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ニュース 広島県・宮島(厳島)の工大サミット連携PBLに本学学生が参加

トピックス
 8月19、20日と9月9、10日に「令和4年度工大サミット連携PBL」が開催されました。広島県・宮島(厳島)と工大サミット加盟大学である広島工業大五日市キャンパスに約60人の学生が集まり、本学からは3人が参加しました。
 
 このPBLは昨年度開催された第4回工大サミットで、当該連携を通じて加盟大学の学生交流の促進を図ろうと提案されたもので、今年度から同サミットに加盟した北海道科学大を含めた9大学の学生らが広島工業大と地元自治体の廿日市市が取り組んでいる「宮島町家の保存と活用」をテーマに、解決策を提案するためのワークショップやフィールドワークを行いました。
 
 前半の8月19、20日は、課題発見編として初日に広島工業大の教員によるガイダンスを受けた後、島内を現地調査。町屋や資料館などを見学して、ワークショップを行い、翌日は同大五日市キャンパスで調査内容の発表を行いました。
 後半の解決提案編では、9月9日にも再び宮島を訪れ、前半でまとめたテーマに基づき現地調査とワークショップを実施。10日には同キャンパスでPBL授業としての最終的な取りまとめと地域課題解決のための提案を発表しました。
 
 青山健生さん(建築学科4年)が所属した1班は「~朝の宮島、夜の宮島~」と題して提案。宮島への来島者が年々増加傾向であるのに対し、宿泊者数が横ばいであることに着目し、朝と夜に楽しむことができる観光資源を取りまとめました。また、空き家となっている町家を活用・保存するため、町家で島の暮らしを体験できるプランも提案。青山さんはこのPBLに参加して「有意義な時間と経験を体験することができたと思います」と感想を述べました。
 川上玄さん(同)の4班は「~町家の景観保存からたのしい宮島観光へ!~」と題して、安価な建材として、同島でも使われているトタンが歴史的な景観を乱している点と無料で使える休憩所が少ないといった課題にアプローチ。町家のトタンを外し、町家と町家の間に休憩所を設置することで景観保全と観光の利便性向上を図る提案を行いました。川上さんは「工大サミットにはさまざまな学部・学科の学生が参加していて、内容が建築に関することだけではなかった点に少し戸惑いましたが、それも含めてよい経験になったと感じています」と活動を振り返りました。
 井田雅治さん(同)ら5班の発表テーマは「魅力たっぷり!!!」。観光客に町家の魅力が十分に伝わっていないと考えた同班は、町家通りの店舗や観光客に聞き込み調査を行い、町家の魅力を訴求するポスターを製作しました。井田さんは「他の大学との学生と活発な交流が出来て楽しかったです」と笑顔を見せました。
 
※工大サミットの詳細はこちらから