先進研究クラス(2023年度入学生〜)

2023年度以降の入学生を対象として、研究開発を志す方のために「先進研究クラス」を開設しました。このクラスでは、2年生後期から先進的な研究に取り組む環境が提供されます。
2年生前期までに一定の成績を修めた希望者が先進研究クラスに配属されます。
関連科目
- 1年生前期「生命工学概論I」
生命工学分野の研究を学びます(対象者:全員) - 2年生前期「生命工学概論II」
生命工学分野の研究を学びます(対象者:全員) - 2年生後期「先進研究ゼミナールI」
研究室に配属され生命工学分野の研究に取り組みます(対象者:先進研究クラス配属者) - 3年生前期「先進研究ゼミナールII」
研究室に配属され生命工学分野の研究に取り組みます(対象者:先進研究クラス配属者) - 3年生後期「生命工学ゼミナール」
優先的に研究室配属されます(対象者:先進研究クラス配属者)
講義一覧
生命科学履修モデル
我が国の未来を支える・変える生命工学

生命を知り、製薬・遺伝子治療・食品・化粧品に関わる技術開発を目指します。
例えば
天然物質や微生物から新たな有効成分を発見・単離し、健康増進や機能回復につなげます。
細胞や身体が働く機構を調べ、病気の治療につなげます。
医工学履修モデル
我が国の未来を支える・変える生命工学

カリキュラム(2018年度〜)
学年 | 基幹科目・卒業研究 | 医工学系 | 生命科学系 | |
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必修 | 選択必修 選択 |
選択 | 選択 | |
全科目履修 | 最低20科目履修(選択必修を7科目以上含むこと) | |||
1年 | キャリアデザイン | 人体生理学Ⅰ● 無機化学●○ 電気工学基礎 |
医工学概論 | 生命科学概論 |
2年 | 生命工学PBLⅠ 生命物理演習 生命数学演習 生物実験 化学実験 |
生化学Ⅰ●○ 人体生理学Ⅱ● 有機化学Ⅰ●○ 生化学Ⅱ●○ 有機化学Ⅱ●○ |
バイオエレクトロニクス 生命計測工学 生物物理学● 高分子工学●○ |
免疫学 |
3年 | 生命工学PBLⅡ 医工学実験 生命工学ゼミナール キャリアデベロップメント 工学英語 |
微生物学●○ 先端技術論 公衆衛生学●○ |
生物物性工学 バイオメカニクス● 生体システム工学 バイオマテリアル● 人工臓器 |
遺伝子工学● 分析化学●○ タンパク質工学●○ 生物化学工学 細胞・組織工学● 生物情報工学 食品化学工学●○ 機能性食品学● 食品加工学● 食品衛生学●○ 医薬概論● |
4年 | 生命工学研究ゼミナールⅠ 生命工学研究ゼミナールⅡ 卒業研究 |
●:食品衛生管理者関連科目、○:甲種危険物取扱者関連科目
なお、これらは変更されることがあり、実際は入学時に配布される学生便覧等によります。
また、卒業するためには上記専門科目の他に基礎科目を履修する必要があります。
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専門科目ピックアップ
キャリアデザイン
1年前期では、全員が10人程度のグループに分かれ、各教員が担任のような形で自由研究に取り組みます。
細かいテーマ設定や作業内容は教員が指示しないので、学生たちが話し合いの中で決めていきます。研究結果は授業の最終日にパワーポイントを使って発表します。学生の自主性とコミュニケーション能力、そして基礎的な実験スキルを育てることを目的としています。学生実験
2年前期から、生物実験、化学実験、医工学実験で各研究室の研究内容の基礎となる実験を行います。生物実験では、遺伝子組換え、マウスの解剖、粘度と流体の挙動解析などを、化学実験では、クロマトグラフィーによる分析、エステル合成反応、タンパク質吸着量の測定などを、そして医工学実験では、食品加工、各種工作(旋盤加工など)、生体信号の計測などを行うことで、様々な分野の技術を学びます。生命工学ゼミナール
3年後期から希望する研究室に所属し、卒業研究・大学院進学・就職のための準備を始めます。先輩の卒業研究の引き継ぎをしたり、卒業研究に関する英語論文の輪読、細胞培養などのスキル修得を行います。 -
国際交流(海外研究機関への留学)
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海外留学
語学を学び、文化を体験する充実のプログラム
夏期・春期の休暇期間中に海外協定校などの協力を得て、英語圏での語学研修プログラムとアジアの国・地域での文化体験プログラムを実施しています。(参加時点での語学力は問いません。)語学力の向上やグローバルな視点を身につけることが可能です。
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国際PBL(International PBL Program [Hands-on Engineering Program] )
グローバルな交流を通じてPBLの成果を体験する。
本学の各学部で展開しているPBL(Project-Based Learning)の国際版です。
学部2〜3年次の学生を主な対象として、海外の学生と混成チームを作り、1週間程度、共通の課題に取り組むプログラムです。コミュニケーションはすべて英語で行います。
国際交流を通じてPBLの成果を体験し、グローバルな人材を育てます。
卒業研究・大学院研究
卒業研究
3年後期から研究室に所属し、卒業研究を開始します。基本的な実験スキルを身につけるとともに、ゼミでの英語論文紹介や研究報告などでコミュニケーション力を磨きます。
学生によっては、その成果を学会で発表することもあります。学会で発表する学生には、大阪工業大学後援会から研究活動援助金として年間3万5千円が援助されます。
2月に開催される卒業研究発表会では、すべての卒業予定者が自らの研究内容を発表しており(関係者以外非公開で実施しています)、秀れたものには卒業祝賀会で優秀発表賞が授与されます。
大学院研究
大学院では、研究室に所属して先進的な研究活動を行います。実験手法立案のスキルなどを身につけるとともに、後輩学生と協力して研究を進めることで指導力やコミュニケーション力を磨きます。
学会での研究発表も活発に行っています(下図)。学会発表する大学院生には、大学より研究活動奨励金として年間5万円が支給されます。また海外での発表では航空賃・宿泊費などが支給されます(在籍中1回に限る)。
このように、学部より高度な知識を身に付け、関連分野の第一線で活躍できる人材を養成するための研究環境を整えています。
2月に開催される修士論文公聴会では、すべての修士課程(博士前期課程)修了予定院生が自らの研究内容を発表しており(原則として一般公開で実施しています)、最も優れたものには卒業祝賀会で優秀賞が授与されます。
なお、優れた大学院研究として認められた場合、大学推薦によって学生支援機構から受給した奨学金が、全額あるいは半額免除されることもあります。
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生命工学分野における関西圏内大学の学会発表件数
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