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ニュース 大阪市北区豊崎東地域集会施設の基本計画プレゼンを行いました

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 10月17日(月)、工学部建築学科の寺地洋之教授と建築・都市デザイン工学専攻の大学院生3名が、大阪市北区と本学の連携事業として、豊崎東地域に建設を予定している地域集会施設の基本計画について最終プレゼンを行いました。

 この取組みは、天神橋筋商店街や地下鉄天神橋筋六丁目駅に近接するエリアで地域活動の拠点として使われてきた豊崎東会館とその周辺区画の再整備に合わせて、地域の集会施設を新しく建設する計画があることから、本学に基本計画案の作成依頼がありスタートしました。

 今年の6月から北区役所、地域住民や地元企業の方々から地域の歴史や新しく建てる集会施設の要望等をヒアリング。これまで使用してきた豊崎東会館では地域活動をはじめ、子ども食堂やフリースクール、地域住民の憩いの場として多目的に利用されていました。新しく建てる集会施設の資金計画や、地域住民の方々の熱い思いを汲みながら要望を種々選択し、プランをブラッシュアップ。これまで計3回の基本計画案を作成しプレゼンや意見交換を行ってきました。

 そして今回が4回目となる最終プレゼンでは、集会所と地域のみなさんが気軽に立ち寄れるように前庭を計画し、内部での活動が外から見ても溢れ出すような工夫が施され、2階では多目的室や自習室など、年齢を問わず活用できるよう提案を行いました。基本計画に参加した大学院生からは、「大学の課題では自分の思い描くアイデアを自由に設計してきたが、コストや利用方法を意識し、実際に利用する方たちの意見を含めて考えながら進めていく難しさなど、今までにない貴重な経験ができました」と発言がありました。

 当日は北区役所の前田区長(本学建築学科のOB)から、「厳しい条件かつ地域の方からの多くの要望を巧みに調整した良い計画案をありがとうございました。これからどう具体的に進めるか、豊崎東地域の考えを引き続きサポートしていきたい」とコメントをいただき、豊崎東地域活動協議会会長と区長からは本学の4名に感謝状を贈呈いただきました。

 今後、同エリアの施設解体後、土地の整備を行い竣工に向けて数年をかけて進んでいかれる予定です。