気対策」
【リコージャパン賞】
 40班「避難所運営支援システム」
【富士通Japan賞】
 6班「古着を活用した染物体験」
【枚方信用金庫賞】
 3班「ドローンと画像認識による家屋把握」